コンクリートブロックとはコンクリート製品の中の一つで、建築や土木などの設計図書では「CB」と省略され呼ばれています。
コンクリートブロックはその圧縮強度等によって、A種、B種、C種の3種類に分類されています。
C種が、最も性能が良いブロックです。
基本的なブロックサイズは390mm*190mmで、厚みは100・120・150・190mmと4種類になります。
形状では、おおきく分けて以下3種類になります。
1.空洞コンクリートブロック
2.化粧コンクリートブロック
3.型枠コンクリートブロック
建築工事において、建物内部の耐火壁部分、外構工事における塀等に多々使用されています。
コンクリートブロックは、工業製品として規格化されており、どこでも簡単に入手でき、かつ、施工管理もコンクリートを打設するよりも簡単であることから、以前より、広く一般に普及しています。
さて,施工手順ですが、最初に、ブロックを積む部分に墨を出します。
コーナー部分には,縦遣り方を作成し、水平に積むためのレベルを水糸等を使用し、一段ずつ、モルタルを詰めながら積んでいきます。
その際に、凝結を始めたモルタルは、使用してはいけません。
また、モルタルと接するブロックの面は,原則として,水湿しを行ないます。
横目地モルタルはブロック上端全面に,縦目地モルタルは接合面に,それぞれ隙間なく塗り付け,ブロックは墨に合わせ,通りよく目違いなく積んでいきます。
化粧積み面の汚れは,その都度清掃します。
横筋を挿入する部分には,横筋用ブロックを使用します。
また,横筋は縦筋との交差部の要所を結束線で緊結する必要があります。
縦目地空洞部には,ブロック2段以下ごとに,適切にモルタル又はコンクリートを充填します。
目地モルタルの硬化に先立ち,コテで押さえて目地ずりを行ないます。
化粧目地は,目地押えを行い,ちりが一様になるように仕上げます。
コンクリートブロックは目地をモルタルで作り一つ一つ積み上げていきます。
そのため、目地のモルタルの硬化時間があるため、1日にあまり高く積んでしまうとコンクリートブロックの重みで目地がつぶれてしまいます。
よって、1日に積み上げられる高さは8段(1.6m)までと決まっています。
最近、コンクリートブロック塀は地震時に倒壊の危険が指摘されています。
水平方向の外力に弱いという欠点があるのです。
適正な箇所に適正な施工をすることが大切です。
また、インテリアとして、ガーデニングとして、様々なデザイン・形・サイズのブロックも、製品化されてきています。
いろいろな使い方が出来るのではないでしょうか。
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