帳場の一日

帳場の一日(その5)所長巡視

2007年1月28日

帳場の一日シリーズ第5回です。

A所長は、電卓の手を止め、現場視察に向かいます。

毎日、午前中必ず一度は、現場を見るようにしています。

まず、最初に警備員のところへ足を運び、声をかけました。

これは、彼が意識してそうしています。

この現場では、入口(仮囲いゲート部分)にガードマンボックスを設置し、常駐警備員を滞在させています。

A所長

「○○さん、ごくろうさん」

○○警備員

「ごくろうさまです」

A所長

「どうだい、最近自転車がふえてきてるんじゃないか?」

ちなみに、当現場は、雪解け(3月末)に着工し、現在4月末です。
○○警備員

「そうですね。ここ何日か晴天が続き、気温も上がってきているので、近所の人たちも通勤に使い始めているようです」

A所長

「そこの歩道養生の敷き鉄板の上を通行するときは、充分注意してくれよ」

○○警備員

「はい。わかりました」

所長はそれから、仮設電気盤のところへ、向かいました。

工事現場では、電気を使用するために電力会社と仮設電力契約を行い、使用します。

本日は、小雨が降ったりやんだりしているので、漏電の心配があります。

また、所長は、昔から現場内に無駄な照明が点灯していないか、気になって仕方が無いのです。

その後、各職長に声をかけながら、30〜40分程度で事務所に戻りました。

所長巡視日報として、記録に残し副所長に手渡しました。

そこには、次のような事が書かれていました。

1.A工区の、外部に廻っている仮設地足場手摺が、ぐらつき始めているので早急に点検整備する事。
2.B工区ピット部分に、型枠残材が放置されているのでかたづけること。
3.本日昼からの、型枠材搬入の手順を作業に入る前にもういちど関係者全員で、認知し合う事。

当現場では、毎日午後1時から作業安全打ち合わせを行っていますので、副所長はその場で、上記項目を発表し、対処しました。

下の写真は、型枠材料搬入状況です。
クレーンで吊って、各施工場所に運びます。
型枠搬入01

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