メーカーは、TPOに合わせて、種類・工法を豊富に取りそろえています。
特に、屋根補修工事などは、大きなシェアを占めるのではないでしょうか。
理由のひとつに、主流であったアスファルト防水の環境問題です。
アスファルト防水は、街中での作業は、ほとんど規制されます。
消防署への届出も必要です。
詳しくは、以前の記事ー信頼度ナンバーワン!ビデオで観る「アスファルト防水施工状況」を御覧下さい。
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信頼度ナンバーワン!ビデオで観る「アスファルト防水施工状況」
施工のすべての基本は、アスファルトを溶融して、ルーフィングを敷き込んでいくことです。
詳しい施工手順は、過去記事をご覧ください。
アスファルト防水は、天候に左右されます。
夏場は、暑くて作業する方は大変です。
自己の健康管理には、充分な配慮が必要となります。
もちろん、性能・信頼性は、ゆるぎないものがあり、内部浴室などの防水は、その耐久性からもアスファルト防水が主要材料の地位を占めています。
そのような現在、今迄も何度か、ウレタン防水を紹介してきました。
今回、施工したウレタン防水は、下記仕様です。
メーカーは、この工種のリーディングカンパニー『株式会社ダイフレックス』です。
※仕様
SPX -2工法(平面)
SPX -2L工法(立ち上がり)
用途 : 歩行用
材料一覧表です。
SPX-2工法 (平場)(クリック拡大)⬇️
SPX 2L工法 立ち上がり部分(クリック拡大)⬇️
使用した材料の規格一覧表です(クリック拡大)⬇️
実際に現場で使用した主要材料の写真です。
(クリック拡大)⬇️
それでは、施工手順です。
① 下地処理
コンクリート下地の、油脂類などはシンナーなどでふき取ります。
凸部のレイタンスの除去を行ないます。
防水施工時の一般的なコンクリートの含水率8%以下の確認をします。
(クリック拡大)⬇️
② プライマーPW-F塗布(平面・立上り)
密着工法を行うところはすべて、プライマーPW-Fを、ローラー・刷毛等で、0. 2kg/rrfを均一に塗布します。
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③ エパーコートZero- 1 S(平面・立上り)
プライマーPW-Fを施工後、エパーコートZero-1-Sを、規定の配合比で混合撹枠し、ゴムベラ・金コテで1. 3kg/rrfを均一に塗布します。
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④ エパーコートSP -100吹付(平面 ・立上り)
主剤・硬化剤からなるエパーコートSP-100を、温度及び吐出バランスを調節した後、平場2.0kg/rrf 立上り1.0kg/ nfを積層吹出し、均一に吹付け施工します。
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⑤ エクセノレトップ塗布(平面・立上り)
エパーコートSP- 100吹付施工後、エクセルトップを、規定の配合比で混合撹枠し、ローラー・刷毛で、0.2kg/nfを均一に塗布します。
(クリック拡大)⬇️
⑥ 完成です。
(クリック拡大)⬇️
実際に材料を納入するときは、平米数あたりの使用量を計算して、缶量を決定します。
例えばプライマーだと、184.5㎡を塗布するのに、平米あたり0.2kgを使用します。
よって184.5*0.2=36.9kg。
1缶で12Kg入っているので、36.9/12=3.075缶必要です。
つまり、プライマー材料は、4缶納入しました。
今回使用した材料の数量書です。(クリック拡大)⬇️
というわけで、私は、これからのウレタン防水にとても魅力を感じます。
ただし、以前の記事でも書きましたが、価格です。
もっと安価になるべき材料だとは思いますが。。。
環境問題などが叫ばれる中、需要は確実に増えていくと思います。
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