RC造のマンション屋上防水状況です。
屋上における防水は、現在いろいろな工法が出てきています。
アスファルト防水は、以前からの一般的に一番信頼性のある工法ですが、この工法をもとに、外断熱工法および、環境問題に対応した工法などがだんだん出てきています。
アスファルト防水は、ルーフィングの組み合わせと層数を変えることによって、要求レベルに応じた防水性能を持たせることが可能であり、建物の種類と部位、耐用年数に対応して、適切な防水層を選択することが出来ます。
また、熱工法といわれ、溶融釜にて、熱溶融した液状アスファルトでルーフィングを積層させていく工法(2層〜3層が主流)です。
ただし、アルファルトの煙や臭気が発生するので、昨今の環境下ではその点が、難点ではあります。
アスファルト防水の他には、大きく分けると、シート防水、塗膜防水などがあります。
今回、下記写真にて紹介しているのは、全層改質アスファルトルーフィングの積層工法で、「BANKS工法」といいます。
「Build up Asphalt roofing Non Kettle System」の略です。
従来のトーチ工法の進化型ですね。
作業環境・周辺環境がクリーンで作業安全性が高い防水です。
溶融釜など大型機材が要らず、小型の工具で施工が出来ます。
防水工事は、奥が深く、進歩のスピードも速いので、これからもいろいろな種類の防水工事を紹介していきます。
今回は、コンクリート造のサッシュ取付状況を紹介します。
一般に、建具と呼ばれるものには、鋼製建具、木製建具があります。
この分け方は、通常の積算時の分け方です。
鋼製建具の中には、アルミサッシュ、アルミドア、スチール製建具、シャッター、オーバースライダー、軽量鋼製建具、パーティーション、トイレブース、ステンレス製建具、自動ドア、カーテンウォール、などが含まれます。
ただし、トイレブースなどは、別項目にする場合もあります。
木製建具は、基本的に木(合板ベニヤ)等を使用して作られる建具です。
内部のドアなどに使用することが多いです。
下の写真は、某マンションの外壁にアルミサッシュを付けている施工状況です。
コンクリートの型枠脱形後、コンクリート面にサッシュ取付け用の墨を出します。
いわゆるサッシュの取付け位置を決める墨出しです。
これにより、サッシュのレベル(高さ)、芯(寄り)、出入りを決定します。
コンクリートには、サッシュアンカーというサッシュ取付け用金物を、最初から打ち込んでおきます。
ここに、サッシュを溶接して取付をおこないます。
まず、開口部にサッシュを吊り下げ、パッキンなどでいったん納めます。
その後、墨に合わせて位置をづらし決定します。
最後に溶接棒を使用し、溶接して完了です。
写真に写っているサッシュの青い部分は、養生ビニールです。
サッシュの位置出しは、その後の壁のふかし、天井高さ寸法などに影響してくるので、大切な作業です。
また、取付作業も、レベルはもちろん、歪み、ねじれなどの生じないよう熟練した技術が必要となります。
わかりやすい建築工事〈6〉建具工事
公共建築協会

コンクリートの現場における試験状況です。
前回、「コンクリート打設」という記事を書きましたが、下記の写真が、そのときのコンクリート試験です。
コンクリート構造物の安全確保のためには、工事現場での品質管理が重要になります。
まず、手前左側がスランプ試験(JIS A 1101)です。
固まる前のコンクリートの固さ軟らかさを表す用語を「スランプ」といいます。
試験方法は、現場に搬入されてきたコンクリートを採取して、そのコンクリートを、スランプコーンと呼ばれる上端のほうが狭い円筒形の容器(鉄製)にいれて、コーンを真上に抜き取った時に、コンクリート頂部の高さが何cm下がったかを測定します。
スランプ値は、通常設計図書に明記されており、数値が大きいほど軟らかいということです。
一般に建築用は15〜18cm程度の軟らかめ、土木用は5〜12cm程度の硬めのコンクリートが使用されます。
合否判定基準は、8cm以上18cm以下→±2.5cm、21cm→±1.5cmとなっています。
手前中央が、空気量試験 (JIS A 1128)です。
専用の試験器にスランプ試験と同じようにコンクリートを入れます。
コンクリートの作業性(ワーカビリティー)の改善や、耐久性(耐凍害性等)の向上のため、コンクリートを練り混ぜる段階で微小な空気をいれます。
通常そのために、AE剤またはAE減水剤と呼ばれるコンクリート用化学混和剤を使用します。
圧縮強度はほぼ空気量に比例して低下するので空気量の過多には注意を要する必要があります。
判定基準は、普通コンクリートの場合、 空気量4.5%±1.5%です。
手前右側が、塩化物量の測定試験です。
簡易試験紙によって試験をしている状況です。(デジタル測量器もあります)
コンクリート中にある程度以上の塩化物が含まれていると、コンクリート中の鉄筋がさびやすくなり、塩化物が塩化ナトリウム(NaCl)であると、アルカリ骨材反応を助長する要因ともなります。
塩化物総量の限度については、原則として、0.30kg/m3を規制値としています。
最後に、圧縮強度試験用供試体の製作(JIS A 1132)です。
写真に写っている後ろの茶筒状の18本です。
3本一組で、150m3に1回試験体を採取し、20±2℃の水中養生をおこない、 1回の試験結果が、呼び強度の値の85%以上でかつ、3回の試験結果の平均値が呼び強度の値以上であれば合格となります。
試験方法は、専用の機械に試験体を挟み込み、上から圧力をかけ破壊するまでの強度を測定します。
通常、4週強度で判断します。
また、型枠解体時期を判断するために、予備の供試体をとることがあります。
下記写真は、某マンション(RC造10階建て)の、8階部分の梁の鉄筋をつないでいる作業状況です。
最近、マンションなどの建築物の多くは鉄筋コンクリートで作られています。
コンクリートの中に配置されている鉄筋をつなぐ作業のひとつが、ガス圧接作業です。
鉄筋をつなぐ方法には、鉄筋を一定の長さに重ねる「重ね継手」、鉄筋を加熱・加圧しながらつなぐ「ガス圧接継手」カプラーなどによって鉄筋をつなぐ「機械式継手」、溶接による「溶接継手」の4つの工法があります。
その中でガス圧接は、安価で、信頼性があり、もっとも普及している工法です。
D16(鉄筋径16mm)以下は「重ね継手」とし、D19以上は、「ガス圧接」とするのが建築構造物では、一般的になっています。
ただ、天候が不順のときは、作業が出来ません。
また、火が発生する作業なので、消火器などで安全対策をする必要があります。
この工法は、昭和30年頃、日本で発明されたようです。
施工方法としては、まず、つなぎ合わせる鉄筋を切断機で切断します。
次に鉄筋に圧接器を取付け、二本の鉄筋の中心がずれないように締め付けます。
加圧器を動かし、鉄筋に圧力をかけてガスバーナーで加熱していきます。
そして所定のふくらみができたところで、加熱をやめ圧力を下げます。
接合部の外観形状をたしかめてから、圧接器を取り外します。
この一連の作業の、品質管理をする検査基準としては、下記があります。
まず基本が、外観検査です。
合否判定基準としては、細かい規定がいろいろあります。
圧接部ふくらみの直径は鉄筋径の1.4倍以上、ふくらみの長さは1.1倍以上。
他に、圧接面のずれ、鉄筋中心軸の偏心量などが判定されます。
外観検査では、判別できない部分を検査するのに、非破壊検査と破壊検査の2通りの検査方法があります。
非破壊検査で一般的なものは超音波探傷法で、破壊検査では、引張り試験があります。
引張試験は、現場にて抜き取った供試体(鉄筋)を法的試験機関で引張試験機にかけ、切断されるまで引っ張り、基準通りの強度をもっているかを判断します。
わたしは、昔20年ぐらい前に、東京のたしか「鮫島」というところに、検査機関があり、そこに電車(京王線だったかな)で供試体を麻袋に入れ担いで運ぶ途中に、袋が破れ電車の中で鉄筋が音を立て床に散らばり、とても恥ずかしい目にあった経験があります。
作業服だったこともあり、かなり犯罪者に似ていたとおもいます。
サイト内検索
カテゴリー
月別記事
最新コメント
- 鉄筋のかぶり確保 に kazzzz より
- 鉄筋のかぶり確保 に tsutomu takarada より
最新 24時間 人気記事ベスト3
- 軽量鉄骨天井下地(LGS工法): 182 view(s)
- 軽量鉄骨壁下地: 143 view(s)
- 塗膜防水工法(ウレタン防水): 138 view(s)









