仮設工事

建築工事における「親綱、支柱、安全ネット」その1

投稿日:2009年5月31日 更新日:

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今回は、仮設工事における親綱、親綱支柱、安全ネットに関して、記述します。

実際いろいろな使用パターンがありますが、鉄骨造平屋建の倉庫を例にとって説明してゆきます。

親綱とは高所作業に用いる安全帯のフックを掛けるロープのことです。
その親綱を張るために用いるのが親綱支柱です。
安全ネットは、墜落を防ぐために張るネットです。
それでは、鉄骨を立てる際に使用する一般的な親綱、安全ネットの設置手順の説明を致します。

高所での作業は基本的に、安全ネットの上であるか、建物端部や安全ネットの無い場所、状態では、親綱への安全帯使用が絶対条件となります。
ここでポイントは、先行設置という考え方の作業手順です。

1.最初に親綱の設置方法です

まず、鉄骨材の玉掛荷揚げをする前に、親綱を梁上に沿わせるように配置します。
この時点で、親綱支柱も一緒に設置します。

下記写真は、某現場における親綱設置状況です↓
(クリック拡大)
親綱設置01 親綱設置02

ここでの注意事項は、高所の作業員が、危険な状態にならないように必ず手の届く範囲に親綱の端部を置くことです。

2.柱に梁を上架し、親綱や支柱の方向などが間違ってないかを確認します。

3.高所での作業員は、前もって設置された親綱に安全帯を掛けて、次の梁を設置します。

下記写真参照↓
(クリック拡大)
親綱設置03 親綱設置04

4.梁の接合が完了したら、相方と確認をして梁の上に載っている親綱の設置をします。

玉外しの作業は必ず親綱設置後におこないます。
設置した親綱に安全帯を掛けて、玉外しをおこないます。

5.以上の作業を繰り返し、親綱を設置します。

親綱支柱間での親綱の最大スパンは9m以内です。
高所での作業をできるだけ効率よく行うことがポイントではないでしょうか。

最近は、「安全帯の二丁掛」が、常識です。
これは、親綱から別の親綱にわたるときに、安全帯を二つ使用し、ひとつのフックを別の親綱に掛けてから、もうひとつの安全帯のフックを外して移動する安全行動です。

次に安全水平ネットの設置方法ですが、これは次回の記事(その2)に致します。

最後に、親綱及び親綱支柱の材料の写真を紹介します↓
(クリック拡大)
左の写真が親綱と親綱緊張器で、右の写真が親綱支柱です。

親綱材料01 親綱支柱材料01




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