久しぶりの見積書に関する記事です。
前回は、今年の1月27日に記載した、「積算業務その2(拾い~提出迄)」ですから、約10ヵ月ぶりです。
今回は内装工事です。
最初に、施工する個所を、床、巾木、壁、天井、廻縁などに分け、その部位ごとに見積もりを作成してゆきます。
基本的に、それぞれの部位ごとに、下地材、仕上げ材などを、材工の単価にて記入してゆきます。
「材工」という言葉は、いままで何度も出てきていますが、材料費と、工賃を足した複合単価のことです。
つまり、内装工事の場合、一般的には、材料代と、施工手間賃は、分けないということです。
たとえば、クロス張りの単価は、m2当たり、いくらという表現を用いますが、この単価は、材料も手間も入っているのです。
ここらあたりは、過去のそれぞれの他の工種においても記事にしています。
鉄筋を組み立てる見積などは、一般的に、鉄筋の材料がいくらで、加工組立手間はいくらという形で材料と手間をわけて、見積もりを作成してゆきます。
内装工事は、そうではなくて、複合単価で作成してゆくということです。
さて最初は床です。
床は、材料ごとに、数量と単価を入れてゆきます。
下地は、コンクリート金ゴテ、モルタル金ゴテ等の場合は左官工事に入れます。
木床組下地の場合は、木工事に入ります。
置き床、アジャストフロア、ネダフォーム等の場合は、内装工事に入れることが多いようです。
内装工事に入れない場合は、雑工事でしょうか。
壁も同じように、下地材と仕上げ材に分かれます。
下地の軽量鉄骨材は、以前の記事にも記載しましたが「金属工事」に分けられることが多いです。
軽量鉄骨下地に、プラスターボードを貼り、クロスで仕上げる場合などは、プラスターボード(PB)と、クロス張りを、内装の見積もりに入れます。
軽量鉄骨下地を内装工事に入れる場合は、軽量鉄骨下地のみを分類して記入することが多いです。
天井も壁と同じ考えです。
内装工事の見積もりは、「縦」掛ける「横」で面積をだし、その数値に単価を掛ければ、金額が出る訳ですから、皆さんも自分の部屋等を、面積を計算して、例えばクロス張りの単価を入れたり、床材の単価を入れると、その部屋の模様替えの価格がおおよそわかると思います。
もちろん業者の経費は別ですが。。。
材料の単価については、内装工事の場合とてもたくさんの種類があるので、本当に必要な機能なのか、材質なのかを適切に判断し、材料を決定することが大切です。
特に床材等はピンキリです。
また、見積もりを作成する場合は、材料の仕様、番号等を間違えないように注意する必要があります。
内装工事の場合(他工種でもありますが)設計図書で、「同等品以上」のような表現があります。
たとえば、床フローリング張りの仕上げ表にて、DAIKEN-PSS3082(NS800)と記載があり、備考欄等に「同等品以上」と書かれている場合は、「この記載番号がある材料と、機能面が同等か又は、それ以上の材料であれば、使用してもよろしいです」と解釈します。
そのようにして、単価を入れるので、非常に大切な部分でもあります。
下の表は、かなり材料の種類等を省略しています。
通常、全ての材料、工法の違いにより単価が違ってきますので、内装工事の見積項目は、多くなることが一般的です。
他に項目として、造付家具、窓枠、木製巾木、台輪、断熱工事、カーテン・ブラインド工事、などを見積もり項目に入れる場合もあります。
下表の単価は参考価格です↓

内装工事DIY入門
図説建築の内装工事改訂版
壁に、PBを張っている作業状況です。
現在、建築物の内装工事における壁及び天井の下地材のほとんどが、このPB(プラスターボード)を使用しています。
プラスターボードとは、芯材に石膏を入れ、その両面と側面をボード用紙で被覆した板を称し、耐火・防火・遮音性能を有しています。
石膏ボードとも呼ばれています。
厚さは一般的に、9,12,15,21mmとあります。
下地材として使うものと、表面に化粧シートを張って仕上げたものがあり、どちらも壁・天井などに使われます。
一般的な壁貼付けの施工手順を記述します。
最初に、石膏ボードを壁の寸法にあわせてカットします。
道具は、カッターを使用し、表面部分に切れ目をつけて、裁断します。
このあと、切断面の石膏部分の凹凸を、やすりで滑らかにします。
ここまでの作業の後にいよいよ壁にボードを張り付けていきます。
下地材(LGS軽量鉄骨下地)に直接張る場合は、ビスピッチが規定されています。(共通仕様書19章内装工事表19-7-2による)
ボード類を下地張りの上に張る場合は、接着剤を主とし、必要に応じて、小ねじ・タッカーによるステープル等を併用して張り付けます。
目地処理の種類は、継目処理工法(テーパーエッジ)、突付V目地工法(ベベルエッジ)、突付工法(スクェアエッジ)、目透し工法(スクェアエッジ)があります。
下記写真は、某マンションの内装工事における壁ボード張り付け状況です↓

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某店舗の、天井にプラスターボード9mm(PB9mm)を貼付けている作業状況です。
下地の軽量材に、ボードをビス止めしています。
使用しているボードは、仕上げが塗装のため、ジョイントプラスターボード(JPB)を使用しています。
つまり、端部がテーパーになっていてその部分の表面の紙をはがし、(写真の白い部分)寒冷紗をはります。
その後、パテ処理、ペーパー掛けをおこない、塗装工事の工程にはいります。
ボードのジョイント部分は、ひび割れしやすいので上記のような処理をするわけです。
今回、この記事を書くにあたり、寒冷紗について調べてみようと思い立ち、検索をかけてわかったのですが、ガーデニングの品に多々使われているのですね。
勉強になりました。
内装工事に関して、楽しく読める本を一冊紹介します。
<DIY>とは、住まいと暮らしをバージョンアップするために、自分で快適な生活空間をつくりだす事をいいます。
つまり<Do It Yourself>の略です。
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内装工事DIY入門―リフォームにも、新築にも。DIYで世界でひとつの部屋をつくろう! 地球丸 2006-09by G-Tools |
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