サィディング記事の第3弾です。
過去に下記の記事を掲載しました。
サイディング材 「2006/10/12」 住宅などの外壁には、現在ほとんどサイディング材が使用されています。
外壁サイディング材について、記述します!
外壁サイディング張付の施工手順 「2012/01/22」 ご存知のように、サイディング材は、耐久性・耐火性にすぐれています。
外壁サイディング張付の施工手順
(窯業・金属サイディングなど)
また、表面仕上げは、塗装の他にタイル調・木目調など、バラエティに富んでいます。
軽量であり、リフォーム等には最も適しています。
防水性や外観をよくする方法の1つとなっています。
サイディングの材料は、木造住宅などで使用されることが圧倒的に多く、住宅を手がけることが少ない会社では、わからないことが多いと思います。
私も、経験が少なくサィディング貼にいつも悩まされています。
他の外壁仕上げと比較して、耐久性はどうなのか。
経済性はどうなのか。
たとえば、鉄骨造に施工するときはどのような下地を組めばよいのか、
住宅改修時の作業手順など、疑問点が多いのです。
でも、マニュアル(メーカ仕様)通りに施工をすることで、悩みは解決するのです。
今回は、さらに実際に施工した写真を交え説明します。
木造建造物の外壁に、サィディングを貼りました。
改修リフォームです。
基本的な作業の流れとしては、モルタル壁を撤去し、下地に断熱材を貼り(外断熱)、通気層を設置し、サイディングを貼りました。
それでは施工手順です。
材料
使用した材料は、大判のタテ張りです↓
(クリック拡大)
専用水切りと専用釘です↓
(クリック拡大)
下地の確認
構造体の垂直・水平・通りは、外壁の性能や仕上がりに大きな影響を及ぼすので、施工前にしっかり確認します。
割付の確認
割付けは、建物のデザイン・品質・施工性・コスト等の観点からきわめて重要な事項です。
施工に先立って施工図で十分に検討する必要があります。
また、割付けによっては、材料のロス及び施工能率に大幅に影響を及ぼします。
有効働き寸法、付属役物の寸法を考慮して目地割りを行うことが大切です。
防水テープ(窓廻りなど)・防水シート(タイベック)の施工
木胴縁の取付(胴縁通気工法の場合)
墨出し・基礎水切り・窓見切りの取付
建物の四周に水切りを取付けるための水平基準墨を出し、基礎水切りを取付けます。
また、窓廻りに専用見切りを取り付けます。
基礎水切り・窓周り見切り取付状況↓
(クリック拡大)
サイディング部材の加工
サィディング加工状況の写真です↓
(クリック拡大)
サイディング部材の取付
サイディングを片側から釘止めし、張ります。
留付は下地まで届く釘(32mm以上)を使用します。
貼付状況(クリック拡大)↓
専用釘で留めます(クリック拡大)↓
シーリング工事
塗装工事(無塗装品の場合)
補修・点検
以上で完了です。
各サィディングメーカーのマニュアルは、かなり詳細に施工手順が記載されています。
主要メーカー施工資料↓
ぜひ、記事を参考に、サィディング貼を施工してみて下さい。
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