山留め工事を紹介します。
山留めとは、地下構造物、埋設物等の施工中、掘削の側面を保護して周囲地盤の崩壊や土砂の流出を防止するためのものです。
敷地に余裕のある場合、あるいは掘削が簡易な場合は、掘削部周辺に安定した斜面を残し、山留め壁等を設けない工法(オープンカット工法)とするのが一般的です。
当然、費用がからんでくるので、積算時点において、工法も含め、施工計画を立てる必要があります。
また、工法によっては、土量も変わりますので、土工事の見積もりに、深くかかわってきます。
山留めにかかる荷重は、土圧、水圧、載荷荷重等があります。
それらを仮定するには、土質、地下水位、周辺の建築物や地盤上の荷重、周辺の状況等の要素を取り入れなければなりません。
工法の種類には、自立式、切ばり式、地盤アンカー式等があります。
土が崩れてこないように、壁を作るわけですが、その壁の種類は、多々あります。
大きく分けると、既成矢板方式と、場所打ち方式があり、既成矢板には、親杭横矢板壁(H形、I形)、鋼製矢板壁があり、場所打ちには、柱列山留め壁と、連続地中壁があります。
適切な工法を選択するためには、地盤条件、掘削の規模、山留め壁に要求される剛性・止水性、振動・騒音等の公害及び工期・工費等を総合的に検討する必要があります。
今回紹介しているのは、市内某マンションにおける掘削深さ4,5mにおいて、親杭横矢板壁(300*300H鋼)にて、山留めをおこなっている施工状況です。
最初の写真が、施工機械、下の写真が、H鋼打込完了写真です。
建物基礎の、地業工事です。
一般的に、地業工事とは、基礎や基礎スラブを支えるために、それより下の地盤に設けた各種の杭、割石、砂、砂利及び均しコンクリートの工事を指します。
基礎工事においては、土を掘ったあとに、砂利を敷き込み転圧し、その上に均しコンクリートを打設し、基礎を構築します。
砂利地業に使用する砂利は、切込み砂利、切込み砕石または再生クラッシャーランとし、粒度は、JIS-A-5001による「C-40」程度のものとします。
締め固めには、ロードローラー、タイヤローラー、振動ローラー、振動コンパクター、ランマー等を使用します。
締め固めを過度に行うと床付け地盤を破壊し、さらに深い地盤をも乱すこともあるので、注意して適度な締め固めを行うことが必要です。
また、締め固めによる沈下量を事前に見込んでおき、転圧後に、地業表面が所定の高さになるように施工します。
締め固めによるくぼみ等には、めつぶし砂等を用い表面を平らにします。
私は、35年ほど昔にバイトで、工務店で働いていました。
そのときに、たしか<たこ>と称したと思いますが、直径30〜40cm程度の丸太に棒が4本付いていて、それを二人が向かい合わせに構え、その<たこ>を持ち上げて、砂利を転圧していました。
朝から晩まで、どすんどすんと持ち上げては突いて作業をしていました。
たしか、どこかの塀の基礎下砂利でした。
建築工事など何一つわからず、いま考えると、当時ランマーが無かったとは思えないのですが、いまとなっては懐かしい想い出です。
もちろん、2日で限界に達し、やめてしまいました。
砂利厚を計測している写真です↓
(クリック拡大)

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建築工事現場のオイルタンク周りの埋め戻し状況です。
一般的に、埋め戻し土には腐食土や粘性土の含有量が少なく、透水性の良い砂質土を用いるのがベターです。
よって、土の粒度試験により均等係数が大きい、山砂が適しています。
締め固めは、川砂及び透水性の良い山砂の類の場合は水締めとし、透水性の悪い山砂の類及び粘土質の場合は、まきだし厚さ約30cm程度ごとにローラー、ランマーなどで締め固めながら埋め戻すことが原則です。
下記の写真は、30cmごとに、ランマー転圧を行い埋め戻しをしている作業状況です。
赤いスプレーで、30cmごとにしるしを付けています。
寒冷期に凍結土を埋め戻しの材料として使用すると、凍結土が溶けた際に地表面に、凹凸を発生させるのでさけるべきです。
また、設備電気工事の埋設配管周りも、地盤沈下の原因になりやすいので、十分な転圧が必要です。
埋め戻しに先立ち、埋め戻し部分の型枠材を撤去したあと、作業を実施します。
これは、型枠材を存置すると腐食により地盤の沈下を生じるためです。
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