安全管理

333(さんさんさん)運動・・・工事現場の安全活動に、おすすめです!

2013年2月12日

前回に引き続き、「33.安全管理」の記事です。

以前、重機の周辺で、作業員が移動する際、使われる合図である「グーパー運動」を紹介しました。

今回は、玉掛け作業時の「(さんさんさん)運動」です。

じつは、この呼び名の運動は、日本に2種類あります。

ひとつは、これから紹介する建設現場での333運動です。

もうひとつは、「毎食(3食)後、3分以内に、3分間歯磨きをおこないましょう」という、歯磨き運動です。

これは、歯科医院などで、壁に貼られていたポスターなどを記憶している方もおられると思います。

現在は、あまり普及していないようですが。。。

さて、本題です。

作業現場では、鉄パイプや木材、荷物などあらゆる材料を、ワイヤーローブなどで束ねて移動させる作業があります。

このとき作業者は、ワイヤーをクレーンのフックに掛けます。

いわゆる“玉掛け”という作業です。

くわしい玉掛(たまがけ)作業は、以前の記事をご覧ください↓

建設工事現場における「玉掛(たまがけ)作業」on 2007年6月7日

重量物荷下ろし作業は、安全が第一に求められます。

玉掛け作業に於いて、その安全を確保するために大切なひとつが、バランスです。

そこで、吊荷を地面から30cm上げた箇所で、吊荷から3m離れた場所で、3秒間静止状態を確認します。

つまり、地切りした状態で静止させ、吊荷の安定性を保持するという行為です。

これを、玉掛作業の「3・3・3運動」と呼びます。

下記表示を、現場に掲載して、使用してください↓
(クリック拡大)
3.3.3運動01

『玉掛けして3秒待つ』

『地切りは30cm以内』
『合図者は3m離れる』

・玉掛け者が玉掛けをしてから、クレーン操作者が地切りをするまで、3秒待つ。
・地切りのときは、30センチ以内の高さで一旦停止する。
・玉掛け作業者は、荷物から3メートル離れる。

このようなテーマを掲示して、作業員全員、安全作業に心がけることが大切です。

玉掛け作業は、重大災害につながります。

この作業が起因で、下記のような事故が発生します。

  • 吊り荷の落下
  • 吊り荷による接触・巻き込まれ
  • ワイヤーの挟まれ
  • クレーン・ユニック車の転倒

事故を防ぐためにも、「333運動」を実施してみましょう。

最後に、クレーンによる鉄骨建方状況の写真を掲載します↓
(クリック拡大)

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