建築工事においては、現場ではなく、工場にて製作するものがあります。
代表的なものでは、鉄骨、サッシュ、金物、設備機器等が挙げられます。
これらは、製作時に工場で検査を行います。
そのひとつの、鋼製建具の工場における製品検査に関して記述いたします。
一般的に呼ばれている「サッシュ製品検査」は、施工業者、工事監理者(設計事務所等)が立会で、製品の製造過程および製作状況を確認します。
工場製品検査項目として、一般的に、
寸法、雨仕舞、外観、色調、金具の取付状態、膜厚などを確認します。
最初に工場にて、一通りの説明を受けてから、視察します。
基本的に、現場納入予定のサッシュが予定通り、規定通り作られているかどうかを検査します。
現在の工場では、かなりオートメーション化が進んでいます。
寸法等は、数カ所対角線を、WH寸それぞれ計測します。
また、膜厚は、専用機器にて測定します。
下の写真は、某現場における製品検査状況です↓
左2枚が、スチールドアの検査で、右端が、アルミサッシュの寸法検査状況です。
(クリック拡大)

型材を切断したあとに、複雑な加工が行われます。
下記写真は、建具を加工する機械のひとつです↓
(クリック拡大)

それぞれの製品における検査項目を確認し、完了となります。
ともすれば、儀礼化してしまいがちな検査ですが、まえもって確認事項をまとめておき、疑問事項は積極的に確認し合うことが大切だと考えています。
今年最後の記事になりましたが、来年も又よろしくお願い致します。
皆様、良いお年をお迎えください。。
今まで紹介してきた、鉄骨工事の記事は全て、工事現場内の状況でしたが、今回は工場における製作に関して記述致します。
建築物に使用される鉄骨は、工場にて加工されます。
鉄骨工場製作の、流れとしては、下記によります。
1.設計図書の確認、製作工程表の作成、管理技術者の資格確認などの準備
2.平行して、材料、ロール材などの発注→鋼材入荷→受入検査
3.施工計画書作成、承認
4.工作図の作成→承認
(a) 現寸図(型板及び定規を含む)は、必要に応じて、作成します。
(b) 高力ボルト及び普通ボルトの縁端距離、ボルト間隔、ゲージ等は、特記によります。
5.原寸検査
(a) 定規、型板の確認
(b) 鋼製巻き尺の照合
(c) 納まり等問題点の解決
6.工場加工、矯正、けがき、切断、孔開け、曲げ加工、摩擦面の処理、仮溶接、本溶接
(a) けがき
(1) けがきは、工作図、現寸図、型板、定規等により正確に行ないます。
(2) 引張強さ490N/mm2以上の高張力鋼、曲げ加工する外側等の箇所は、たがね、ポンチ等により傷をつけてはいけません。
ただし、溶接により溶融する箇所又は切断、切削及び孔あけにより除去される箇所については、この限りではありません。
(b) 切断及び曲げ加工
(1) 鋼材の切断面は、指定されたものを除き、材軸に垂直とします。
(2) ガス切断による場合は、原則として、自動ガス切断とします。
やむを得ず手動ガス切断とする場合は、形状及び寸法が正しくなるようグラインダー等で整形します。
(3) 厚さ13mm以下の鋼板は、せん断による切断とすることができます。
ただし、主要部材の自由端及び溶接接合部には、せん断縁を用いてはいけません。
(4) 切断面に有害な凹凸、まくれ、切欠き、スラグの付着等が生じた場合は、修正するか又は取り除きます。
(5) 曲げ加工は鋼材の機械的性質等を損なわない方法により行ないます。
7.工場内検査
(a) 形状、寸法等の工場自主検査
(b) 溶接等の自主検査
8. 製品検査
(a) 溶接試験
(b) 形状、寸法等の検査
9.下地調整、工場錆び止め塗装
10.工場最終確認→輸送
以上、ざっと書きましたが、これだけで本1冊になり、まだまだ奥が深いです。
次回以降、それぞれの項目を掘り下げてゆきたいと考えています。
下記写真は、某鉄骨造現場にて製品検査時に見学した、工場内のロボットです。
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鉄骨工事現場施工計画書の作成マニュアル
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