建築情報「けんけんちくちく」
建築関係の方、必見です。あらゆるノウハウが満載です。工種をカテゴリー別に分類しています。作業手順などを写真、ビデオでわかりやすくまとめています。

*

トロウェル(左官工事)を使用したコンクリート金ゴテ押さえ

左官工事において、床のコンクリートを打設した際に、そのコンクリートを平滑にし床を仕上げるために、今まで幾度かいろいろな工法を記事にしてきました↓

はじめて知った、コンクリート金ゴテ押さえ
優しく叩いて下さい!左官タッピング工法

今回は、「トロウェル」を紹介します。

これは、床面に打設したコンクリートをならすために用いられる動力機械です。

機械に鏝が付いていて、回転させながらコンクリートを平滑にします。

つまり、土間コンクリートを仕上げる為の機械鏝です。

床コンクリート直均し仕上げにおいて大切な事項のひとつに、以前の記事「コンクリート金ゴテ押え」における作業手順のなかの「締まり具合を観て、金ゴテで強く押さえ平滑にする」が挙げられます。

この作業は、床を仕上げる過程において非常に精度と技術が求められます。

このため、人の手によってコテを使用してなでるよりも、機械を使ったほうがより効率的と考えられます。

もちろん面積の大きな床を仕上げるためには、多くの左官工の手間が必要です。

トロウェルは、着脱可能な円形状の鉄板を組み合わせる事によって、仕上げの効率が大きく上がるのです。

また、高価ではありますが、機乗式の機械もあります。

使用方法は、コンクリートがアミゲタ(まだ固まらないコンクリートの上を歩行するための網状の履物)で乗れる程度になった時点(ある程度硬化した時点)で、トロウエルの円盤を回転させて、コンクリートを脱水させ、水分が吸いやすいように表面の薄い層を取り除きながら、平滑に仕上げてゆきます。

この機械を使用してピカピカにコンクリートを擦り上げると、ほんとうに表面が鏡のように光沢のある仕上げになるのです。

トロウエル機に求められる仕様は下記が挙げられます。

1. 低重心で安定した操作性。

2. 運搬に便利な軽量化とコンパクト化(機械は結構重いのです)

3. 安全性の確保(これは当然です)

下記写真は、某現場において、使用しているトロウェルです。

床の仕上がりは、コンクリート金ゴテ押え素地で、用途は機械倉庫です。

左がコンクリート均し状況、右がトロウェル使用状況です↓
(クリック拡大)

コンクリート均し状況01 トロウェル01

下の写真の中で、用語説明をしています↓
(クリック拡大)
トロウェル本体01

今後、より改良を重ねた機械が出現してくるのかもしれません。

【送料無料】友定建機 ハンドトロウェルM NMS-75-3




**関連記事も御覧下さい**

床モルタル打設の人気がなぜ無くなったのか、説明いたします!

今回は、左官工事です。 床モルタル工法を紹介します。 これは床にモルタルを流し込み、下地

記事を読む

左官外部塗り壁

塗り壁とは、一般的に、左官職人が金属のコテを使い、仕上げる壁を称します。 塗り壁は、左官工がコ

記事を読む

とてもわかりやすい、土間のコンクリート打設(ビデオ編)

いつものように、コンクリート打設です。 今回も、ビデオにて紹介します。 打設箇所は、土間(1階床

記事を読む


  • 平石政美

    トローウェルのスムージングディスクとはねを紹介してください

  • 平石政美さん、コメントありがとうございます。
    スムージングディスクは、下記サイト等において紹介されています。
    参考にしてみてください。
    建材建機ネット
    http://www.kenkennet.com/company/tms0512/jp/p003.html
    グッドジョブツールス
    http://www.good-job-tools.com/101.html
    友定建機
    http://www.arde.co.jp/search/item.asp?shopcd=17239&item=3523-12011000
    これからもよろしくお願いします。

  • なな

    翻訳の仕事をしているものです。トロウェルについて調べ物をしていて、こちらにたどり着きました。もしよろしければ、少々教えていただけないでしょうか?
    電動のエポキシ樹脂用のトロウェルついての記述です。この仕様に「容量」という表現があるのですが、ネットでトロウェルのメーカーサイトを調べても、羽根のサイズなどは記載がありますが、容量という表現が見当たりません。何の容量かと悩んでおります。その他、「後輪により、より安定」「このハンドルの角度により手押し車よりモルタルを直接投下可能」「ホッパーにバイブレーターがついている」というような表現もあります。ホッパーガンというと、モルタルなどをじょうご状の容器に注入し、そこから施工部分に直接出しながら、先についたコテで均一に塗る、という道具のようですが、ホッパーとはそのジョウゴ状の物や機械の下について、口を開け簡単に中に何かを入れられるような部分のことのようです。
    総合すると、このエポキシ用トロウェルは、単に表面をならすだけでなく、素材を出しながらならしていく、という物かと想像しているのですが、果たしてこういう物は存在しますか?またこれについてご存知であれば、教えていただきたいのですが。よろしくお願いいたします。

  • 先ほど質問した者です。どうやら原文が色々なタイプのトロウェルをごちゃ混ぜにして説明していたようで、情報が交錯していました。何とか解決しましたので、お知らせいたします。お騒がせしました。質問しておきながら申し訳ありません。
    どうやら、トロウェルという名称はついていながら、実は手押しのスクリードだったらしく、こちらは電動のトロウェルとは別物の説明であることが判明し、解決に至りました。これはボックスにエポキシモルタルを入れて、押しながら施工面にモルタルを出し(投入?投下?モルタルを出すことを言い表す専門用語ってあるのでしょうか?)ボックス下についているスクレーパー状の(これがスクリードだと思いますが。日本語ではこれは”とんぼ”にあたるのでしょうか?)板で均一にならして施工していく、という道具のことでした。なので、容量とあるのはやはりモルタルを入れる容器がついているためでした。
    一応そんなわけで解決しましたが、「モルタルを出す」の用語、「スクリード=とんぼ?」について、もしご迷惑でなければ今後の参考に教えて下さい。よろしくお願いします。

  • ななさん、コメントありがとうございます。
    返答遅れました。
    最初の「モルタルを出す」の表現ですが、建築工事では、床等にモルタルを打設する、サッシュと躯体の隙間にモルタルを詰める(詰めモルタル)、コンクリート隙間部分にモルタルを圧入する、等が一般的ではないでしょうか。
    また、「スクリード」とは、
    コンクリート舗装をする際に、フィニッシャ・表面仕上げ機の機構の一部のこと。
    ですよね。
    このことと、「とんぼ」との用語の関連性は、私には理解出来ませんでした。
    また、何かございましたら、コメント願います。

  • ご回答ありがとうございました!
    大変助かりました。このページを何度かチェックしていましたが、お返事がなかったので、その後ついつい足が遠のいてしまいました。ご回答に気づかず申し訳ございません。モルタルを出す、の表現は本当に参考になりました。その他にも丁寧に教えていただき感謝したします。
    また何かあれば、お言葉に甘えてこのサイトにお邪魔させていただきます。よろしくお願いします。

  • 古屋祐介

    突然のメールで失礼いたします。
    私は社団法人セメント協会の古屋と申します。
    今般、弊会主催のセミナーにて講師の方がトロウェルの作業写真を必要としており、探しておりましたところ貴殿のサイトにたどり着きました。
    そこで誠に恐縮ではありますが、このページの写真を1点お貸しいただけないでしょうか。
    よろしくご検討いただきたく、お願い申し上げます。

  • 古屋さん、コメントありがとうございます。
    写真は、どうぞ御自由にお使いください。
    これからも、利用していただければ幸いです。
    よろしくお願い致します。





  • にほんブログ村 住まいブログ 建築工事現場へ にほんブログ村 企業ブログ 建設業へ
トップへ戻る ↑