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屋根のシート防水を16枚の写真で紹介(建築工事現場)

2013年2月25日

今回は、建物の屋根に施す、シート防水です。

以前の記事で、屋根断熱防水工法(シート防水)を書きました。

紹介したのは「サンタックIB工法」です。

その中で、S造における断熱複合防水である、サンタックIB-MF/DF工法を、記載していますので、再読ください。

サンタックIBシートは、可塑剤に高分子可塑剤(ポリメリック可塑剤)を用いて作られているため、可塑剤の移行・揮散・浸出が少なく、経年しても寸法安定性(厚み・幅・長さ)がよく、耐久性にすぐれています。

経済的で、工程短縮にもつながり、断熱効果もあります。

北海道では、スラブデッキ下に、さらに断熱として、ウレタンを吹き付けることが多いです。

さて、題名にあるように、たくさんの写真で、実際に施工した状況を紹介します。

高品質・高耐久性防水シート&高耐風圧性仕様
ポリメタリック可塑剤配合長期耐久性特殊塩化ビニル樹脂系防水シート
サンタックIB-MF/DF工法(耐火屋根30分下地断熱屋根工法)を使用した、
S造店舗の、施工手順です。

1.材料搬入です。

最初に、シート材(HW-15)です。
(厚さt1.5、幅1250㎜、長さ15m)
(クリック拡大)

次に、断熱材イソシアレヌボード50㎜です。
(クリック拡大)

2.デッキを敷きます。
(鉄骨梁に、溶接)
この作業は、鉄骨業者ではなく、屋根業者が敷くことが多いです。
(つまり、デッキ敷からの一括責任施工です)
樋廻りなどは、鋼板などで補強します。
(クリック拡大)

 

3.断熱材イソシアレヌボードを敷きます。
(クリック拡大)

  

4.シートを貼ります。

最初に、ディスク(IBディスク鋼板65φ)を、600ピッチで取付けます。
(クリック拡大)

シートを敷並べ、
IH融着をして(専用機器使用)、シートの重ね部分にIBリキッドを塗布します。
(クリック拡大)

おおきく分けるとこの3工程しかありません。

これで完成です。

他の工程としては、立ち上がり部分、ドレン廻り、段差、出隅入り隅処理などがあります。

もちろん火も使わず、これからもいろいろな場面で使用されると思います。

 

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