防水工事

HT工法(耐火・断熱アスファルト防水)その1

2010年6月12日

今回は、屋根防水工法のひとつである、HT工法を紹介します。

この工法は、工期短縮・コスト削減を特徴としている耐火・断熱防水工法です。

耐火木片セメント板、硬質ウレタンフォーム、アスファルトシート等との組み合わせにより、耐火等をクリアし、あらゆるムーブメントに対応できる防水工法といえます。

某現場にて採用した平面部の仕様です。
1.耐火認定ルーフデッキ 亜鉛鉄板
QL99-75-12G
2.HTフォーム50mm
920mm*1220mm
HTボンドB・HTビス
HTUワッシャー併用
4箇所/1枚
3.強力ストライプZ
4.アスタイトM
5.強力ハイキャップ

使用材料及び製造業者です。

下地材
QL99-75-12G 規格 板厚 1.2mm、板幅 600mm、
製造業者 JFE建材㈱

防水材
強力ストライプZ  規格 1m*16m
製造業者 田島ルーフィング㈱
アスタイトM   規格 25kg/袋
製造業者 田島ルーフィング㈱
強力ハイキャップ 規格 1m*8m
製造業者 田島ルーフィング㈱

一般的な納まり断面詳細図です↓
(クリック拡大)
HT工法01

さて、それでは施工手順を紹介します。
最初に、施工条件ですが、下記気象条件の場合は施工中止とします。
1.降雨時又は、前日予報で降水確率が70%以上で施工当日朝も変わらず降雨が予想される場合。
2.強風(10m/s以上)により資材の飛散が考えられるとき。

施工手順
1.材料納入
デッキプレートは、鉄骨建て方完了後、梁に荷揚げします。
その際、鉄骨骨組みに対する付加荷重の分散を考慮し、突風による飛落事故が生じないようデッキプレートを数枚束ね(積み重ね高さ1m未満)、個々の滑り落ちを防ぐとともに支持物にロープ等で硬く縛り付けます。

下記写真は、デッキ材料と、仮敷込状況です↓
(クリック拡大)
HT工法デッキ材料01 HT工法デッキ敷込01

今回はここまでと致します。
次回はいよいよ、フローチャートをもとに手順を紹介します。

 

 

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