以前の記事にて、2007/01/06「床石張り工事状況」を、紹介しました。
今回は、実際の施工写真を交えて、作業手順を紹介してゆきます。
それでは、床の石張り施工です。
(a) 材料
(1) 石材の厚さは、特記によります。
(2) 石裏面処理の適用は、特記によります。
下の写真は、某現場における床石(中国産大理石)材料の搬入写真です↓
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(b) 取付け代は、石材の厚みが50mm以下の場合は35mm程度、50mmを超える割石等の場合は60mm程度とします。
(c) 下地ごしらえは、下地面に適度な水湿しを行ったうえ、敷モルタルを定規で均しながら、むらなく敷きます。
下記写真は、某現場にて敷きモルタルを敷いている作業状況です↓
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(d) 床の石材の据付け
(1) 敷モルタルの上に石材を目地通りよく、仮据えを行ないます。
(2) 仮据えした石材を、1枚ごといったん取り外し、敷モルタルの上に張付け用ペーストを均一な厚さで塗布する。
(3) 再び石材を据え、ゴムハンマー等でたたきながら圧着し、不陸、目違いのないよう本据えをする。
ゴムハンマーで叩きながら圧着している作業状況です↓
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(e) 目地
(1) 一般目地
(ⅰ) 目地幅は、屋外の場合は4mm以上、屋内の場合は3~6mmとし、特記によります。
(ⅱ) 目地モルタルの充填は、敷モルタルが硬化したのちに行ないます。
(2) 伸縮調整目地
(ⅰ) 伸縮調整目地の位置は,特記によります。
特記がなければ、床面積30m2程度ごと、細長い通路の場合6m程度ごと及び他の部材と取り合う箇所に設けます。
某店舗の床石張り状況です。
400角大理石で、石種は、「ビァンコカララ」です。
最近、中国産の石が大量に出荷されていますね。
安価なものだと、ちょっとしたタイルより安いものもあります。
床に貼る石種は、御影石、大理石、石英岩、砂岩、鉄平石などがあります。
それぞれ、適応箇所がありますので注意が必要です。
とくに、水掛かりは滑り防止として、バーナー仕上げとするなどの工夫が大切です。
床石に適した大きさは、せいぜい0.4m2程度までです。
0.4m2を超えると石裏に空洞部分ができやすく、空洞は割れの原因になりやすいです。
また、躯体の挙動や熱膨張に対応するには5~10m間隔でエキスパンションジョイントを設ける必要があります。
石工事の施工計画には、下記の記載事項が一般的です。
1.工程表
2.施工業者名、作業の管理組織
3.加工工場の機械設備
4.現場における揚重/運搬計画/設備
5.石材の種類、仕上げの種類及びその使用箇所
6.材料加工の方法、石の裏面処理方法/材料
7.置き場の確保、整備(運搬しやすい場所、破損に対して安全な場所、角材などの受け台準備)
8.保管方法
9.標準的石張り工法、施工順序
床石張り施工手順を下記に示します。
1.下地コンクリートにワイヤブラシをかけるなど、十分な清掃を行ったあと、水洗いや水湿しを行う。
2.敷きモルタルを約4cmの厚さで均等に定規で均しながらむらなく敷く。
敷きモルタルはセメント1に対し、砂4程度の硬モルタル(バサモル)とする。
3.周辺壁などに記されたレベル墨より張った水糸に合わせて石材を仮据えし、十分なたたき締めを行う。
4.セメントに水を加えた張付け用ペーストを敷きモルタルの上に、石材の裏面全面に行き渡るように十分に散布する。
5.散布後、再度石材を置き、木槌やゴムハンマーなどで十分たたき締め、不陸や目違いがないように本据えを行う
6.敷きモルタルが硬化したあとに目地材の充填を行う。
目地モルタルはゴム付きへら(ワイパーモップ)を用いて全体に行き渡るよう詰込む。
はみ出した余分なモルタルは、乾いた布で速やかに拭き取り、仕上げる。
下の写真は、本据え状況です。
周りを赤いテープにて立ち入り禁止にしています。
右上には、張り終わった床石を、ポリフィルム+薄ベニヤにて養生しています。
こういう仮設資材も、施工単価に響いてきます。
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