2012年、あけましておめでとうございます。
2006年9月13日より、本サイトを公開してから、6度目のお正月を迎えます。
過去記事
2007/1/1「あけましておめでとうございます」
2008/1/5「あけましておめでとうございます」
2009/1/5「あけましておめでとうございます」
を読み返し、新たな気持ちで、この「けんけんちくちく」と向かい合い、発展させてゆければと考えております。
基本的に、無理をせず長続きを目標とし、今迄以上に一つ一つの記事を丁寧に書き込んでゆきたいと考えています。
本年もよろしくお願い致します。
日本人のしきたり―正月行事、豆まき、大安吉日、厄年…に込められた知恵と心 (プレイブックス・インテリジェンス)
今回は、建築工事現場における災害事故例を紹介します。
紹介する災害事故は、下記です。
土建区分 建築
工事区分 解体工事(足場組立)
災害種類 墜落・転落
事故の型 墜落
職種 鳶工
年齢 19歳
発生年月 200×年×月
発生時刻 15時50分
負傷程度 両足骨折(頚骨)
経験年月 1年9ヶ月
現場就労日数 60日
請負次数 三次
被災者は、ビル解体工事の防護足場の塔屋外部足場用の防音パネルを、事前に切断していた既存手摺から屋上端部へ運搬していました。
その際、残した巾木につまづきバランスを崩し、前のめりに転倒し、そのまま外部足場と躯体間(幅約70cm)から約17m下に墜落、被災しました。
(墜落途中、ダクトフード、壁つなぎパイプにぶつかる)
1.屋上まわりの層間養生を行っていたが、材料不足のため他の作業員が材料を取りに行っている間に、次の日の段取りのため防音パネル移動を職長代理(当日は通常の職長が不在)が指示し、行った。
2.層間養生は各層に行う計画となっていたが、次工程(重機による建物解体)に追われていたため、後からまとめて行う手順となっていた。
3.上記について、担当者は1次業者に是正指示を出していた。
発生原因
1.墜落の恐れがある場所に立入った
(立入禁止措置を行っていなかった)
安衛法29,31
安衛法21,23 安衛則519,540
2.作業主任者の選任が不明確 安衛法14 安衛則565
3.下から行う層間養生が行われていなかった。
防止対策
1.現場巡回時に危険箇所の点検、及び立入禁止措置状況の点検を徹底する。
(元請、事業者)
2.作業主任者の選任を確認し指示命令系統を明確にする。
3.「決められたことは、守る、守らせる」
守られていないときは、作業を中止し再指導を行うこと。
参考になったでしょうか。
日々の作業の一つ一つに対し、安全意識を強く持ち、工事を進めてゆくことが大切ですね。
今後もこのような記事を掲載する予定です。
事故・災害事例とその対策―再発防止のための処方箋
危険な場所のフェンス、パイプ類などの安全保護にトラクッション マルガタ TRC-69A
今年度は、これが最後の記事になります。
来年度もよろしくお願いいたします。
前回に引き続き「36.解体工事」です。
今回は、RC造における、解体工法の種類と特性を紹介します。
RC(鉄筋コンクリート)造の建築物を解体する工法としては、下記の3種類が一般的です。
1.圧砕機工法
圧砕機は、通常ショベル系建設機械に取付けて使用します。
油圧操作によってコンクリートに咬みつき、強力な圧縮力によって破壊します。
コンクリートの破壊と同時に鉄筋を切断するものや、圧砕機取付け部に回転機構を装着し、つかみ角度の自由なものがあります。
2.大型ブレーカー工法
大型ブレーカーも、通常ショベル系建設機械に取付けて使用します。
油圧による打撃力によって、コンクリートの縁切り及び破壊をします。
3・転倒工法
外部への解体ガラの飛散を少なくするために外壁を転倒させてから小割する工法です。
それぞれの特性です。
1・圧砕機工法
解体原理 油圧ジャッキで砕く
使用機械 圧砕機
形 態 0.7m3ベースマシン
特 徴 効率良く汎用性高く、取り扱い容易
能 力 操作軽快
小人数作業
鉄筋、鉄骨切断可能
その他 20m程度の高所作業可能
騒 音 低騒音、低振動で公害防止面で比較的良
ベースマシンの作動音
低騒音型重機 基準値104dB
圧砕音プラス7~10dB以下
振 動 作業移動時の振動注意
粉 塵 比較的粉塵多い
飛 散 物 散水設備必要
2・大型ブレーカー工法
解体原理 油圧によるノミの打撃
使用機械 大型ブレーカー
形 態 0.7m3ベースマシン
特 徴 効率良く汎用性高い
騒 音 圧砕工法に比べて音、振動が大きい
ベースマシンの作動音
低騒音型重機 基準値104dB
圧砕音プラス20~30dB以下
粉 塵 粉塵発生に注意
3・転倒工法
解体原理 部材を縁切り後倒す
使用機械 圧砕機
形 態 0.7m3ベースマシン
能 力 2フロアーごとの解体
騒 音 転倒地盤面の性状、小片の飛散状況を考慮した施工が必要
ベースマシンの作動音
低騒音型重機 基準値104dB
圧砕音プラス7~10dB以下
このようにいろいろな解体工法があるのですが、ひとつの建物に対して、数種類の工法を用いることもあります。
一番安全で、無理のない工法を選択する必要があります。
特に、近隣に対する、騒音・振動・粉塵には、考慮しなければなりません。
9回目の解体工事の記事です。
コンクリート造の建物などを解体する際には、通常、解体仕様機を使います。
この機械は、さまざまな解体用アタッチメントに対応できる解体工事に適したベースマシンです。
このマシンに、コンクリート圧砕機(大割)などを取り付けて、コンクリートを破砕します。
解体工事現場では、機械の、耐久性・安定性・安全性が求められます。
下記写真は、アタッチメントの一つである圧砕機です↓
(クリック拡大)
通常、解体手順は、次の(1)から(7)によります。
ただし、解体施工の技術上これにより難い場合は手順を変更し、監督職員に報告・協議します。
(1) 建築設備(便器・照明器具・換気扇・エアコン・什器類・UB・湯沸器・ボイラー等)
(2) 内・外装材
(3) 屋根葺材等
(4) 躯体
(5) 基礎・杭その他
(6) 構内舗装等
(7) 地下埋設物、埋設配管(最初に、おおもとで閉止・切断しておきます)
コンクリート解体などで用いる「破砕解体」とは、次の用語定義に基づいています。
(1)「分別解体」とは、建築物等に用いられた建設資材に係る廃棄物等をその処理形態
に応じて分別し、当該建築物を計画的に解体する行為をいう。
(2)「破砕解体」とは、圧砕機又はブレーカー等により、躯体を破砕して解体する行為
をいう。
(3)「転倒解体」とは、壁・柱等の転倒方向を定め脚部の一部を破壊し、所定の方向に
転倒させ解体する行為をいう。
(4)「部材解体」とは、カッター又はワイヤソー等により、躯体を部材ごと、又は柱と
梁等の部材が組み合ったブロックごとに、切り離し解体する行為をいう。
(5)「自立状態」とは、対象となる柱又は壁等が、控えとなっていた他の架構や壁等か
ら切り離され、自立した状態をいう。
このような解体の手法を用いて、建物を解体してゆきます。
現在は、市街地作業に適した、低騒音、低振動の機械が求められます。
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