屋根板金工事

今まで黙っていたんですが。。。鬼板が好きなんです!

2014年10月14日

年齢を重ねるごとに、好奇心が剥がれおち、そのことが、すべてのモチベーションの低下に直結しているにちがいない!

そんなことを考えている、秋の夜。

いろいろな物事の興味が薄れていくなか、古い建物に魅せられることが多くなってきました。

そのなかでも、寺社建築は、感じるものがあるのです。

さて、今回は、鬼板です。

その裏側まで見せちゃいます。

鬼板とは、寺社などの、屋根の箱棟の両端に、鬼瓦の代わりとして取り付ける木製の棟飾りのことで、鬼面のないものをそう呼びます。

最近、鬼板の形状を調べており、様々な種類に毎夜出合っています。

既製品では、「護国(もりくに)」「アマルメ」などのメーカーがあります。

下記カタログ(護国勾配自在型鬼板)参照↓

(クリック拡大)

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鬼板の役目は、いろいろな説があります。

  • 風雨にさらされる箱棟の端部の補強(重量のある鬼板の使用)
  • 宗教的な理由(中央に家紋を入れることもあります)
  • 魔除けの象徴(火災予防)

いずれにしても、鬼板を設置することによって建物が引き立ちます。

古代から、日本建築のすばらしさを演出・凝縮し、その形状は技術の結晶です。

私が鬼板を好きな理由は、その形にあります。

わたしが関係した「鬼板」の数々です。

いろいろな形状をご覧ください↓

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鬼板の施工方法は。。。

屋根と箱棟の部分に、木材で下地を入れて、そこに組み込んで取り付けます。

屋根工事の、最後の工程となります。

取付の様子と、あまり見ることのないであろう裏側です↓

(クリック拡大)

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日本の歴史的寺社建築物のほとんどに採用されている「鬼板」

あまり大きな声では言えないのですが。。。これからも鬼板Loveです。

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