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型枠工事の見積内訳書(その2)

前回の内訳書を説明します。

型枠には、積算上の分け方として、一般、打放し、特殊枠があると書きましたが、通常一般型枠とは、仕上げにおいて隠れる部分(基礎、スラブ下、柱、梁、壁などの最終的に見えなくなる部分)に使用する枠です。

打放し用型枠とは、タイル直張り、クロス直張り、外装塗材直吹きなどの部分に使用する枠です。

ただし、打放し素地仕上げ(コンクリートの肌をそのまま見せる)の場合は、一種の特殊枠に分けられます。

通常の、打放しコンクリートにおいては、ポリマーセメントモルタルなどで下地修正を施すため、肌合いは仕上げにはさほど影響
はなく、むしろ倒れや通りなどの納まりが重要であることに対し、素地仕上げの場合は型枠材そのものが仕上げ材同等となるため、材質や仕口、納まり、取付金物(セパレーター等)の割付け、枠の清掃等が仕上がりを決めることになります。

そのため型枠の及ぼす影響が大きく、単価にも跳ね返ります。
特殊枠には、他に曲線枠などがあります。
内訳書の仕様の中で、R枠と表現している部分がそうです。

単価の差額は、昨日の内訳書を見てください。
もちろん参考価格ですが、この程度違うということです。

項目としては、他に、運搬費/廃材処理費があります。
とくに昨今、産廃処理に関しては型枠に限らず、単価アップの傾向にあります。

次に、型枠に取付けて、コンクリートに打ち込む様々なものの説明をします。

面木とは、打放し部分の出隅部分に、面を取るためにつける三角状の材料のことです。
最近は、転用のききやすいプラスチック製が多いです。

目地棒とは、仕上げ面に目地をつくるため、あるいは縁を切るため(コンクリートの打継ぎ部分等)にコンクリートに埋め込む細い棒状の材料をいいます。
この材質も面木と同様に、木材、プラスチックなどがあります。

SF板とは、スタイロフォーム(断熱材)のことです。
これも、型枠に取り付け、コンクリートと一緒に打ち込みます。(後貼工法もあります)

天井インサートとは、天井を組むときに使用する吊り棒を取付けるための金物です。
これには型枠用とデッキ用があり、更に断熱材や耐火材吹付用が用途に応じて用意されています。

耐震スリットとは、簡単にいえば建築物の柱・梁が、地震の発生時、せん断破壊するのを防止する為に、建築物のコンクリート壁の中に埋設して、柱・梁と壁の縁を切る耐震用の建築材料のことです。
いろいろな種類、寸法があります。
価格もいろいろです。
これも、コンクリート打設前に型枠に取付けます。

最後に、避難ハッチですが、マンションベレンダのスラブに、ついていますよね。
これを、取付ける手間をあらわしています。

他にもいろいろな細目がありますが、一般的な物を書いてみました。
型枠工事は、躯体工事の中で、もっとも重要な工種のひとつであり、全工種の中でも総人工数の多くかかる工事です。
そういう意味でも、積算時からの綿密な工事管理が必要です。

某現場の基礎型枠取付状況です↓
(クリック拡大)




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