今回は、鉄骨建方状況のビデオを紹介します。
鉄骨工事は、過去に「08.鉄骨工事」として、7度記事を作成しています↓
- 建築工事における、わたしが作成した実際の「鉄骨工事見積書」 6月 25th, 2012
- スタッド溶接 3月 13th, 2009
- 工場鉄骨加工組立 2月 21st, 2009
- 建築現場の鉄骨工事における「高力ボルト接合状況」 5月 20th, 2007
- 鉄骨建方状況 5月 13th, 2007
- アンカーボルト設置 4月 25th, 2007
- 鉄骨工事 9月 14th, 2006
紹介するビデオは、S造2階建、延床面積650m2の建造物です。
さっそく、ご覧ください。
建方の一般的な施工手順は、下記となります↓
柱の建方作業
第1柱の建方
(1) 柱の玉掛け
- 玉掛けワイヤロープ、シャックル、当物(やわら)を用意する。
- 足ががり、手がかり安全帯取付け金具の有無を確かめる。
- 玉掛けする。
- 玉掛けワイヤーロープをフックにかける。
- 柱の根元に当物(あてもの)を入れる。
〔玉掛け方法の例〕
①柱頂部のボルト穴を利用し、つり金物をボルトで締めつける。
②ボルト穴にシャックルで玉掛けワイヤロープを取りつける。
③玉掛けワイヤロープをカバープレートの下端を通してかける。
(2)柱起こし
1.ブームを起こして、倒して、旋回して、巻上げ水平移動。
(3)セット
- セット位置の上部真上で、一旦止める。
- 手の届く位置まで巻き下げる。
- チョイ下げる。
- アンカボルトの真上に誘導する。
- 静かにセットする。(微動)
- アンカボルトを締める。
- 昇柱する。
- 玉掛けワイヤーロープをはずして、ノックにかける。
- 降柱する。
梁の取付作業
- 玉掛けワイヤーロープ、シャックル、当物(やわらか)を用意する。
- 梁記号を確かめ、梁を拾い出す。
- 作業用足場(スタンションなど)の取付け。
- 親綱の取付け。
- 玉掛けをする。
- 作業員は、昇柱し待機する。
- 荷(梁)を巻上げ移動する。
- 荷が取付け位置にきめたら手もとで一たん止める。
- 柱間に親綱の取付け。
- 梁をガゼットに落とし込む。
以上が、柱・梁の大まかな作業手順となります。
鉄骨建方は、非常に危険が伴います。
重大災害にもつながります。
事前の綿密な打合せ・計画が必要となります。
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