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屋根板金工事

屋根板金(長尺金属板葺)

投稿日:2009年3月29日 更新日:

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はじめての、カテゴリー「屋根板金工事」の記事です。

今回は、屋根の種類のなかの、金属屋根に類する、長尺金属板葺を紹介します。

さて、金属屋根は数多くの工法があります。

大きく分類すると、瓦棒のようなたて葺き、一文字葺きに代表されるよこ葺き、平葺きなどがあります。

縦葺きは水の流れる方向と同じ方向に、長い屋根材を並べ葺く工法で、横葺きは屋根材を軒先きから棟へと葺きあげてゆく工法です。

金属屋根の最大の特徴は、素材が持つ耐水性です。

金属素材は、つなぎさえしっかりしていれば、素材への浸透性はほとんどゼロですから、大きな水量に耐えられます。

金属屋根の素材としては、銅、ステンレス、アルミ、鋼鈑などですが、銅以外は、それぞれ表面処理してあるものが普通です。

ステンレス、アルミ、フッ素鋼鈑、ガルバリューム鋼鈑、カラー鉄板などがあります。

下図は、板金屋根の、一般的な「立平葺」標準断面です。
屋根板金06

金属板金屋根の葺き方のポイントとして、「はぜ」があります。

「はぜ」とは、2枚の金属板の端を折り曲げ、引っ掛け合わせて継ぐ場合の折り曲げた部分の名称です。

はぜを利用して2枚の板を継ぐことを「はぜ継ぎ」、「小はぜ掛け」などといいます。

はぜは通常、板厚0.5㎜以下の鉄板や銅板で継ぎ合わせる場合に利用されます。

金属板金屋根は、この「はぜ」で保つといっても過言ではないでしょう。

次に一般的な、長尺金属板葺の工法です。

1.下葺きのアスファルトルーフィング類は、シートの長手方向200mm以上、幅方向100mm以上重ね合わせ、重ね合わせ部分及び要所を座当て釘打ち又はタッカーによるステープル留めとし、しわ、緩みなどの無いように張り上げます。

ただし、留め付け箇所は重ね合わせ部とし、適度な間隔でステープル等を打ちます。

下記写真は、某現場における、ルーフィングの材料と、張付け重ね状況、及び完成状況です↓
(クリック拡大)
屋根板金01 屋根板金02 屋根板金03

2.折り曲げ及び小はぜ掛け

a.長尺金属板の折曲げは、塗装又はメッキ及び地肌に、亀裂が生じないように行い、切れ目を入れずに折り曲げます。

また、箱形の隅等は、特に注意し、形に合わせて加工します。

b.小はぜ掛け(引っ掛け又はつかみ合わせ)のはぜの掛かり、折り返し等の幅は、15mm程度とします。

3.葺板、軒先包み板の類の留付け用付け子又は吊子は、原則として、通し付け子又は通し吊子とします。

4.1~3に定める以外は、屋根葺工法に応じた専門工事業者の仕様による。

下記写真は、吊子取付状況とハゼ締め状況です↓
(クリック拡大)
屋根板金04 屋根板金05

私の住まいは、長尺横葺き屋根ですが、21年間いっさいメンテをしていません。

かなり表面の塗装が薄くなってきており、積雪時の雪の落下も、スムーズに落ちなくなってきました。

早急な塗替えが必要だと感じております。

屋根葺き工事は多種多様にわたっており、今後もいろいろな記事を紹介したいと考えております。
現場監理ノート(建築編)30版増補




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