建築物の工事において、コンクリートの躯体と取付けたサッシュの隙間(溶接取付のためどうしても隙間が必要)を、モルタルで詰める作業を、建具廻り詰モルタルと称します。
モルタルを詰めるから、詰モルタルなのですが、建具に限らず、コンクリートと金物、コンクリートと床点検口、床見切り、ALC、鉄骨、エレベータードア枠、住宅基礎と土台との隙間、すべて、モルタル詰めと言います。
一言で言い表すとすれば、コンクリートとコンクリート以外の素材の間隙部へ、モルタルを充填して、埋める作業です。
詰めるモルタル材料は、外部は防水剤混合とします。
作業手順です。
最初にモルタルを詰める部位を清掃します。
これは、接着不良を防ぐ上でも重要な作業です。
次に,場所によりますが詰める片側に当て板をします。
詰めた反対側から材料がこぼれ落ちないようにするためです。
モルタルガン等を使用し、充填度を確認しながら、モルタルを詰めていきます。
はみ出たモルタルを取り除き、詰めたモルタルの表面を、コテ、刷毛等で仕上げます。
周りを清掃して完了です。
外部のサッシュ周りのモルタル詰めは、漏水の原因にもなり得るので、充分な注意が必要です。
下の写真は、某マンションの内部スチールドア枠にモルタルを詰めている作業状況です↓

目地つまーる(モルタルガン)G-800
今回の記事は、「床コンクリート直均し仕上げ」です。
左官工事のひとつで、床を、コテで押さえて仕上げる作業です。
適用の対象となるのは、この上に直接床材を張る場合、または工場、倉庫等でこのままで床を使用する場合等があります。
「建築工事共通仕様書」では、床面の仕上がりの精度は下記にて規定しています。
- 壁の巾木周りは、3mにつき3mm以内とする。
- 仕上がり面でのむらは目視により支障が無い程度にする。
- 合成樹脂塗り床、ビニル系床材、コンクリート直均し仕上げの場合、3mにつき7mm以内とする。
- カーペット張り、防水下地の場合、3mにつき10mm以内とする。
- タイル張り、モルタル塗り等の場合、1mにつき10mm以内とする。
もちろん、上記規定内だからといって、仕上げ材が納まらなかったり、建具の扉が床に擦ってしまったり等の障害は論外です。
左官工事は、昔に比べると量は減っていますが、床コンクリート押さえの仕事は非常に大切な部分です。
この工法の工程は、下記によります。
- コンクリート打設にともない、レベルに合わせコンクリートをならします。
- 中むら取りを木ゴテで行います。
- 踏み板を用いて、金ゴテ押さえを行い、セメントペーストを充分に表面に浮き出させます。
- 締まり具合を観て、金ゴテで強く押さえ平滑にします。
- 床仕上げ厚が薄い場合等には、金ゴテ仕上げで、下ずり、中ずり及び仕上ずりの三工程を行います。
金ゴテ仕上げの段階で、コンクリートが締まり過ぎ、不陸・コテむらがとれなくなったりしたときに、セメントや水等を表面に散布したりすると、耐摩耗性が無くなったり、その部分が剥離する等の支障をきたす事があるので注意が必要です。
また、最終の押さえは、コンクリートの調合、気温、スラブ厚さ等により、その時機の判断が難しく、真夜中になる事等もあるので、作業環境も含め諸条件を前もって計画しておかなければなりません。
下記写真は、上記工程の3の段階です↓
サイト内検索
カテゴリー
月別記事
最新コメント
- 鉄筋のかぶり確保 に kazzzz より
- 鉄筋のかぶり確保 に tsutomu takarada より
最新 24時間 人気記事ベスト3
- 軽量鉄骨天井下地(LGS工法): 181 view(s)
- 軽量鉄骨壁下地: 143 view(s)
- 塗膜防水工法(ウレタン防水): 138 view(s)






