今回は、内装工事に使用される材料を紹介します。
一般的に内装材といえば、室内を装飾する材料の事を指します。
つまり、屋内空間を構成する建築材料の一般的な呼び名です
カーテン、カーペット、壁紙、床材などや、窓、ブラインド、ロールカーテン、カーテンレール、家具や照明器具、ドア、ブース・パーティションなども含まれる事が多いです。
和室では襖や畳表、障子、欄間などの事も指します。
今回は、実際に現場で使用した、内装材、ボード類を部位別に紹介します。
最初に、日本の天井といえばこれがとても多い「ジプトーン」と、岩綿吸音板、各種ボード類を、ビデオにて御覧ください↓
内装材は、目的や用途によって非常に多くの種類があります。
それぞれの材料の特徴・知識を得ることが、とても大切なことです。
それでは、部位別に紹介します。
■ 内装材の種類
<床>
天然木フローリング、合板フローリング、コルクフロアー、クッションフロア、絨毯・カーペット・タイルカーペット、石・タイル、Pタイル、ビニールタイル、ビニールシート、畳、石材、竹、塗床、左官仕上げ・・・
床材は、とても種類が多く、その部屋の使用目的によって選択することが非常に大切です。
<壁>
ビニールクロス、布クロス、自然素材壁紙(和紙・ケナフ・・)、木材(天然、合板)、左官仕上げ、塗装仕上げ(漆喰、じゅらく壁、珪藻土)、石張り、タイル張り・・・
壁の仕上げとしては、現在、ビニルクロス材が一般的です。
「ビニールクロス」の使用理由は、「価格が安い・経済的である」が最も多く、それ以外にも「色・柄・機能などの種類が豊富」、「従来から使用し扱い慣れている」、「いつでも安定入手可能」などが多いようです。
<天井>
ボード類(ジプトーン、岩綿吸音板)、ビニールクロス、布クロス、自然素材壁紙(和紙・ケナフ・・)、木材(天然、合板)、竹、籐、左官仕上げ、板金、スパンドレル、塗装仕上げ・・・
以上が、床・壁・天井の主要な内装材です。
ちなみに、今後使用してみたい内装材のトップは、珪藻土だそうです。
やはり、環境にやさしいというところでしょうか。
湿気の調整効果・有害物質吸収効果・シックハウス対策などを考慮すると、頷けるのではないでしょうか。
わたしも、数回、施工しましたが、下地をきちんと施工しないと、クラックが発生します。
例えば、
クラック防止目地を多めに入れるとか、ボードを2枚張るとか、構造下地(木・鉄骨)部分を、強化するなどの工夫は、検討したほうが良いと思います。
内装材に対して、今後、求められる要求は、
1.「ホルムアルデヒド放散量 F ☆☆☆☆等級」,(これは現在すでに必須条件です)
2.「いつでも安定的に入手可能」,
3.「価格が従来品と同等以下」,
4.「補修・メンテナンスがしやすい」,
5.「価格が安定」
上記の5条件が、求められています。
それでは、最後に、内装材を選択する際に、注意すべき事項です。
1.内装材はカタログだけや写真だけで選ばず、大き目の現物サンプルを取り寄せて、選ぶ。
主要な部屋の、床・壁・天井などは、
カタログや写真ではわからない素材の質感と、施工面積の仕上がりイメージを確認することが大切です。
特に柄の入ったクロス材などは、大きなサンプルでみると、思っていたイメージと異なる場合があります。
イメージがつかめなければ、設計者やインテリアコーディネータ、メーカーのショールームなどで聞くことも検討要素です。
2.全体のバランスを考慮する。
いろいろな内装材があるからといって、あれもこれもと多くの種類を使用しないで、バランスを考えることが大切です。
特殊な素材はポイントをしぼり、配色、空間の落ち着きなど、インテリア面からの配慮も必要です。
内装材を選ぶということは、インテリアを決定づけますから、同じ要素の照明器具、家具、家電製品などとのバランスを考えることも大切になります。
3.メンテナンスを考える。
また、メンテナンスの違う素材を使いすぎると手入れが大変になりますから注意が必要です。
例えば、汚れなどが付く可能性の高い部屋に、清掃が困難な材料(絨毯など)を使用するのは、一考しなければなりません。
また、アフター面を考えて、手入れ方法の確認をしておくことも必要です。
4.材料の機能にあった選択をする。
これは、一番大切なことで、それぞれ、特徴がありますので、その部屋に最適な材料を、選択すべきです。
現在は、ネットなどでも簡単に材料を確認することができますので、選択する際は利用してみてはいかがでしょうか。
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今まで、クロス貼の記事は、多々紹介してきました。
以前も書きましたが、
他の仕上げ材料に比べ、クロスは上から貼るだけで下地を隠し、安価でスピーディーに工事ができるという経済性を持ち合わせた仕上材です。
特にビニルクロスは加工しやすく、高い印刷技術によっていろいろなデザインの種類があり、様々な建物の、新築からリフォームに至る迄、使用されています。
施工サイドの立場から話をすると(私個人の意見)、壁天井の塗装仕上げを施工するより、クロス張りにおける施工の簡便性を好みます。
今回は、施工手順のおさらいと、実際に工事現場で職人さんが、貼っている状況をビデオにて紹介します。
さて、実際貼る前に大切なのが、下地処理です。
ボード張りの場合は、パテを用いて、ボードのジョイント部分およびビス頭を処理します。
その後、ペーパーを掛けて、平らにします。
コンクリート等の場合は、左官で平滑にしごいた後に、吸い込み止めのシーラーを塗布します。
次に、自動糊付け・切断機の登場です。
使用方法は、まず接着剤を水で溶いて攪拌し、機械に入れ、クロスの材料を、機械の裏側にセットします。
機械の回転式のカッター部分で、クロスが自動でカットされ、材料に接着剤がローラーで塗布されて出てきます。
その後、接着剤がクロス表面につかないように、つづら折りに保管しておきます。
そしていよいよ張付けです。
張付けは,壁紙を下地に直接張り付けるものとし、たるみ、模様等の食違いのないよう、裁ち合わせて張り付けます。
具体的には、ブラシ等を使用し、クロス表面をこすって中に入った空気を外へ出し、ヘラを当ててカッターで不要な部分をカットし、1枚目を張り付けていきます。
2枚目を張る際には、1枚目と隣り合う部分を同じく1cmほど重ねて張っておき、2枚重ねてカットします。
つなぎ目にローラーをかけて密着させると、ジョイント部分は、ほとんど目立ちません。
端部を切り取って完成です。
建築工事現場にて、ここまでの手順を、施工しているビデオを紹介します↓
「自動 壁紙 クロス 糊付・切断機」を使用しています。
なお、クロスの種類は、過去記事「天井クロス張状況」を参考にしてください。
住宅インテリア究極ガイド2011-2012 (エクスナレッジムック)
東リ壁紙(ビニルクロス)コンクリート打ちっぱなし柄WVP3322
今回は、ホテルなど洒落た建築物の天井に多くみられる、曲面天井を記事にします。
過去に「軽量鉄骨天井下地」を、紹介しました。
(これは、私のこのサイトの一番人気の記事です)
その際に、軽量鉄骨の材料、下地の組立て等について説明をしました。
曲面天井も、この基本は変わりません。
それでは、天井が曲線になっている場合の、施工方法を紹介します。
まず、軽量鉄骨のCチャン部分を、特注にて、R(アール)サイズにて、製作します。
(当然納期はかかります)
その部分に、バー材を流して、下地を作ります。
これから先の部分の施工方法は、平面部分と変わりません。(軽量鉄骨天井下地参照)
R半径がきつい(つまり半径50センチなど)場合は、ランバー合板などを用いて、製作し、その上に仕上げ(クロス/塗装など)を施します。
この場合は、木工事の範囲とします。
スラブからインサート+吊棒を使用して、吊り下げます。
ボードは、曲面に対応している製品があります。
例えば、「FGボード」です。
この製品は、繊維混入せっこう板で、下記の特性を持っています。
- 曲面施工が容易です。
- 可撓性が非常に良いので緩やかな曲面に対してはドライ工法、厳しい曲面もウェット工法により施工が可能になります。
- 寸法安定性に優れています。
- 強力な靭性です。
- 軽量にもかかわらず、靭性はフレキシブルボードに匹敵します。
- 曲げ強さは、けい酸カルシウム板より強く、しかも耐衝撃性は、他の内装用せっこうボードに比べて優れています。
- 加工性に優れています。
- 遮音効果があります。
また、通常の石膏ボードでも、多少のR(半径)であれば、施工は可能です。
石膏ボードは、ある程度の可撓性があるので、わん曲率の小さい部分の曲面はそのまま下地に添わせて矯正しながら施工できます
(下表参照、クリック拡大)
また、ボード表面を加湿し(湿らせる)、表面の柔軟化を促して留付ける方法もあります。
さらに、わん曲率の大きい場合は、ボードの片面の表面紙を等間隔に切って折り曲げると、いかなる曲面にも施工することが出来ます。
(下図参照、クリック拡大)


某現場にて、R加工した曲線の軽量下地の写真です。
(クリック拡大)
このような流れにて、曲面天井は作られます。
ポイントは、その曲面の半径により、またその複雑さによって、下地の作り方を変えるところでしょうか。
いずれにしても、曲面を作る(施工する)のは、天井に限らず壁でも床でも、苦労します。
また、耐久性、ひび割れ、クラック、仕上げ材の隙間なども、平面に比べると発生率が高いです。
施工計画、作業手順などを十分に検討してからの、製作が望まれます。
08 世界で一番やさしい建築材料 (エクスナレッジムック 世界で一番やさしい建築シリーズ
●革より柔らかい新素材を使用しています。●柔軟性・通気性・透湿性に優れ、快適に作業ができ…
クロス貼の工事に使用する、糊付機械を紹介します。
今までクロスの記事は、数回書いております↓
「クロス」
今回は、クロス張付けの施工に関しては別にして、ちょっとこの機械に関してのみ、掘り下げてみます。
クロスを糊で貼る際に、殆どの職人の方々が使用しているのが、この機械です。
つまり、用途として、自動でクロスに糊をつける機械です。
クロスを張っている現場を見たことのある人であれば、必ず目撃しているでしょう。
「自動 壁紙 クロス 糊付・切断機」といいます。
自動式は、電気を使用します。
一般的に、100V 50W です。
手動もあります。
「軽量手動壁紙糊付機」です。
これは、今回この記事を書く際に調べていて、初めて知りました。
この機械の歴史ですが、
1972年に、世界で初めて、クロス糊付機が発売されました。
当時の機械は、重量110kg、糊付速度3.5m/minでした。
現在、最新の自動糊付機は、重量が、37.7kg、糊付速度は、17.3m/minとなっています。
年々、機械重量・糊付速度が進歩しています。
代理店で購入できますが、楽天・ヤフーなどでも盛んに販売していますし、中古品は、ネットオークションでも手に入れることができます。
価格は、上から下までいろいろあるのですが、新品普及品で、30~40万程度でしょうか。
購入するときのポイントは、下記です。
1.軽量で小型なほど、運搬が楽です。
2.クロス残量と糊残量の常時表示機能搭載
3.設定枚数×長さを表示する積算機能
4.入力電圧チェック機能
5.壁紙の有無をセンサーで検知し、壁紙がなくなる前に自動停止する機能。
6.糊補給警告
あらかじめ糊付可能長さを登録すれば、糊付m数が設定長さになるとブザーでお知らせ。
糊供給機を接続すると、糊補給警告と連動し、糊の自動供給が可能。
7.クロス柄リピート頭出し機能
壁紙のリピート長さを計算し、自動で次の柄頭直前まで送りを行なう。
8.カウンタースリーポジション機構
操作パネルは、より操作しやすい位置で選べるスリーポジショニング設定。
±20°のチルト(首振り)機能、利き手フリー。
「クロス糊付機」で検索される動画(You Tube)は、下記です↓
一度見てみると、糊付状況がよく理解出来ると思います。
関連する動画も、いろいろなクロス張状況が動画として提供されています。
「クロス糊付機」
今後も、今回のような少しマイナーな情報記事も、アップしてゆこうと考えています。
08 世界で一番やさしい建築材料 (エクスナレッジムック 世界で一番やさしい建築シリーズ
壁紙・壁クロスの補修用接着剤「速乾ボンド 壁クロス用」そった紙もスピード接着
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