建築物の工事において、コンクリートの躯体と取付けたサッシュの隙間(溶接取付のためどうしても隙間が必要)を、モルタルで詰める作業を、建具廻り詰モルタルと称します。
モルタルを詰めるから、詰モルタルなのですが、建具に限らず、コンクリートと金物、コンクリートと床点検口、床見切り、ALC、鉄骨、エレベータードア枠、住宅基礎と土台との隙間、すべて、モルタル詰めと言います。
一言で言い表すとすれば、コンクリートとコンクリート以外の素材の間隙部へ、モルタルを充填して、埋める作業です。
詰めるモルタル材料は、外部は防水剤混合とします。
作業手順です。
最初にモルタルを詰める部位を清掃します。
これは、接着不良を防ぐ上でも重要な作業です。
次に,場所によりますが詰める片側に当て板をします。
詰めた反対側から材料がこぼれ落ちないようにするためです。
モルタルガン等を使用し、充填度を確認しながら、モルタルを詰めていきます。
はみ出たモルタルを取り除き、詰めたモルタルの表面を、コテ、刷毛等で仕上げます。
周りを清掃して完了です。
外部のサッシュ周りのモルタル詰めは、漏水の原因にもなり得るので、充分な注意が必要です。
下の写真は、某マンションの内部スチールドア枠にモルタルを詰めている作業状況です↓
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