建方の際には、効率の良い建て方順序を選定する事が大切です。
また、建方途中では構造が不安定であるため、事故の起こす事の無いように十分な検討が必要です。
建て方計画書には、下記事項が記載されます。
1.工程表(準備開始時期、各節ごとの組立て及び接合時期、完了時期)
2.施工管理体制
3.組立て順序(図面表示が望ましい)
4.吊り足場等の安全施設、仮設材や二次部材等で地組するものの有無(図面表示が望ましい)
5.主な部材の質量表(平面図等に記入)
6.建て方用機械の種類、性能(吊り上げ能力、作業範囲、設置位置及び保安上の注意事項)
7.建て方途中の建入れ測定方法及びその修正方法
8.建て方完了時の建入れ測定方法及びその修正方法
9.部材集積場所及び集積方法
10.建入れ検査の合否の基準
11.建方中の強風に対する補強の方法及び仮ボルトの本数等
12.接合作業の手順及び検査方法
13.安全管理及び養生の方法
建て方機械の選定は、非常に大切な事項です。
特に、機種、台数、最大荷重、作業半径、作業能率等は、事前に充分な検討が必要です。
また、建て方機械を設置する構造体、架台、路盤、構台等が、自重、風圧力、地震力、衝撃力等に対して安全である事を確認しなければなりません。
高所作業になる事が多く、安全設備の確固たる準備が大切です。
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