建築工事現場のオイルタンク周りの埋め戻し状況です。
一般的に、埋め戻し土には腐食土や粘性土の含有量が少なく、透水性の良い砂質土を用いるのがベターです。
よって、土の粒度試験により均等係数が大きい、山砂が適しています。
締め固めは、川砂及び透水性の良い山砂の類の場合は水締めとし、透水性の悪い山砂の類及び粘土質の場合は、まきだし厚さ約30cm程度ごとにローラー、ランマーなどで締め固めながら埋め戻すことが原則です。
下記の写真は、30cmごとに、ランマー転圧を行い埋め戻しをしている作業状況です。
赤いスプレーで、30cmごとにしるしを付けています。
寒冷期に凍結土を埋め戻しの材料として使用すると、凍結土が溶けた際に地表面に、凹凸を発生させるのでさけるべきです。
また、設備電気工事の埋設配管周りも、地盤沈下の原因になりやすいので、十分な転圧が必要です。
埋め戻しに先立ち、埋め戻し部分の型枠材を撤去したあと、作業を実施します。
これは、型枠材を存置すると腐食により地盤の沈下を生じるためです。
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