鉄骨造の建物における、アンカーボルト設置工事を紹介します。
鉄骨の骨組みを、鉄筋コンクリート造部分に接合し、固定する方法として、一般的にアンカーボルトが使用されます。
通常、柱脚部分にて使用する事が多いです。
アンカーボルトの役割としては、建て方用と、構造用に分かれます。
構造耐力を負担しないボルトで、主に建て方の手段として用いられるボルトを建て方用と呼び、構造耐力を負担するボルトで、引張力/剪断力及びこれらの組み合わせ力を負担するボルトを構造用と呼びます。
形状としては、フック付き、フック無があり、太さ、長さにより区分されます。
施工する上で、一番大切な事が、埋め込み精度です。
鉄骨柱建て方時にアンカーボルトがベースプレートの孔に無理なく挿入出来、ナット締め付け時のベースプレートとの密着度を高めるためにも、位置と高さの精度が非常に大切です。
その取付方法ですが、固定埋込式と可動埋込式があります。
埋込式とは、アンカーボルト固定架台(フレーム)等を使用し、捨てコンクリートに固定し、上部の移動及び、下部のコンクリートの流れによる移動を防ぐ取付け方法です。
可動埋込式は、アンカーボルトの台直しを考慮した方法ですが、引張力の低下を招くため、構造設計事前打合わせが必要です。
設置方法は、ボルトの周りにラッパ(漏斗状の保温材等)を取付け、コンクリート打設後に取り外し、ボルト精度を計測し、寸法誤差部分を台直しします。
最近は、柱脚工事一式として商品化された、ハイベース工法、ベースパック工法等、固定柱脚工法が多くなっています。
下の写真は、固定埋込式のアンカーボルト設置状況と、その後の基礎柱鉄筋組立状況です↓

ハイベース01 ハイベース02
鉄骨工事現場施工計画書の作成マニュアル





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