今回は、土工事につづき、杭工事の見積書を紹介します。
杭工事とは、基礎が支持地盤までに到達しない場合に、杭を打つことによって、建物の荷重を地盤に支持させる工事のことをいいます。
大きく分けると、既成品の杭を打設する既成杭工法と、現場にて杭を構築する(コンクリート、鉄筋を用い製作する)場所打ち杭工法があります。
その中にも多種多様な工法があります。
下記の内訳は、既成杭工法の見積書を多少省略したものです。
土工事の場合と違い、小計にて、2つに分けてあります。
一般的に、建設会社が、杭工事を施工する場合、杭の材料メーカーと、杭を施工する会社を取りまとめている商社に、工事を発注します。
その部分を、内訳の小計の上の部分に記入しています。
それ以外に杭工事に関係している部分を下記の小計にまとめてあります。
それぞれの項目説明は、後日致します。
B 建築工事
| 番号 | 名 称 | 仕 様 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 | 備考 |
| 3 | 杭工事 | ||||||
| A | BFパイル | 300-400mm L=6m(B種) | 38 | 本 | ※※ | ※※※ | |
| B | BFパイル | 300-400mm L=7m(B種) | 26 | 本 | ※※ | ※※※ | |
| C | 杭運搬費 | 300-400mm L=6m(B種) | 38 | 本 | ※※ | ※※※ | |
| D | 杭運搬費 | 300-400mm L=7m(B種) | 26 | 本 | ※※ | ※※※ | |
| E | 工事費 | BFK工法 | 1 | 式 | ※※ | ※※※ | |
| 小計 | ※※※ | ||||||
| F | 杭芯出し | 64 | 本 | ※※ | ※※※ | ||
| G | 杭間ざらい | 64 | 本 | ※※ | ※※※ | ||
| H | 残土処分 | 52 | m3 | ※※ | ※※※ | ||
| I | 杭頭補強筋 | 64 | 本 | ※※ | ※※※ | ||
| 小計 | ※※※ | ||||||
| 合 計 | ※※※※ |
杭の工事監理チェックリスト
日本建築構造技術者協会 JSCA
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昨日の続きです。
まづ、名称欄の<根伐>について説明します。
<根伐>とは、一般的に地面より下の部分の土を掘ることを、あらわしています。
建物の地面より下の部分を、基礎といいます。
基礎を構築するために、地面を掘ります。
この作業のことを<根伐>といいます。
他の表現では、掘削、根切ともいいます。
掘った土の量を、M3の単位であらわし、これに単価をつけます。
機械堀、手掘で単価が違い、また壷堀、総堀で単価が違います。
つぎに、<埋め戻し>ですが、地面を掘削し、基礎を構築したあとに、その周りまたは中を土で埋める作業のことです。
これも掘削と同じで、M3の単位に単価をつけます。
その後、余った土を処分することを、<残土処分>といいます。
ここで気をつけなくてはならないのは、現場の敷地内に土をおいておけれるかどうかという問題です。
つまり、掘った土を敷地内に仮置きして、その土で埋め戻しをするのか、置く場所がなくてすべて一度外に搬出し、購入土にて埋め戻しをするのかによって、単価が大幅に変わってきます。
また、残土も敷地内に敷き均して処理をするのと、場外処分するのとでは、単価がまったく違います。
つぎに、<床均し>ですが、土を掘ったあとに通常砂利を敷くのですが、敷く前に、土を平らにする作業のことをいいます。
これは、M2の単位であらわします。
掘った土の上に基礎を構築するのにまづ、砂利を敷きます。
これを<切込砂利>という表現であらわします。
砂利の種類を、記入することもあります。
仕様の欄に、基礎下、土間下とわけてありますが、通常土間下のほうが作業がはかどり、手間が違うので単価が安いのです。
今回の表では、切込砂利、基礎下いくらという表現にしていますが、砂利の材料の値段と、敷く作業手間との値段にわける場合もあります。
今回のような作り方を複合単価といいます。
つまり、材料と手間とを一緒にした単価です。
これは、土工事に限らず、いろいろな工種にあらわれてきます。
最後に、<重機運搬費>ですが、上記作業をおこなう際に、ユンボ、ショベルなどの、機械を使うことが多く、その機械を現場まで運ぶ費用をあらわしています。
単位を回数であらわす場合もあります。
他に、水処理費、仮設手摺、簡易土留めなどを、土工事の項目に入れる場合もあります。
また、掘る土の種類、掘削の難易度により、単価が違ってきます。
土工事の見積もり内訳です。
以前、建築工事の見積書の記事にて、内訳の種類を書きましたが、そのときの番号に合わせて作成してみました。
名称欄の項目は、最低限の内訳にしています。
表作成の、HTML言語にまだまだ精通していなく、見づらいかもしれませんが、だいたいこのようなものだと感じていただければ、よいと思います。
各名称の内容は、次回詳しく説明致します。
ちなみに、通常の見積書は、最近はA4横サイズが多いようです。
| 番号 | 名 称 | 仕 様 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 | 備考 |
| 2 | 土工事 | - | - | - | - | - | - |
| A | 根堀 | - | 200 | m3 | ※※※ | ※※※ | - |
| B | 埋め戻し | 購入土 | 80 | m3 | ※※※ | ※※※ | - |
| C | 残土処分 | 場外 | 120 | m3 | ※※※ | ※※※ | - |
| D | 床均し | 300 | m2 | ※※※ | ※※※ | - | |
| E | 切込砂利 | 基礎下 | 15 | m3 | ※※※ | ※※※ | - |
| F | 切込砂利 | 土間下 | 38 | m3 | ※※※ | ※※※ | - |
| G | 重機運搬費 | - | 1 | 式 | ※※※ | ※※※ | - |
| H | - | - | - | - | - | - | - |
| 合 計 | - | - | - | - | ※※※※ | - |
通常の、建築工事の見積書の内訳項目は、おおむね下記のような書式になっています。
当然建物により、工事項目がない工種は出てきます。
この項目ごとに、設計図書に基づき、積算をして見積書を作成します。
当然施工会社によって、単価、値段が違ってきます。
数量に関しては、基本的には、それほど違いは出てきませんが、施工方法の違い、一式計上、係数の掛け方、などなどにより(ちょっと一言では表現できないのですが)多少の違いは出てきます。
現場経費、一般管理費は、みなさんわかりにくいと思いますので、次回詳しく書きたいと思います。
A共通仮設工事
B建築工事
B-1直接仮設工事
B-2土工事
B-3杭工事
B-4コンクリート工事
B-5型枠工事
B-6鉄筋工事
B-7鉄骨工事
B-8組積工事
B-9屋根板金工事
B-10防水工事
B-11断熱工事
B-12タイル工事
B-13木工事
B-14金属工事
B-15左官工事
B-16木製建具工事
B-17鋼製建具工事
B-18硝子工事
B-19塗装工事
B-20内装工事
B-21雑工事
C設備工事
C-1電気設備工事
C-2機械設備工事
C-3昇降機設備工事
D外構工事
E解体工事
F現場経費
G一般管理費
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