2010年06月26日>☆サイト更新☆>>おすすめ建築月刊誌 >>新刊7月号掲載
8 月 23
ちょっといつもと視点を変えて、最近思うことを書いてみます。
「ランニングコスト」の観念を、現在こうしてこのブログ作成に、費やしている費用と、一般建築物にかかる費用を対比しながら、紹介します。
ランニングコストとは、機器やシステムの保守・管理に必要な費用のことです。
建築物の場合、一般的に、建物や設備機器、システムなどを維持管理していくのに必要なコストのことです。
これに対し、導入に必要なコスト(購入代金など)は、イニシャルコストと呼ばれます。
例えば、洗濯機の場合、イニシャルコストは電器店での洗濯機自体の販売価格を指し、ランニングコストは洗濯するたびに必要となる水道料金+電気料金+洗剤のコストとなります。
ランニングコストはシステムが動作しつづける限り継続的に発生するものなので、一定の処理量・期間を単位とした単価の形で表現されます。
つまり、建築物の場合、具体的には、建物にかかってくる水道代や電気代、冷暖房にかかる費用のほか、メンテナンスにかかる費用などがあります。
イニシャルコストとランニングコストを合わせて、ライフサイクルコストといい、長期的展望を検討する場合等は、ライフサイクルコストで考えたほうがベターです。
つまり、高気密・高断熱住宅など、建設費であるイニシャルコストが高くなっても、建てた後の冷暖房費用を抑えることができるなど、ランニングコストを低くすることで、出費の合計を抑える場合等が考えられます。
ランニングコストを取るか、イニシャルコストを取るか。
これは、非常に大切な検討事項でもあります。
一戸建てを購入したほうがよいのか、分譲マンションを購入したほうがよいのか、賃貸アパートのほうがよいのか、全てこのランニングとイニシャルが絡んできます。
ブログを作成する場合でも、安いレンタルサーバーがよいのか、好きなドメインを登録したほうがよいのか、検討する必要があります。
どちらも、憧れから購入を判断する前に、細かい計算をしてみることが非常に大切なことです。
さて、私のブログにかかっているランニングコストは、
1.ホームページ売上げアップドットコム(SEO支援サイト) 月1980円
2.USEN-GyaO光ファイバー 月4980円
3.Value domein によるドメイン料金
—-architectural-site.jp 月283円
—-music-site.jp 月283円
4.レンタルサーバーサービス「CORESERVER.JP:コアサーバー」 月500円
5.はてなカウンター 60円*2ブログ=120円
6.Wordpress 使用料 無料
7. 電気代 月100円程度
以上、ひと月8.246円でした。
もちろん、インターネット接続料金(4980円)は、ブログに限定されないので、厳密には、ブログにかかっているランニングコストとは、呼べないでしょう。
イニシャルは、パソコン代(これもブログに限定されない)と、教習本程度でしょうか。
もちろん、私の人生の何時間かを、製作に費やしている訳ですから、ランニングは非常に高いものなのかも(逆に安いものかも)しれません。
いずれにしても、ランニング及びイニシャルコストを抑えることは、建築物を造るときにも、ブログを造るときにも、検討しなければならない命題のひとつですね。
ランニングは、今流行りの、エコにもつながります。
エコ製品をひとつ紹介します。
人にも、地球にも、もちろん財布にも優しい「えこじじいの店」の製品です↓
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もうひとつ、わたしのブログ作成に欠かせない、Wordpress教習本です(お世話になっています)↓

11 月 03
解体工事に関して、記述します。
近年、産廃処理問題、アスベスト問題、土質汚染問題などなど、公害に対する認識が高まってきています。
建物を造るのではなく、解体する作業は、これからも増えていくと考えます。
平成12年に、建設リサイクル法がもうけられ、コンクリート、アスファルト、木材など特定資材を用いる建築物を解体する際に廃棄物を現場で分別し、資材ごとに再利用することが、解体業者に義務づけられました。
「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」です。
第一章総則を、紹介します。
(目的)第一条 この法律は、特定の建設資材について、その分別解体等及び再資源化等を促進するための措置を講ずるとともに、解体工事業者について登録制度を実施すること等により、再生資源の十分な利用及び廃棄物の減量等を通じて、資源の有効な利用の確保及び廃棄物の適正な処理を図り、もって生活環境の保全及び国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。
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解体作業は、計画書を作成し、手順書に基づき作業を進めていきます。
解体作業計画書は、作業場所の条件に合せて作成する必要があります。
記述する項目として、作業所名、作業所長名、 担当者名、作業概要、作業期間、作業人員、使用機械、使用工具、保護具、資格免許(移動式クレーン運転士、玉掛技能講習、電気工事士、ガス溶接作業主任者等)、作業区分、 作業手順、作業の要点、危険予知、安全対策等を計画します。
作業開始までの、手順を下記に記述します。
A.新規入場者教育
B.作業開始前ミーティング
・当日の作業を確認する。
・服装・保護具等の点検及び健康状態を確認する。
・指揮命令系統により作業員の配置を確認する。
・オペレータとの合図を確認する。
C.作業手順KYの実施
D.作業開始前点検
・作業開始前に機械工具及び玉掛け用具等の点検を各担当者が実施する。
・機械の故障により事故が発生する。
・作業開始前に確実に点検・記録し,確認を受ける。
・不良箇所は確実に修理する。
E.関係者以外立入禁止措置の実施
・作業範囲をバリケード,カラーコーン,ロープ等で囲み看板等で立入禁止措置を行う。
・近隣対策上の仮設物の確認
F.解体用機械の設置
・荷さばきに都合が良く、部材最大重量を考慮した適正な位置に設置する。
G.作業開始
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解体工事は、非常に危険を伴う作業です。
また、近隣との、騒音、粉塵等のトラブルが起きないように、事前協議が欠かせません。
下記写真は、某倉庫を解体している作業状況です。
カテゴリーは「00.けんちく」にしました。

10 月 17
わたしの想い出の、建築関係の本を紹介します。
「あさひかわの建物」と、「建築学大系」です。
あさひかわの建物という本は、その名の通り、旭川及び近郊町村に残っている古い建物を紹介している解説書です。
著者は、川島洋一先生、編集は、旭川市立図書館、発行所は、旭川振興公社、初版発行は昭和61年3月25日です。
序文には、当時の旭川市長である、坂東徹さん及び、北海道東海大学学長 松前紀男さんが、一筆書き入れています。
北海道は、建物の歴史が浅く、旭川の建物に親交を深める機会もそれほどないのかもしれませんが、自分の住んでいる町に、どのような歴史建造物があるのか程度は、興味をもってよいのではないでしょうか。
現在の購入手段は、調べきれませんでした。
当時、1,500円でした。
もう一冊は、わが国唯一の建築大百科 「 建築学大系」 です。
本書は、建築学のすべて(日本、世界建築史、施工、環境、計画、都市論、造形、住居、安全、構造、集落、地域施設、企画、設備、公共施設、工事監理、維持監理、保存、ほか)が、内容に網羅されている大百科事典です。
かまやつひろしの「我が良き友よ」の歌詞にある「語り明かせば下宿屋のおばさん酒もってやってくる」。。。そういう30年前当時、学生だった私の下宿に、毎晩のように、営業マンがやってきて、この本を売りに歩いていました。
当時の価格で、10万程度したのではないでしょうか。
バイトで購入したのですが、ほとんど読むこともなく、30年経った今でも、邪魔者扱いされながら、本棚に眠っています。
私がもっている建築学大系は、「新訂建築学大系」と名打った物でしたが、現在は「新建築学大系」となり、購入可能です。
彰国社で、全50巻 各A5判・上製箱入です。

新建築学大系(31)第2版
9 月 17
私がこの業界に入り、いろいろな経験をさせていただいた中で、右も左もわからなかった時代に出会い、今でも手元においてある、貴重な本があります。
それが今回紹介する「建築馬鹿」と名打つ本です。
既に30年近く前に読んだこの本は、現在読んでも私の心を打ちます。
ひとことで言えば、施主、設計者、施工者、全員馬鹿ですよと。
100人に一人、利口者がいるとすれば、この世の中の建物で、まともな建物は、100*100*100=100万であるからにして、100万件に一件ですよと。
強烈な批判とも、皮肉ともいえる毒舌にて、書き綴っています。
他にも「一級建築士制度は、素人だましにしか使えない!」などなど
ここまで、書いていいのかとさえ感じます。
ある意味、特殊な業界の一つと考えられる建設業界であり、特に最近は信用度、信頼度が地に落ち切っているなかで、この本は、30年も前から根本的な問題点を綴っていたのではないでしょうか。
建築にまつわる法規、制度はかなりの部分において変わってきていますが、一番大切な事は何かを痛切に考えさせる一冊であると確信します。
今回記事に取り上げるにあたって、調べてみたところ、全部で「5巻+選集」が発行されていて驚きました。
建築馬鹿〈第1集〉どろぬま建築論 (1969年) 矢田 洋
建築馬鹿〈第2集〉脱出編 (1970年) 矢田 洋
建築馬鹿〈第3集〉イチャモロジー (1971年) 矢田 洋
建築馬鹿〈第4集〉感情建築論 (1973年) 矢田 洋
建築馬鹿〈第5集〉妄想から家学へ (1975年) 矢田 洋
建築馬鹿・選集 矢田 洋 (単行本 - 1994/2)
出版は、株式会社鳳山社です。
建築関連本を多く出している出版社としては、「彰国社」が有名ですが、鳳山社も、厳選された建築関係のいくつかの本が出ています。
その中でも、この建築馬鹿シリーズは、ヒットではないでしょうか。
昔の本ですが、秋の夜長に読んでみてはいかがでしょう。

2 月 28
工事現場における地鎮祭の祭壇状況です。
建築物における地鎮祭とは、土地の神様を鎮めるとともに、建物の繁栄と工事の無事を祈る儀式のことをいいます。
出席者は建主及びその関係者(親戚等)、建築士(設計事務所)、工事関係者です。
私は、以前は自分達でテントから祭壇設置まですべて行なっていました。
地鎮祭はほとんど午前中に行なわれる事が多いので、朝早くから準備をしていました。
前日に出来る事は、敷地均しと、鍬入れ用の砂山を作る程度で、ほとんどの段取りは式当日に行なっていました。
三方(さんぽう)の向きが違うだの、注連縄(しめなわ)が曲がっているだのと、たいへんだった記憶が有ります。
最近はレンタル業者にて、すべて行なってもらえます。
もちろんお金はかかりますが。
お供え物は、米、酒、塩・水、魚(鯛又は鰹節・スルメ・昆布等)、野菜(大根・人参・蓮根・菜物等)、果物(季節のもの)などです。
以前、鍬入れの際に、設計事務所の先生が鎌を振り上げたとたんに、先端の刃の部分が柄からはずれてとんでいきました。
糸を張った静寂の空気の中、こういうとき人間は、笑うに笑えない独特の表情をするものですね。
今でもその瞬間が脳裏に浮かび上がってきます。
いずれにしても、出席者全員が神主のもと、建物繁栄/工事安全を願う儀式は、普段の生活から離れて心が洗われる感覚と、これから工事が始まるという新鮮な気持ちになるものです。
最後に地鎮祭の式次第を紹介します。
修祓(しゅばつ)
祭に先立ち、参列者・お供え物を祓い清める儀式。
降神(こうしん)
祭壇に立てた神籬に、その土地の神・地域の氏神を迎える儀式。
献饌(けんせん)
神に祭壇のお供え物を食べていただく儀式。
祝詞奏上(のりとそうじょう)
その土地に建物を建てることを神に告げ、以後の工事の安全を祈る旨の祝詞を奏上する。
清祓(きよめはらい)
土地のお祓いをし、清める。
地鎮(じちん)
刈初め、鍬入れ等が行われる。
玉串奉奠(たまぐしほうてん)
神前に玉串を奉り拝礼する。玉串とは、榊に紙垂を付けたもの。
撤饌(てっせん)
酒と水の蓋を閉じお供え物を下げる。
昇神(しょうしん)
神籬に降りていた神をもとの御座所に送る儀式。

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