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外構フェンスの施工手順(基礎掘削から完成まで)

今回は、建築工事では、外構工事に分類される「フェンス」の施工について、記述いたします。

フェンスの役割としては、下記が挙げられます。

  1. 目隠し・プライバシー保護(外からの視線をカット)
  2. 美観(植栽などを含め、家全体の色調やデザインを確定)
  3. 防犯性・安全性、風などから家の被害を減少
  4. 境界の明示(領域を分け、サインとしての役割)

皆さん方の周りでも、敷地と敷地、敷地と道路、自分の家と隣の家、自分の家と道路、歩道と車道などの間には、フェンスがあると思います。

そのフェンスの種類は、材質では、下記が挙げられます。

  1. アルミ製(型材・鋳物)
  2. 木製(天然・樹脂)
  3. スチール製(焼付仕上等)
  4. ステンレス製

下記写真は、某現場においての、スチール製のフェンスと、木製のフェンスの完成写真です↓
(クリック拡大)


それでは、施工手順です。
最初に、基礎を作成します。

フェンスの基礎はとても大切です。
倒れはもちろん、風圧力に耐えなければなりません。
フェンスの形状によって、基礎の大きさを変える必要があります。
風通しが悪いフェンスの場合、倒れることの無いように、より頑丈な基礎を作らなければなりません。
構造計算をして、コンクリートを打設し、作成すれば丈夫な基礎が構築できます。
ただし、一般的には、フェンス専用のコンクリート製品等を使用します。
この場合も、フェンスメーカーによる施工要領書・施工指針を参考に、製品を選択します。
フェンスは、境界ギリギリに設置することが多いので、基礎が境界線をオーバーすることの無いように、施工します。

下記写真は、フェンス基礎のコンクリート製品です↓
(クリック拡大)

土を掘削し、この基礎を設置します↓
(クリック拡大)

基礎が完成したあとに、支柱と本体を取り付けます。

某現場で施工した、フェンスの材料の写真です↓
(クリック拡大)

手順は、下記です。

  1. 支柱を建て込む(コンクリート製基礎の穴に、パッキン等を用い、建入れを修正確認して、モルタルを詰めます)
  2. 支柱が固定されたあと(モルタル乾燥後)に、L型金具を支柱に固定します。
  3. パネルをL型金具に仮置きし、押さえ金具とボルト・ナットでパネルを仮固定します。
  4. 水糸などを用いて、通り・レベルを最終調整し、ナットを締め付けます。

(標準柱間隔は、2000mm程度が一般的です)

某現場におけるフェンス施工状況写真↓
(クリック拡大)

最後に、下記項目などを点検して、完成です。

  • ボルト・ナットの締め付けの点検
  • 施工上のよごれ、支柱周りのモルタルの付着
  • 施工上の傷、塗膜のはがれは、タッチアップ塗料で補修する

フェンスを決定する際には、風等がフェンスに及ぼす影響を少なくするために、控柱を作成したり、支柱間隔を狭めるなどの方策なども考える必要があります。
雪などに影響される場合もあります。
この兼ね合いを考慮し、場合によっては、植栽などを併用するのも、一案だと思います。

いずれにしても、隣地や道路の境界から、建物までの距離によって、フェンスの種類は、限られてきます。
その敷地のスペースを、上手に利用し、プライバシーの確保や防犯という観点を考慮しながら、仕様を決定することが大切なことだと考えます。

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