帳場の一日シリーズ第5回です。
A所長は、電卓の手を止め、現場視察に向かいます。
毎日、午前中必ず一度は、現場を見るようにしています。
まず、最初に警備員のところへ足を運び、声をかけました。
これは、彼が意識してそうしています。
この現場では、入口(仮囲いゲート部分)にガードマンボックスを設置し、常駐警備員を滞在させています。
A所長
「○○さん、ごくろうさん」
○○警備員
「ごくろうさまです」
A所長
「どうだい、最近自転車がふえてきてるんじゃないか?」
ちなみに、当現場は、雪解け(3月末)に着工し、現在4月末です。
○○警備員
「そうですね。ここ何日か晴天が続き、気温も上がってきているので、近所の人たちも通勤に使い始めているようです」
A所長
「そこの歩道養生の敷き鉄板の上を通行するときは、充分注意してくれよ」
○○警備員
「はい。わかりました」
所長はそれから、仮設電気盤のところへ、向かいました。
工事現場では、電気を使用するために電力会社と仮設電力契約を行い、使用します。
本日は、小雨が降ったりやんだりしているので、漏電の心配があります。
また、所長は、昔から現場内に無駄な照明が点灯していないか、気になって仕方が無いのです。
その後、各職長に声をかけながら、30〜40分程度で事務所に戻りました。
所長巡視日報として、記録に残し副所長に手渡しました。
そこには、次のような事が書かれていました。
1.A工区の、外部に廻っている仮設地足場手摺が、ぐらつき始めているので早急に点検整備する事。
2.B工区ピット部分に、型枠残材が放置されているのでかたづけること。
3.本日昼からの、型枠材搬入の手順を作業に入る前にもういちど関係者全員で、認知し合う事。
当現場では、毎日午後1時から作業安全打ち合わせを行っていますので、副所長はその場で、上記項目を発表し、対処しました。
下の写真は、型枠材料搬入状況です。
クレーンで吊って、各施工場所に運びます。
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