昨日に引き続き、コンクリート工事の見積もりの説明をします。
まづ、名称欄にて、コンクリートを区別しています。
一番最初の、捨コンクリートとは、基礎コンクリートを作る前に、砂利の上に打設するコンクリートのことをいいます。
つまり、地盤のうえに、きちんとした水平面を作成し、そこに、墨出し(構造物の位置などを確定するために、墨を打ち線を引く)を施し、その墨の位置に合わせ型枠、鉄筋を組んでいきます。
この墨出し作業は、コンクリートを打つたびに行い、それに伴い、躯体はでき上がっていきます。
非常に大切で、決してミスの出来ない作業です。
捨てコンの次からは、基礎コン、土間コン、1階、2階となっています。
つまり打設箇所により分けています。
その横の仕様欄に、21+3-15-20と書かれているのは、左から21(Fc:設計基準強度)+3(Fq:品質基準強度)-15(スランプ)-20(粗骨材の最大寸法)を、あらわしています。
簡単に説明しますと、設計基準強度とは、構造計算で設定したコンクリートの圧縮強度です。
品質基準強度とは、だいぶん前に、JASSが改正された時点で、設計基準強度と耐久設計基準強度の両方を満足させるために、コンクリートの品質の基準として定めた強度をいいます。
そしてここでΔF=+3Nという考えが出てきました。
つまり、現場で打設するコンクリートは、品質管理で信頼性が欠ける部分が多少でもあるので、プラス3N強度を足しておこうというところでしょうか。
次のスランプとは、まだ固まっていないコンクリートの硬さ/柔らかさをあらわしています。
最後は砂利の大きさです。
強度が大きいほど、またスランプがおおきい(やわらかい)ほど、価格は高いです。
ここまでが、コンクリートの材料の価格です。
打設手間は、材料に比べると安いですよね。
ほとんどが、人件費です。
一般に、打設数量が少ない場合は、単価が高くなります。
最後のポンプ車とは、ミキサー車が運んでくるコンクリートを、パイプやホースを通じて打設場所へ圧送する装置を持った作業車です。
コンクリート工事は、全工事の中でも構造体を作成する重要な部分であり、金額的にも全体に影響を持つ金額になります。
最後になりますが、生コンの価格は、地域によって結構差額があるようです。
建設現場で、建設会社(元請け)の職員を帳場と呼ぶことがあります。
他の呼び方としては、現場員、現場職員、監督、現場監督、監督員、などです。
そこの、トップを現場所長と呼びます。
現場代理人ともいいます。
現場代理人は、社長(事業主)の代理人 と言う意味です。
建設業法では、主任技術者や監理技術者という表現を使います。
この、3つの呼び名の違いは、建設業法第19条の2、第26条にて、細かく明言していますので、興味のある方は、調べてみてください。
『帳場』という語源は、旅館や商店などで、帳付けや勘定などをする所を、帳場といっていました。
そこからお金を預かる人を帳場さんと呼んだみたいです。
工事現場以外でも、帳場さんと呼ばれている職種は多いみたいです。
(ちょっと調べきれなかったのですが)
工事現場の、帳場の主要な仕事の内容は、大きく分けると次の4つです。
『施工管理』『工程管理』『安全管理』『原価管理』
それぞれ、一冊の本が書けるほど内容を書き出すときりがないのですが、帳場の一日という題にてこれから徐々にわかりやすく書いていこうと考えています。
1コマ・マンガでわかる現場監督
高谷 勝

今回は、土工事につづき、杭工事の見積書を紹介します。
杭工事とは、基礎が支持地盤までに到達しない場合に、杭を打つことによって、建物の荷重を地盤に支持させる工事のことをいいます。
大きく分けると、既成品の杭を打設する既成杭工法と、現場にて杭を構築する(コンクリート、鉄筋を用い製作する)場所打ち杭工法があります。
その中にも多種多様な工法があります。
下記の内訳は、既成杭工法の見積書を多少省略したものです。
土工事の場合と違い、小計にて、2つに分けてあります。
一般的に、建設会社が、杭工事を施工する場合、杭の材料メーカーと、杭を施工する会社を取りまとめている商社に、工事を発注します。
その部分を、内訳の小計の上の部分に記入しています。
それ以外に杭工事に関係している部分を下記の小計にまとめてあります。
それぞれの項目説明は、後日致します。
B 建築工事
| 番号 | 名 称 | 仕 様 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 | 備考 |
| 3 | 杭工事 | ||||||
| A | BFパイル | 300-400mm L=6m(B種) | 38 | 本 | ※※ | ※※※ | |
| B | BFパイル | 300-400mm L=7m(B種) | 26 | 本 | ※※ | ※※※ | |
| C | 杭運搬費 | 300-400mm L=6m(B種) | 38 | 本 | ※※ | ※※※ | |
| D | 杭運搬費 | 300-400mm L=7m(B種) | 26 | 本 | ※※ | ※※※ | |
| E | 工事費 | BFK工法 | 1 | 式 | ※※ | ※※※ | |
| 小計 | ※※※ | ||||||
| F | 杭芯出し | 64 | 本 | ※※ | ※※※ | ||
| G | 杭間ざらい | 64 | 本 | ※※ | ※※※ | ||
| H | 残土処分 | 52 | m3 | ※※ | ※※※ | ||
| I | 杭頭補強筋 | 64 | 本 | ※※ | ※※※ | ||
| 小計 | ※※※ | ||||||
| 合 計 | ※※※※ |
杭の工事監理チェックリスト
日本建築構造技術者協会 JSCA
![]()
昨日の続きです。
まづ、名称欄の<根伐>について説明します。
<根伐>とは、一般的に地面より下の部分の土を掘ることを、あらわしています。
建物の地面より下の部分を、基礎といいます。
基礎を構築するために、地面を掘ります。
この作業のことを<根伐>といいます。
他の表現では、掘削、根切ともいいます。
掘った土の量を、M3の単位であらわし、これに単価をつけます。
機械堀、手掘で単価が違い、また壷堀、総堀で単価が違います。
つぎに、<埋め戻し>ですが、地面を掘削し、基礎を構築したあとに、その周りまたは中を土で埋める作業のことです。
これも掘削と同じで、M3の単位に単価をつけます。
その後、余った土を処分することを、<残土処分>といいます。
ここで気をつけなくてはならないのは、現場の敷地内に土をおいておけれるかどうかという問題です。
つまり、掘った土を敷地内に仮置きして、その土で埋め戻しをするのか、置く場所がなくてすべて一度外に搬出し、購入土にて埋め戻しをするのかによって、単価が大幅に変わってきます。
また、残土も敷地内に敷き均して処理をするのと、場外処分するのとでは、単価がまったく違います。
つぎに、<床均し>ですが、土を掘ったあとに通常砂利を敷くのですが、敷く前に、土を平らにする作業のことをいいます。
これは、M2の単位であらわします。
掘った土の上に基礎を構築するのにまづ、砂利を敷きます。
これを<切込砂利>という表現であらわします。
砂利の種類を、記入することもあります。
仕様の欄に、基礎下、土間下とわけてありますが、通常土間下のほうが作業がはかどり、手間が違うので単価が安いのです。
今回の表では、切込砂利、基礎下いくらという表現にしていますが、砂利の材料の値段と、敷く作業手間との値段にわける場合もあります。
今回のような作り方を複合単価といいます。
つまり、材料と手間とを一緒にした単価です。
これは、土工事に限らず、いろいろな工種にあらわれてきます。
最後に、<重機運搬費>ですが、上記作業をおこなう際に、ユンボ、ショベルなどの、機械を使うことが多く、その機械を現場まで運ぶ費用をあらわしています。
単位を回数であらわす場合もあります。
他に、水処理費、仮設手摺、簡易土留めなどを、土工事の項目に入れる場合もあります。
また、掘る土の種類、掘削の難易度により、単価が違ってきます。
サイト内検索
カテゴリー
月別記事
最新コメント
- 鉄筋のかぶり確保 に kazzzz より
- 鉄筋のかぶり確保 に tsutomu takarada より
最新 24時間 人気記事ベスト3
- 軽量鉄骨天井下地(LGS工法): 183 view(s)
- 軽量鉄骨壁下地: 144 view(s)
- 塗膜防水工法(ウレタン防水): 138 view(s)






