現在、建築物の内装工事における壁及び天井の下地材のほとんどが、このPB(プラスターボード)を使用しています。
つまり、これほどPBが必要とされていた時代は、過去にはありませんでした。
プラスターボードとは、芯材に石膏を入れ、その両面と側面をボード用紙で被覆した板を称し、耐火・防火・遮音性能を有しています。
石膏ボードとも呼ばれています。
厚さは一般的に、9,12,15,21mmとあります。
下地材として使うものと、表面に化粧シートを張って仕上げたものがあり、どちらも壁・天井などに使われます。
一般的な壁貼付けの施工手順を記述します。
最初に、石膏ボードを壁の寸法にあわせてカットします。
道具は、カッターを使用し、表面部分に切れ目をつけて、裁断します。
このあと、切断面の石膏部分の凹凸を、やすりで滑らかにします。
ここまでの作業の後にいよいよ壁にボードを張り付けていきます。
下地材(LGS軽量鉄骨下地)に直接張る場合は、ビスピッチが規定されています。(共通仕様書19章内装工事表19-7-2による)
ボード類を下地張りの上に張る場合は、接着剤を主とし、必要に応じて、小ねじ・タッカーによるステープル等を併用して張り付けます。
目地処理の種類は、継目処理工法(テーパーエッジ)、突付V目地工法(ベベルエッジ)、突付工法(スクェアエッジ)、目透し工法(スクェアエッジ)があります。
下記写真は、某マンションの内装工事における壁ボード張り付け状況です↓
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