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「建築と料理」類似点の考察

2010年1月23日

このサイトは、主に建築工事現場を紹介するのが目的ですが、料理の記事もじょじょに増えてきました。

当初は、建築記事のつなぎのために書いていたのですが、現在、建築記事数224、料理154となっています。

最近、料理の記事はちょっと遠ざかっています。

しかし、実際は料理のほうが、つぎからつぎと、新鮮な驚きとともに、記事を書く意欲をかき立てるのです。

何も知らないのであまり考え込むことなく、すらすら書けるのかもしれません。

建築関係の記事は、最近かなり悩むのです。
以前と、だぶっていないかとか、技術的に間違った記事になっていないかとか、読む側に立って考えるほど、なかなか筆が進みません。

そこで今回はちょっと趣向を変えて、建築と料理について思うことを書いてみます。

衣食住は、人間生活にとって欠かせないものであり、その中の食と住に関しては、ネット上でも情報が氾濫しています。

試しに、「建築と料理」で検索するといろいろなサイトが出てきます。

そのたくさんのサイトのなかで、共通のテーマが「建築と料理は似ている」という定義です。

これに関しては、私もその通りだと感じます。

料理の定義が、材料を切り整えて味付けをし、煮たり焼いたりして食べ物をこしらえること、

ということであれば、建築も材料を加工し、熱を加えるなどして、組み立てることです。

もちろん、見栄えも大切な要素の一つです。

ものを作る。。。このことにおいて、建築と料理は同じです。

おいしい材料を使えばおいしいものが出来る。

素材が良ければ良い建物が出来る。

素材の個性を生かし、調理・建築することで、さらなるおいしさ・住みやすさ・魅力を発見出来るのです。

もちろん、おのおのそれだけではありません。

料理は、我々の体に必要なエネルギーを与えてくれ、建物は我々をいろいろなものから守ってくれています。

どちらも理屈はいりません。

食べておいしい、住んで安らぐ。。。

そこに求めるものがあるのではないでしょうか。

世界のレストランの写真です↓
(クリック拡大)
あなたなら、どのスペースに魅力を感じるでしょうか。。
restaurant01 restaurant02 restaurant03

又、それぞれ両方とも、古代からの歴史があります。
「古代の食と建築物」
「歴史の中の食と建築」
「和食と大正建築」
「江戸文化の中の食と建物」
「イタリア料理と西洋建築物」
上に掲げたのは、私が今勝手に思いついた本のテーマです。
いくらでも考えられて、なおかつ、なんとなくありそうで、そして売れそうですよね。

建築用語と料理用語が同じものもあります。
代表的なのは「面取り」でしょうか。
他には、切る、たたく、混ぜる、小口、ダバラ、攪拌、などなど。。

世界のレストラン↓
(クリック拡大)
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そうです。。結論。。。

建築と料理はとてもとっても似ているのです。。。

とても心地よい空間(建築)で、とてもおいしい料理を食するのは、至極の幸せではないでしょうか。

ちょっと余談になりますが、飲食店と料理店の違いを。。

建築基準法では、店舗の名称に関わらず、飲食が主であるものを「飲食店」といい、遊興(ゆうきょう:面白くあそぶこと)が主であるものを「料理店」といいます。

具体的には、通常のレストラン、割烹料理店などは、「飲食店」に該当します。

一方、「料理店」に該当するのは、いわゆる高級クラブ、キャバクラ、ホストクラブなどです。

「料理店」は、飲食物を提供するとともに、客を接待するために、主として異性の従業員を有します。

特に「料理店」については、一般的な解釈とは大きく異なり、風俗営業法(法令集参照)の「風俗営業」の対象となっています。

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