左官工事

「白い壁」の神秘の世界「漆喰壁補修」(お寺編)

2017年5月8日

pasja1000 / Pixabay

お寺の漆喰の内部壁を、補修しました。

漆喰しっくい)とは、瓦や石材の接着や目地の充填、壁の上塗りなどに使われる、水酸化カルシウム(消石灰)を主成分とした建材です。

その機能性の高さから、日本では社寺仏閣などで使用されることが多いです。

今回、使用した材料は、富士川建材工業㈱の「白い壁」です。

この材料は、漆喰壁を、現代の左官工事に適合するように「塩焼き消石灰」を主原料としています。

材料搬入状況です。 (クリック拡大)

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それでは、施工手順です。

1.着工前の、漆喰壁破損状況です。

(クリック拡大)⇓

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2.既存の漆喰をはがし、下処理(接着剤塗布)をします。

(クリック拡大)⇓

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3.白い壁1袋(20kg)に、水約18ℓを加え 均一に練り合せます。

その材料を塗り込んでゆきます。

(クリック拡大)⇓

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これで、完成です。

anaterate / Pixabay

とても、施工工程が短く、よい製品だと感じました。

日本漆喰協会の検査基準合格品でもあり、調湿効果があります。

材料の強アルカリによる抗菌・防カビ機能も優れています。

なかなか使用する機会がなかったのですが、いろいろ勉強にもなりました。

カタログは、下記です。

 

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