帳場の一日

帳場の一日(その3)朝礼後

2007年1月9日

帳場の一日シリーズその3です。
さて、朝礼も終わり今日の仕事が本格的に始まります。
現場職員をわかりやすく、A所長、B副所長、C主任、D職員とします。
現場事務所に4人が戻り、それぞれの仕事を行います。
A所長は、今日は、何も予定が入っていないので、工事原価の詰めを、再検討する予定です。
朝から机に向かって計算機を叩いています。
B副所長は、昼から鉄骨業者との打ち合わせです。
2週間後に鉄骨を立てる予定なので、最終確認を含めた打ち合わせを行います。
その前に、設計事務所が、午前10時から配筋検査をする予定なので、立ち会います。
C主任は、朝から配筋のチェックをしています。
本数、太さ、定着、継手、圧接、かぶりなどをいろいろ見て廻っています。
D職員は、写真撮影です。
配筋検査完了後、昼より型枠を返すので、それまでに全て取り終わってなければなりません。
「型枠を返す」とは、片側だけ取り付いている枠を、両側取付けることです。
よって枠を返されると、上部からしか鉄筋は見えなくなります。
朝から小雨が降っているので、大変です。
工事写真を撮るときは、通常は、黒板をあてます。
雨のため、黒板にチョークで書くと消えるので、紙を貼ったり、ビニルをかぶしたりして、撮影します。
忙しく写真を撮っていると、そこに設備職人が近寄ってきました。

設備職人

「Dさん、実は、X5通りの梁に1ヶ所スリブを入れるのを忘れてしまったので、鉄筋を組み直して欲しいのだけれど」

D職員

「なに今頃そんなこといってんだよ」

設備職人

「昨晩、忘れたのに気付いて、配管経路を検討したのだけれど、どうしてもその部分に貫通しなければ納まらないんだよ」

D職員

「そんなことじゃ、昼から枠を付けれないじゃないか!」

どうも、D職員では、話が付かないようです。
この結果は次回に。
下の写真は、某現場の朝礼状況です↓

朝礼01

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