久しぶりの「帳場の一日」シリーズです。
今年の3月20日に、「帳場の一日(工事写真)」を書いて以来です。
再度おさらいですが、工事現場を次のように仮定しております。
1.工事名 〇〇〇店舗 新築工事
2.構造規模 鉄骨造2階建+一部RC造、延床面積 5,000m2
3.工期 2011/3/30〜2011/11/30
4.請負金額 800,000,000円
5.現場員 所長含め4名
今回は、以前書いた、「災害防止協議会」をテーマにしました。
それでは、本日の帳場の一日です!
前日夕方の、帳場同士の会話にて。。。
C主任 「〇〇君、明日の災防協の段取りは終わっているのかい?」
D現場員 「はい。今晩、前回の議事録をまとめてからお見せします。」
C主任 「結局、何人集まるのかな?」
D現場員 「はい。
内装工事関連業者が、今回から多数来ますので、総勢30人くらいになりそうです。」
C主任 「当社からは、〇〇部長と、安全室長でまちがいないな!」
D現場員 「はい。本日、再連絡をして確認しています。
その際、安全ビデオの手配も再確認しました。」
C主任 「OK!
それじゃ資料ができたら所長にも目を通してもらうので、早めに作成するように。
それと、明日朝、A工区のEVピット周りの落下防止手摺の状態を再確認しておいてくれ。」
D現場員 「はい。了解しました。」
。。。協議会当日。。。
C主任 「みなさん、本日は忙しい中お集まりいただきありがとうございます。
これより、〇〇〇店舗 新築工事、第6回災害防止協議会をおこないます。
それでは、皆さんのお手元の資料に沿って、進めてまいります。
最初に、当現場〇〇所長より、一言お願いします。」
A所長 「みなさん、ご苦労様です。
当現場も、着工より半年、作業時間にして計6万時間、一つの事故もなく進んでおります。
残り二か月となりましたが、最後まで無事故で、当現場を完成いたしたく、協力よろしくお願いいたします。
。。。。。。。」
このように、会議は進んでゆきます。
その内容は、以前の記事を参考にしてください。
最後に、一般的な協議会会則を掲げておきます。
災害防止協議会会則(一例)
1.名称
この協議会は、○○○工事作業所災害防止協議会という。(会の事務所は現場内に置く)
2.目 的
この協議会は、労働安全衛生法第30条(特定元方事業者の講ずべき措置)に基づく特定元方事業者
と、当工事に従事する協力会社の協議組織であり、労働災害防止のため統合的な安全衛生施策を協
議し、これを積極的に実施することによって工事に従事する労働者の災害防止に寄与することを目的
とする。
3.構 成
この協議会は、作業所長が議長となって、開催月の工程に関連する総ての協力会社をもって構成する。
(2次以下の協力会社を含めること。)
• 統括安全衛生責任者、元方安全衛生管理者
• 元方事業者の現場職員
• 元方事業者の店社(共同企業体にあっては、これを構成する総ての事業者の店社)の安全衛生管理者
または工事施工・安全管理の責任者
• 協力会社の安全衛生責任者または代理者
• 協力会社の店社の工事施工・安全管理の責任者、経営幹部、安全衛生推進者等(混在作業に伴う
労働災害の防止上重要な時期に開催される協議会に参加させる。)
4. 役員の選出
会長には、作業所長が就任し、副会長には協力会社の互選により協力会社の中から選出する。
書記は元請事業者の現場職員により構成する。
5.職務
協議会は、主として次の事項を議題として行う。
(1) 作業所の安全衛生方針、作業所安全衛生目標及び本社安全衛生方針等の周知
(2) 翌月の作業工程、作業所安全衛生計画特に危険有害要因の特定(予想される災害)、
重点項目及び主な防止対策(標準モデルのイラストシート等の活用)
(3) 安全大会、安全衛生教育等安全衛生活動に関する各種行事
(4) 協力会社の工事安全衛生計画及び安全衛生に関する意見の提言
(5) 主要な機械・作業用仮設の配置状況
(6) 移動式クレーン、車両系建設機械等の運転についての合図の統一等
(7) 作業場の巡視に関する事項
(8) 災害発生原因の調査並びに再発防止対策の検討
(9) 安全衛生施設及び作業方法・手順についての検討改善に関する事項
(10)その他安全衛生に関する事項
6.運営
(1)この協議会は、毎月1回開催する。ただし必要ある時は随時に開催することができる。
(2)この協議会の進行は会長または、指名されたものがこれを担当する。
7.記録の保存
この協議会の議事、行事などの重要な事項は、文書に記録して3年間保存しなければならない。
某現場における災害防止協議会の様子です↓
(クリック拡大)
新年あけましておめでとうございます。
今年も、よろしくお願いします。
さて、2010年最初の記事は、安全関係から始めます。
そのなかで、今回は「電動工具の安全点検」です。
安全大会、安全衛生協議会、災害防止協議会、安全週間、他いろいろな現場の安全行事の中で「電動工具の点検」は、かかせないものです。
火災、感電、けがなどの事故を未然に防ぐため、使用前に、工具始業前点検を必ず行い、正しく使用することが大切となります。
私も過去に現場において、ドリルを使っている際に差込口から発火した経験があります。
又、仮設電線が燃え上がったこともありました。
現場においては、結構、電動工具・電線などからの火災事故は多いのです。
また、仮設電気の漏電ブレーカーが、いろいろな原因により落ちることは、よくある事です。
(もちろん、あってはならないのですが。。。)
移動式電動機械器具、可搬式電動機械器具及びアーク溶接機等については、あらかじめ、指名した点検者に、法令で定めるところにより使用前点検させ、異常を認めた場合には、直ちに補修し、又は取替える必要があります。
ここで言うところの、移動式電動機械器具とは、ベルトコンベア、水中ポンプ、コンクリートミキサー等をいいます。
又、可搬式電動機械器具とは、電気ドリル、携帯用丸のこ、電動かんな、電動グラインダー等をいいます。
また、定期の点検は、一ヶ月を超えない一定の期間ごとに行う必要があります。
以下、電動工具の点検事項です。
1.配線の損傷はないか。
2.コネクターの破損はないか。
3.アースは確実にとってあるか。
4.操作スイッチ、手元スイッチの作動はよいか。
5.十分な太さのキャブタイヤケーブルを使用しているか。
6.丸のこ等の接触防止装置(カバー等)の確認
下記写真は、工具をテスターを使用して点検している状況です↓
(クリック拡大)

これらの機械工具を使用する場合には、その金属製外枠を確実に接地し、その接地線の被覆は、緑色とします。
ただし、やむを得ず緑色の被覆でないものを使用する場合には、接地線の両端に緑色のテープを巻きます。
また、電気機械器具に接続する移動電線は、単相用では3芯、三相用では4芯のものを使用し、そのうち1 芯を専用の接地線とします。
移動式電動機械器具又は可搬式電動機械器具を使用する場合には、法令で定めるところにより、感電防止用漏電しゃ断装置を使用しなければなりません。
他に、電気関係の現場点検事項として、
1.架空電線保護状況
2.分電盤(取扱者、行先表示、アース、設置高さ)
3.電球ガード、配線状態(保安灯の設置状況)
4.アーク溶接機(電撃防止、ホルダー)
等々があります。
下記写真は、現場に設置している分電盤の点検している状況です↓
(クリック拡大)

いずれにしても、確実で適切な点検を実行し、未然に事故を防ぐことが大切です。
以上、今年も皆さんにとって良い年でありますように。。。
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某建築現場の安全大会にて、AED(Automated External Defibrillator)について、全員で勉強をしました。
消防本部の方々における、救命講習会です。
AED(自動体外式除細動器)とは、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。
2004年7月より医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになり、病院や診療所、救急車はもちろんのこと、空港、駅、スポーツクラブ、学校、公共施設、企業等人が多く集まるところを中心に設置されています。
AEDは、操作方法を音声ガイドしてくれるため、簡単に使用することができます。
講習を受けるには、公的団体では、各地の消防本部や日本赤十字社がAED講習会を開催しています。
病院や保健所で独自に行っているところもあります。
民間団体では、アメリカ心臓協会(AHA:American Heart Association)公認講習を開催する日本ACLS協会や、メディックファーストエイド社、国際救急救命協会が、一般市民向けにトレーニングを提供しています。
操作はいたって簡単で、AEDの発する指示音声に従ってボタンを押すなど2~3の操作のみで、取り付けもピクトグラムで分かりやすく説明されており、医療知識や複雑な操作なしに電気的除細動が実行されます。
AEDによる除細動の施行と併せて、そばにいる者が心臓マッサージ・人工呼吸を継続して行うことも救命のために不可欠です。
日本では救急車が現場到着するまで平均で約6分強を要しますが、心室細動の場合、一刻も早く電気的除細動を施行することが必要とされており、6分も待つ余裕は全くありません (カーラーの救命曲線によれば心停止3分で死亡率はおよそ50%)。
救急車の到着以前にAEDを使用した場合には、救急隊員や医師が駆けつけてからAEDを使用するよりも救命率が数倍も高いことが明らかになっています。
このようなことから、建築工事現場等においても、AEDを配置するとともに、現場に携わっている全員がAEDに関する知識を有することが、非常に大切だと考えます。
AEDが登場し始めた当初は、一セットあたり100万円以上でしたが、2007年には30万円程度になっています。
家電量販店でも販売しています。
もちろん、レンタルもあります↓
「救命コム」AEDレンタル・販売/救命トレーニングマネキンレンタル・販売
マンションにおいては、「AED収納宅配ボックス」もあります。
健康スポーツ関連施設連絡協議会の、ホームページにおいて、AEDを用いた心肺蘇生法がわかりやすく紹介されています。
ぜひ、安全大会等で、全員で勉強してみてはいかがでしょうか。
これからの時代、ますますこのような機器の需要が高まり、設置箇所数、台数が増えていくと思います。
下記写真において、左側が講習会の状況で、右側が、心臓マッサージを練習している状況写真です。

続いて、人工呼吸をおこなっている写真と、設置ステッカーです。
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