北海道の、旭川駅が新しくなりました。
このお正月に、帰省したのですが、立派な建造物として生まれ変わっていました。
以前の駅舎から比べると、大きな変貌を遂げています。
今回は、たくさんの写真を交えて、紹介します。
旭川駅(あさひかわえき)は、日本最北の有人高架駅です。
島式ホーム3面・単式ホーム1面、合計4面7線のホームを抱えています。
1898年の開業時から数えて4代目の駅舎ということで、
旭川市が進めている駅周辺再開発事業「北彩都あさひかわ整備事業」の一環として建設されました。
以下、駅舎データです。
建築設計:内藤廣建築設計事務所 他
構造設計:川口衞構造設計事務所 他
監修:篠原修(旭川鉄道高架景観検討委員会委員長)、加藤源、大矢二郎(同委員)
施工:清水・熊谷共同企業体
構造:土木高架工作物造(駅舎主要部)、鉄骨造(駅舎の一部および上屋)
階数:地上2階、塔屋1階
高さ:最高高26.3m、軒高22.0m
敷地面積:13,992m2
建築面積:10,632m2
延床面積:13,245m2(1階9,960m2、2階3,285m2)
今回、なんといっても建物としてのみどころは、「四叉柱」と呼ばれる、屋根を支えている柱です。
1・2番ホームおよびその延長線上の高架スラブと、5・6番ホームには、樹木のように枝分かれした四叉柱(鋼管柱)が、それぞれ10基ずつ、計20基設置されています。
この柱によって、ホームを覆う大屋根(重さ2100t超、全長180m、幅60m、高架スラブからの高さ12.5m)を支えているのです。
駅舎の中には、この四叉柱の、鋳物木型が展示されています。
下記写真参照↓
(クリック拡大)



各ホームは、基本的に以下のような使い分けがなされています。
1・2 番 ■富良野線 美瑛・富良野方面
3・4 番 ■函館本線 深川・滝川・岩見沢・札幌方面
5・6 番 ■宗谷本線 ■石北本線 名寄・稚内・上川・北見・網走方面
7 番 明確な位置づけはされず、各方面への普通列車発着や貨物列車の待避など柔軟に運用されています。
3・4番ホームにはキヨスクがあります。
また3-6番ホームには特急乗車口案内装置があり、
名寄・上川・富良野方面側にある出発信号機のうち、1・2・3番ホームは、上位に名寄・上川方面、下位に富良野方面の2方向が設置されています(その他のホームは名寄・上川方面のみ設置)。
内部の、1階の東西2箇所にある改札口と、2階にある連絡通路、連絡通路と各ホームが、それぞれ階段・エスカレーター・エレベーターで結ばれています。
改札口と連絡通路の間の階段に設けられている踊り場には、美術品や工芸品を展示するスペースもあります。
旭川は、家具の街でもありますね。
私が帰省したときには、椅子が展示されていました↓
(クリック拡大)

コンコースの壁は、木工産業が盛んな旭川市の中心駅にふさわしく、内装には北海道産の木材が多用され、温かみを表現しています。
特に改札内の壁面はタモ材の板に全国から応募した1万人(うち77%が旭川市民)の氏名がアルファベットで刻まれた「ピープル・ウォール」となっています。
これは、一枚のサイズが、長さ83.3cm、高さ75mm、厚さ15mmで、25mmの重ね代部分に木ねじを打ち、下段から一枚ずつ貼って施工したということです。
(準不燃処理、ウレタン仕上げ)
このタモ材の匂いが、駅構内に入ると、木の香りとして漂ってきて、気持ちがとても安らぐのです。
また、駅舎内には、卵形のモニュメントが、設置されています。
YASUDA KANさんの作品です。
高さが3m以上あり、独創的な形状をしています。
横に廻ると、卵が細くなり、窓側には意味不明の彫り物が、施してあります↓
(クリック拡大)


外観は、地上約11メートルに高架化されたホームが、全面ガラス張りカーテンウォールとなったのが最大の特徴です。
南に緑豊かな忠別川、北に買物公園など旭川市中心街が見えます。
買物公園側から、駅裏が、透けて見えるさまは、なかなか感動します↓
北側は旭川市の都心部で、日本初の終日歩行者天国である平和通買物公園を中心に多くの商業施設や宿泊施設、金融機関などがあり、少し離れると住宅地になります。
この買物公園の幅と、駅高架部柱スパンのコンコース幅は、同じ20mに統一し、動線の連続感を持たしています。
下記写真は、新駅舎より買物公園を望んだ状況です↓
(クリック拡大)

南側には忠別川が流れており、高架化に合わせて自然を活かした河川空間の整備が進められています。
対岸の神楽地区は大半が住宅地ですが、1980年代以降に「旭川大雪アリーナ」など公共施設が数箇所建設されています。
今後、駅の南側の広場が完成し、忠別川に面し、河川空間と連携して整備されます。
また、永隆橋通側にはタクシー乗降場が設置され、面積も、高架化前の8,434m2から、約22,000m2に拡大されます。
他に、駐車場や駐輪場、駅周辺に点在するバス停を集約し、バスターミナルが設置されます。
このような、バスターミナル、タクシー乗り場などが、どのように配置されてゆくのか、
また、駅前駐車場が、どのようなシステムになるのか、
工事完全完了の2年後が楽しみです。
新しい駅舎により、年間350万人が乗降する「道北の玄関口 旭川」は、都市と自然の接点をイメージさせる新たな顔に、生まれ変わったといえるでしょう。
今後、さらに駅前の買物公園通りが、賑やかに復活し、市民に親しまれるよう期待します。
なお、2011-12-25日発刊の、建築総合情報誌 日経アーキテクチュアに、「駅の復権を街作りの中核に」という記事で、旭川駅の大特集が掲載されています。
木造駅舎の旅 (鉄道遺産シリーズ)
旭川駅を発着している列車10選(80円切手)のシートです。旭川鉄道高架・駅舎(一次)開業記念…
今回の、東北地方太平洋沖地震にて、被災地で地震や津波の被害に遭われた方々へ、心からお見舞い申し上げます。
地震発生後、各地での状況を報道等で確認するたび、被害の大きさに言葉を失います。
私事ですが、1978年に起きた宮城県沖地震の際、私は学生で、福島県郡山市に住んでいました。
郡山駅前のビルのガラスが割れたのを記憶しております。
現在は、北海道ですが、妻の実家が福島県三春町です。
安否の確認はとれたのですが、普段の生活に戻るのは、まだかなりの時間が必要のようです。
下記、Googleサイトでは、今回の災害に関する情報や被害状況がリアルタイムで更新されています。
Google Crisis Response
一日も早い復興を切に願うとともに、なにより多くの人の無事を、お祈り致します。
今回は、ちょっと趣向を変えて、白ナンバー・緑ナンバー(青ナンバー)について書いてみます。
トラックのナンバープレートには、緑と白の2種類があります。
一般的に、緑ナンバーは輸送を専門に行う事業者の「営業用トラック」で、会社や個人等から依頼された荷物を責任をも って確実に届けるという仕事を行っています。
一方、白ナンバーは会社やお店が自分で所有する「自家用トラック」で 、自分たちが仕事で扱う商品や荷物を運んでいます。
そのなかで、建築解体現場などで使用している、産業廃棄物の収集運搬の白ナンバー、緑ナンバーについて記述します。
例1:
解体材の、収集運搬のみを行う場合は緑ナンバーが必要。
例2:
解体工事に伴う産業廃棄物(解体材)を運搬する場合で、 解体+解体材処理を請け負わせた場合で、請け負った会社が自社で運搬する場合は、白ナンバーで問題なし。
例3:
例2で運搬を下請けに出した場合(応援のダンプ等)は、緑ナンバーが必要。
例4:
収集運搬のみを行う場合で、運搬業者が自社で処理する場合は 白ナンバーで問題ありません。
例5:
解体工事を手間と運搬で下請けを分けた場合、運搬を請け負った会社は、緑ナンバーとなり、白ナンバーは違法となります。
例6:
解体工事ではない通常の産業廃棄物の運搬のトラック車は、 基本的に自社で処理してないので、緑ナンバーとなり、白ナンバーは違法です。
分かりやすく紹介したつもりですが、結構ややこしいですね。
もうちょっと、例を挙げると、
洗濯屋さんが自分の会社で洗濯した洗濯物を、自分の会社の車で運ぶのは、白ナンバーでOK。
下請けなどに運搬を請け負わせた場合は、その運搬車は、緑ナンバーとなります。
ピザ屋さんが自分の会社で作ったピザを、自分の会社の車で運ぶのは、白ナンバーでOK.
同じく、下請けなどに運搬を請け負わせた場合は、その運搬車は、緑ナンバーとなります。
下記写真は、某解体現場における、白ナンバーと緑ナンバーの運搬車です↓

街を走っている運搬車もこのような観点で眺めてみると、新しい発見があるかもしれません。
カーメイト(CARMATE) ナンバープレートの盗難防止ボルト&キャップ 「セキュリティボルト&ベーシックキャップ」 LS312
ナンバープレート枠 中型用30mm 角パイプおこし ステンレス製ナンバープレート枠 中型用30mm …
前回記事に書いた「監理技術者の更新講習」の2日後に、建設業労働災害防止協会(建災防)主催の、統括安全衛生責任者講習に行ってきました。
その時の様子を、記述致します。
今回は全部で、46人でした。
2人掛けで、ゆったりしていて、ラッキー?なことに、席順が一番後ろで、一人掛けでした。
場所は、北海道建設会館でした。
朝、7時23分のJRで恵庭駅を出発し、札幌に8時3分に到着。
徒歩で、8時10分に、会場に着きました。
なんと、一番乗りで、受付の方も来ていませんでした。
講師の方が来ていて、部屋があいていたので、席に座って待っていました。
今回の講師は、元○○組の、安全担当部長さんでした。
講義はスクリーンを使用して、テキスト併用で、いろいろな話を交えて、わかりやすく説明なされていました。
統括安全衛生責任者(とうかつあんぜんえいせいせきにんしゃ)とは、
特定元方事業者(建設業など)の現場において、安全衛生に関する統括管理する者を指します。
労働安全衛生法第3章安全衛生管理体制第15条に規定されています。
ここで表現されている、元方事業者とは、
一の場所において行う事業の仕事の一部を請負人に請け負わせている事業者で、最も先次の請負契約における注文者を指します。
また、特定元方事業者とは、
特定事業(建設業・造船業)を行う元方事業者です。
統括安全衛生責任者を、選任しなければならない条件として、下記が規定されています。
1.特定事業(建設業・造船業)に、常時50人以上の労働者を従事させる特定元方事業者は、統括安全衛生責任者を選任し、作業場を管轄する労働基準監督署長に報告しなければなりません。
2.ずい道等の建設、圧気工法による作業、橋梁の建設の場合は常時30人以上の労働者を従事させれば、選任義務が生じます。
統括安全衛生責任者は、次の職務を行います。
1.元方安全衛生責任者の指揮(※建設業のみ)
2.協議組織の設置運営
3.作業間の連絡調整
4.作業場所の巡視
5.関係請負人が行う安全衛生教育に対する指導や援助等
統括安全衛生責任者は、建設現場などにおいて事業の実施を統括管理する者の中から選任しなければなりません。
資格要件は「事業場においてその事業の実施を統括管理する者」であり、「常時50人以上の労働者を従事させる事業場(建設現場)において、その事業の実施を統括管理」を行う、現場代理人、主任技術者、監理技術者に選任された所謂「現場事務所長」があたることが多いです。
従って、安全衛生上の資格要件は特に必要なく、現場を統括する実質的な権限を有していることが必要と考えることができます。
また、国家資格である衛生管理者(第一種・第二種)の免許を有さなくても選任されることは可能です。
ただし、建設業においては建設業労働災害防止協会で開催されている統括安全衛生責任者講習あるいは現場管理者統括管理講習、造船業においては地方運輸局と全国造船安全衛生対策推進本部が共催で行っている「統括安全衛生責任者研修会」を受講していることが望ましいとされています。
また、公共工事における総合評価方式による入札においては、講習受講の有無が評価項目となる場合があります。
さて、
一時限目(9時00分~10時00分)は、建設業の労働災害と問題点の講習でした。
全体的に、あらためて安全について考えさせられました。
二時限目(10時00分~12時00分)は、統括管理の意味の説明でした。
これは、普段一番接する分野ですので、いろいろ頷きながら聴いておりました。
ここまで約1時間置きに10分程度の休憩を挟み、昼休み(12時00分~13時)です。
そして、午後の授業が始まりました。
三時限目(13時~16時00分)は、「統括管理の具体的な進め方」でした。
四時限目(16時00分~16時30分)は、「建設業の労働衛生管理」についての、お話でした。
最後に、リスクアセスメントを取り入れたKY活動の用紙が、配布され、全員で記入、検討しました。
以上で、講習の修了となりました。
私が今回の講習で、特に印象に残った事項は、
1.ヘルメットに、8mm以上の発泡スチロールが張っているのが、墜落防止用ヘルメット。
以外は、単なる飛散防止ヘルメット。
2.ヒヤリハットを一歩進め、ホットアンシン。。
これは、例えば、風で煽られ、落下しそうになったが、安全帯をつけていて落ちなく、安心した。。。などなどの啓蒙運動です。
3.実際の事故・災害の写真を使っての講義。
4.一人親方の確認。
労災の適用なし。
一人親方専用の保険(年7、8万程度)に入っていれば、問題なし。
等々の話です。
私が取得した免許証と、講習にて使用したテキストの写真です↓
(クリック拡大)

安全第一の言葉が空言にならないよう、またコンプライアンス(法令遵守)に基づいた具体的安全対策がとても重要であることなどを、再認識した一日でした。
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