巾木取付を紹介します。
「巾木(はばき)」とは、床と壁の継ぎ目で、壁の最下部に取り付ける細長い横板を称します。
床と壁の境目となり、汚れたり、壊れやすい壁の下部を保護するのが目的です。
掃除機などが当たって破損しやすい箇所を保護しています。
また、部屋空間の色彩をコーディネート(壁と床)させるのも、巾木の重要な役目のひとつです。
通常材質は、ビニールソフト巾木、木製巾木が使用されています。
今回は、ソフト巾木について、記述します。
ソフト巾木は、木製に比べて、非常に安価です。
参考価格です↓
270 円/m(高さ60mm)
290 円/m(高さ75mm)
320 円/m(高さ100mm)
また、種類が非常に多岐にわたっており、部屋のトータル的なデザインを損なうことがありません。
傷つきにくく、よごれが取りやすい上、抗菌性もプラスされています。
施工が容易であることも特徴のひとつです。
一般的な、抗菌性軟質ビニル巾木の寸法です↓
60mm(高さ)×914mm(長さ)
75mm(高さ)×914mm(長さ)
100mm(高さ)×914mm(長さ)
それでは、一般的な施工法です。
下地が、ボード・モルタル・木・無機質板等の壁面を想定します。
1.最初に、巾木に糊を塗っていきます。
2.壁面にも糊を塗っていきます。
3.時間を置いた後、巾木を貼っていきます。
4.ローラーで圧着します。
ローラーがない場合は指で押さえていきます。
5.余分なところをカットして、完成です。
糊が乾くまでは、触らないようにします。
巾木を使用しない部屋は、まず和室です。
和室には、「畳寄せ」と呼ばれる木見切が畳と壁の間に取り付いており、押し入れ等には、「雑巾ずり」と呼ばれるこれまた木製の見切りがついています。
さらに、壁材が堅固なもの(石、タイル等)は、巾木の役目を壁が行なっており、取付けることはありません。
皆さんの住まいにおいても、和室およびタイル張りの部屋(浴室等)は、巾木が取り付いていないと思います。
以外の部屋は、全てに、巾木が取付いていると考えますが、その種類の中でも経済性を考慮すると、ソフト巾木の需要は非常に多いものとなっています。
上の写真2枚が、巾木と接着剤の材料の写真です。
下が、接着剤塗布状況と、巾木取付状況の写真です↓
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