久しぶりの「帳場の一日」シリーズです。
2008年7月13日に、「帳場の一日(施工図チェック)」を書いて以来です。
おさらいですが、工事現場を次のように仮定しております。
1.工事名 ○○○店舗新築工事
2.構造規模 鉄骨造2階建+一部RC造、延床面積 5,000m2
3.工期 2011/3/30〜2011/11/30
4.請負金額 800,000,000円
5.現場員 所長含め4名
それでは、本日の帳場の一日です!
夕方の、帳場同士の会話にて。。。
C主任 「〇〇君、柱の鉄筋の写真は、すべて撮り終わっているのか?」
D現場員 「はい。B工区の、最後に組み終わったY1通りの、丸柱が残っています。」
C主任 「そこの柱は、明日朝から型枠を取り付ける予定になっているのではないのか?」
D現場員 「はい。
〇〇工務店の職長に話をして、
Y5通りの柱から枠を取り付けるように段取りを変えてもらっていますので、
明日朝一番で撮影する予定です。」
C主任 「柱筋の種類だけで、6種類あり、さらに明日は朝から雨だぞ!」
手を貸すので、暗くなる前に今すぐ、撮ってしまうべ!」
D現場員 「はい。
わかりました。
すぐに段取りをします。」
このように、隠蔽部分の工事写真撮影は、非常に大切な「帳場の仕事」です。
もちろん、鉄筋工事だけではなく、全ての工種にわたって管理し写真撮影を行います。
最近は殆どデジタルカメラになりました。
写真とセットの黒板においても、工事現場専用ソフトが出ています。
このようなソフトを使用すると、現場でチョークで記入し、その都度黒板を掲示しなくとも、パソコン上で黒板を添付できるようです。
ただし、いくら便利なものができたとしても、工事写真の重要性は変わりません。
今後も、建設会社の、すべての現場配属新入社員は、最初に工事写真撮影要領を教わるのではないでしょうか。
こうして、下記の写真が無事撮影されました↓
(クリック拡大)


建設業・現場代理人実践読本―求められる現場代理人像
【送料無料選択可!】施工で勝つ方法 現場代理人養成講座 (単行本・ムック) / 降籏達生/著 日経…
久しぶりの帳場の一日シリーズです。
今年の2月24日(定例会議)以来です。
今回は、現場主任であるC主任と、B副所長が、施工図に関して、やり取りをおこなう場面を想定してみました。
C主任
「副所長、サッシュの施工図、チェック完了しましたので、確認していただけますか?」
B副所長
「わかった。
そこに置いといてくれ。
ところで、いつまでだ?」
C主任
「はい。
来月の初めには、製作にかかりたいので、2週間後の定例には、承認図を提出したいと考えています。
よって、今週中に目を通していただきたいのですが」
B副所長
「シャッターの図面も入っているのか?」
C主任
「はい。
シャッターは特に製作期間が厳守されていますので、確認願います」
B副所長
「わかった」
…….2,3日後……..
B副所長
「主任、サッシュ施工図確認したので、ちょっと打ち合わせしようか」
C主任
「はい。
お願いします」
B副所長
「水産作業室部分の、窓のW寸法を30mm狭くしているのは、厨房機器の納まりから来ている数字なのか?」
C主任
「はい。
その通りです」
B副所長
「当然、法規関係はクリアしているんだな」
C主任
「はい」
B副所長
「定例の議題に乗せ、再確認するように」
C主任
「はい」
B副所長
「それと、次回定例に、サッシュの型材・サンプルを提出するように。
今回、スィングドアのメーカー指定は、無かったんだな」
C主任
「はい。
サンプルは昨日現場に届いているので、来週の定例に提出します。
ドアのメーカー指定は、一応ありません。
ただし、出来れば(価格的に折り合いがつけば)、○○町にある店舗を参考に△△商店のものを使用してくださいと、見積もり段階の質疑にて、××設計からの返答がありました。
今回は、△△商店で、何の問題もないということで、施工図を書いています」
B副所長
「わかった。
全体的に、寸法の間違い等は、付箋をしてあるので確認してみてくれ。
また、各テナントを仕切るパーティションの、位置的寸法は、テナント各担当者にも、最終確認してもらうように」
C主任
「はい」
B副所長
「シャッターボックスの袖パネルと、C通りB3小梁のクリアが5mmしかないが、施工精度的に問題があるようなら、最初から、D通り側にシャッター全体をあと5mmずらしたほうが良いのではないのか?」
C主任
「はい。
検討します」
B副所長
「マスターキーも含めた、キープランの根本的な方向性も、次回の定例にて確認するように。
また、X9通り側の、窓AW4のガラスが設計図書では透明なのだが、隣地にある住宅からの距離が短いので、カスミのほうがベターだと思うのだが、このことも次回の定例の議題にするように。
以上」
C主任
「わかりました。
それでは、検討も含めて施工図の訂正を行い、次の段階に進みます」
このように、施工図を確認する作業は、帳場の大切な仕事のひとつですね。
最近は、施工図を描くのは、完全にCADの時代になりましたね。
帳場の一日シリーズ第6回です。
明日は、昼から当現場の、第3回安全協議会の予定です。
この現場では、月に一度、第2週の火曜日にこの会を開催しています。
内容は、その月の作業内容に合わせた安全留意事項の確認が主です。
参加者は、各工種関連協力会社の安全担当者及び現場職員です。
主任が、副所長に、明日の協議会資料を持っていきました。
主任
「副所長、明日の協議会資料に目を通して置いていただけますか?」
副所長
「わかった。そこにおいといてくれ。
ところで、鉄骨業者はもちろん出席するんだろうな」
主任
「はい。○○安全課長が来る予定です」
副所長
「鉄骨工事の、安全作業手順を、明日の最重大項目にしようと考えているので、職長と安全課長は、必ず出席するよう再連絡しておくように」
主任
「はい。わかりました」
当現場は、「高所作業の落下防止」を全工程通しての最重点項目にしています。
そういう意味においても鉄骨建方作業は、非常に危険な作業のひとつであり、より綿密な安全対策が必要になります。
工事現場の、帳場の主要な仕事の内容は、4つ『施工管理』『工程管理』『安全管理』『原価管理』という事を以前(帳場の仕事)書きましたが、そのなかのひとつ「安全管理」がまた重要な仕事のひとつです。
ひとつの現場において、安全大会、安全協議会、安全パトロール、安全日誌、所長安全巡視、KY教育、リスクアセスメント、ヒヤリハット運動、労働安全衛生法、等のいろいろな事故を起こさないための、予防手段及び、定められた法律があります。
徹底的に行うと、仕事量は莫大になります。
「安全第一」とは、安全を何よりも重要に考えるという意味の標語(スローガン)です。
意外にもアメリカにおいて誕生した標語といわれています。
1900年初頭、US鉄鋼社において、多くの労働災害が発生しており、当時の「生産第一、品質第二、安全第三」という会社の経営方針を抜本的に変革し、「安全第一、品質第二、生産第三」となりました。
以降、時代背景にもマッチし、このスローガンは世界中に広まりました。
日本においても、安全第一の標語は工事現場や工場などで数多く必ず、掲示されています。
しかし、100年前迄は、安全は第一ではなかったのです。
わたしは、100年後の、労働作業場においては、安全第一のスローガンはなくなり、異なる標語が掲示されているのではないかと予想します。(もちろん勝手な推測です)
それでは、なにが一番第一になるのでしょうか。
それは、人権ではないでしょうか。
「人権第一」です。
どうでしょうか?
話を戻します。
いくらお金と時間をかけて、安全活動を行っても事故は起きるし、まったく何もしないで事故の起きない場合も多々あります。
ここが一番難しい所でもあり、安全が後回しになり、置き去りになってしまう要因ではないでしょうか。
現場員がやりがいと喜びを感じるあらゆる種類の仕事の中で、安全管理という項目は、そのような充実感に浸るのが、非常に難しく、工程管理、施工管理、原価管理に対する考え方、手法とは、異となるものと考えます。
これを逆に考えると、安全管理に対しても、やりがいと喜びを感じれば良いのですが。。。。
いずれにしても、マネジメントする立場として、安全な現場を保持するだけでなく、トレーニングやミーティングなどを通じ、どれだけ作業所にて働く全員に対し、安全を教えてきたかという具体的な証拠を備えていないといけないと考えます。(もちろん法遵守においても)
第3回安全協議会の様子です↓
サイト内検索
カテゴリー
月別記事
最新コメント
- 鉄筋のかぶり確保 に kazzzz より
- 鉄筋のかぶり確保 に tsutomu takarada より
最新 24時間 人気記事ベスト3
- 軽量鉄骨天井下地(LGS工法): 132 view(s)
- 塗膜防水工法(ウレタン防水): 130 view(s)
- 共通費積算基準(現場管理費): 130 view(s)






