コンクリートブロック(CB)工事に関しては、過去に二度記事にしております。
屋上花壇ブロック積と、コンクリートブロック積です。
今回は、写真を豊富に取り混ぜ、一段階掘り下げて説明してゆきます。
それでは、最初に材料です。
コンクリートブロックはその圧縮強度等によって、A種、B種、C種の3種類に分類されており、C種が、最も性能が良いブロックです。
基本的なブロックサイズは390mm*190mmで、厚みは100・120・150・190mmと4種類になります。
このことは、以前の記事にも書きました。
下記写真は、某現場にてコンクリートブロック材料搬入状況です↓
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はじめに、縦の鉄筋を溶接します。
両面5d以上又は片面10d以上のアーク溶接を行う場合にかぎり、継手を設けることができます。
下記写真は、鉄筋溶接状況です↓
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ブロックを積む際に必要な鉄筋は、縦筋と横筋です。
それぞれピッチは、400mmと規定されています。
縦筋に倣ってブロックを積んでゆき、2段ごとに横筋用ブロックを使用し、鉄筋を横に挿入します。
壁鉄筋の重ね継手長さは40dと決められています。
下記写真参照↓
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コンクリートブロックは目地をモルタルで作り一つ一つ積み上げていきます。
そのため、目地のモルタルの硬化時間があるため、1日にあまり高く積んでしまうとコンクリートブロックの重みで目地がつぶれてしまいます。
よって、1日に積み上げられる高さは8段(1.6m)までと決まっています。
下記写真は、ブロックの目地を目地ゴテを使用して仕上げている(化粧目地)状況写真と、一日の積み上げ完了写真です↓
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開口部の上部には、臥梁(がりょう)を設置します。
これは、煉瓦造り・ブロック造りなどの組積造で、壁の頂部をかためる水平のはりのことを言います。鉄筋コンクリートで作り、階の継ぎ目、屋根の下などに設けることが多いです。
ブロック壁の窓などの開口には、アングル(スチール製)を使用することもあります。
このようにして、ブロックを一枚ずつ積み上げてゆき、完成します。
下記写真は、積み上げ状況と、完了写真です↓
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どこかの現場でブロックを積んでいる作業を見かけたら、しばらく観察してみてください。
職人さんの手際の良さは、技術と熟練度の高さを、とても感じます。
最近、いろいろな乾式工法により、ブロック積みは少なくなってきている気がしますが、いつまでも残ってほしい工種のひとつです。
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以前の記事にて、100mmALCの施工手順を詳しく書きました。
2008/06/29「ALC施工手順」
今回は50mmです。
とても扱いやすく、鉄骨造の場合は、外壁等に使用される割合がとても多いのです。
軽量で加工しやすく、断熱性・耐火性に優れています。
厚み50mmのALCは、縦寸法1.8m – 2.0m、幅0.6mが多く、鉄骨胴縁等にビス止めで、施工します。
縦貼りと横貼りのどちらも、可能です。
貼付施工後に、パネル間および異なる材料(サッシュ、笠木、水切り等)間のコーキングを行い、欠損部と、固定の為に使った穴を専用材を使用し、埋めて仕上げます。
出隅部分は専用パネルがあります。
木造住宅においても、ALC50mmは、需要があり、多数の実績があります。
高性能外壁材として国土交通省から、耐火・準耐火1時間という優れた認定を受けており、一般の外壁材の家に比べかなり火災保険料が安くなります。(建築地によって異なります)
ちなみに私の住宅も、木造+外壁ALCです。
もちろん、火災時の延焼も防ぎ、主原料が無機質のため、高温になっても煙や有毒ガスを発生しません。
このように、ALCボードの外壁材は断熱性、遮音性、耐火性など、優れた建材ですが、 経年劣化により、表面の防水性が低下しますと、雨水等が浸入し、 (水分を吸ってしまい)性能や強度が低下してしまいます。
特に、パネルのジョイント部分、サッシュ周りなどのコーキングが劣化するとその部分より塗装が劣化することが多くあります。
ALCの優れた性能を維持する為にも、外壁表面の劣化具合を定期的に点検する事が非常に大切です。
我が家は、築21年になりましたが、一般部分の塗装は汚れだけで、塗装の浮きはまだ見られません(目視ですが)。
ただし、積雪地のため、冬期における屋根からの落雪により、地面より1m以上雪が積もる部分があり、その部分のALCは、塗装の剥がれどころか、ALCの材料自体が爆裂したような状態になり、3年程前に貼り直しをしました。
このようなことに充分注意を払い、適切な使用及び施工をすることが大切ではないでしょうか。
とても優れた材料なのですから。
参考図として、ALC50mmの参考納まり図を、紹介します。
ALC薄型パネルの、鉄骨造タテ張りヨコ胴縁(外胴縁)の納まりです。
左より、外観納まり図、断面詳細図です。
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次に、平面詳細図、出隅入隅詳細図、開口部納まり図です↓
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下記写真は、某鉄骨造の現場におけるALC50mmの、材料と施工状況です↓

建築工事標準仕様書・同解説(JASS 27 2003)
コンクリートブロック施工、第2弾です。
以前の記事(コンクリートブロック積2008/4/5)は、ここしばらく人気記事Top3を堅守しておりますが、そのときに書ききれなかった施工指針を記述致します。
それでは、CBを施工する際に、使用する鉄筋の加工及び組立事項です。
(a) 一般事項
(1) 主筋は,原則として,ブロック中心部に配筋し,構造体に定着します。
なお、主筋には継手を設けてはいけません。
ただし、帳壁の場合は、両面5d以上又は片面10d以上のアーク溶接を行う場合にかぎり、継手を設けることができます。
(2) 壁横筋は、壁端部縦筋に180°フックによりかぎ掛けとします。
ただし、直交壁がある場合は、直交壁に定着又は直交壁の横筋に重ね継手とします。
(3) 壁鉄筋の重ね継手長さは40dとし、定着長さは、下記によります。
(ⅰ) 帳壁配力筋の構造体部分への定着長さは、25dとします。
ただし、監督職員の承諾を受けた場合は、あと施工アンカーとすることができます。
(ⅱ) (ⅰ)以外の定着長さは、40dとします。
(4) ブロック塀の横筋の末端部は、控壁に定着します。
ただし、定着長さがとれない場合は、末端部の縦筋にかぎ掛けとし、最上部は、下に折り曲げて定着します。
(5) ブロック塀の縦筋は、下部は基礎に定着し、上部は横筋に180°フックによりかぎ
掛けとするか又は90°フックで余長10d以上とします。
ただし、塀端部の場合は、壁頂の空洞部内に定着します。
ブロック積みにおける注意事項(前回の記事以外)
1.電気配管に関して
(a) 電気配管は,原則として、ブロックの空洞部を利用することとします。
(b) ブロック帳壁面に、やむを得ず溝掘り配管を行う場合は、ブロック積み後7日以上経過したのちとします。
溝掘りの跡は、モルタルを充填します。
ただし、化粧積みの場合は、溝掘り配管を行なってはいけません。
2.衛生配管用裏積みブロック積み
(a) ブロック積みの頂部は、転倒防止のために、壁つなぎ等の処置を行ないます。
ただし、積上げ高さが低い場合は、監督職員の承諾を受けて、これを省略することができます。
(b) 衛生陶器を取り付ける部分のブロックの空洞部には、モルタル又はコンクリートを充填します。
下記写真は、ブロックにて、屋上庭園の花壇を施工しています。
最近、屋上緑化工事等が話題になっていますが、某現場にて、屋上に花壇を設置することになり、ブロックを2段積み、曲線を描き、施工しました。
そのときの、施工状況です↓
(クリック拡大)

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ALC(Autoclaved-Lightweight-Concrete)とは、高温高圧蒸気養生処理して作られた「軽量気泡コンクリート」と呼ばれる建築材料です。
セメント、石灰、硅砂等を主原料とした多孔質のコンクリートです。
比重0.6前後ですから、ALCは水に浮きます。
しかし、吸水性もあります。
日本におけるALCの歴史は古く40年程前迄さかのぼります。
建築基準法に基づき「ALC構造設計基準」が認定されたのは、昭和58年になります。
もともと、ALCの生まれはヨーロッパで、1930年ごろスウェーデンで工業生産化され、北欧を中心に広がっていったそうです。
ALCの特徴は、下記が挙げられます。
1.不燃であり、有毒ガス・煙をだしません。
2.アスベスト含有率0%です。
3.ホルムアルデヒドをはじめとした有害化学物質を一切含んでいません。
4.高い断熱性能があります。
ALCの断熱性能はコンクリートの約10倍です。
5.遮音性能も評価できます。
6.現場で作るコンクリートに比べ、工期が短くなるほか、品質が安定しています。
7.ALC板の内部には重量を軽くするために多数の気泡があり、水分を吸収しやすく、水分を吸収したALC板は性能が低下してしまいます。
施工の際には、このような特徴を捉え、理解することが大切です。
特に、外壁等に使用する場合は、雨水に対する処理を充分検討する必要があります。
(皮膜塗装の種類、地盤面からの基礎立ち上がり寸法等)
ALCは建物のいろいろな部位に採用されています。
1.外壁
鉄骨造 -ALC厚- 100mm 120mm 125mm 150mm 200mm
鉄骨造(C型鋼胴縁下地) -ALC厚- 50mm
木造 -ALC厚- 35mm 37mm 50mm
2.床
鉄骨造 -ALC厚- 100mm 120mm 125mm 150mm
木造 -ALC厚- 35mm 75mm 80mm
3.屋根
鉄骨造 -ALC厚- 100mm 120mm 125mm 150mm
4.間仕切
鉄骨造 -ALC厚- 75mm 80mm 100mm 120mm 125mm 150mm
5.耐火野地板(屋根下地) 鉄骨造 -ALC厚- 50mm
6.耐火被覆(柱・梁) 鉄骨造 -ALC厚- 50mm
外壁部分の、ALC施工手順です。
現在、ALCパネルの厚さは、50mm、もしくは100mmが一般的であり、施工方法が違います。
50mm以下の薄形パネルは、ビスにより下地胴縁に取付ける構法です。
それに対し、100mm以上の壁における施工方法は下記によります。
1.工事範囲、構法の確認、取付け位置の確認、施工図の確認
2.足元金物工事-ALCを取り付ける為に基礎の部分に、フラットバー金物を取付けます。(階高、風荷重によりアングル金物になる場合もあります)
3.下地金物工事-ALCを取り付ける為に各階の鉄骨梁の部分に、アングル金物を取り付けます。
4.建込み工事-ALC専用取付金物を下地金物に取り付けて、建て込みます。
5.シーリング工事-ALCを建て込んだ後、版と版の間にシーリングをします。
6.清掃して、ALC工事完了です。
壁ロッキング構法では出入隅部やベランダ等の腰壁との取合いおよび、階毎の水平目地にパネル伸縮目地を設けます。
伸縮目地のクリアランスは出入隅部では10~20mm、腰壁や他部材との取合いでは20mm、階毎の水平目地では10mmを標準とします。
左が、現場に外壁用ALC100mm材料を搬入してきた状況写真で、右側が外側スラブ面に下地のアングルを溶接している作業状況です↓

足元下地アングルの取付け完了写真と、作業員2名にて100mmの版を吊りながら設置している作業状況です↓

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