建具工事 試験・調査

「建具製品検査」その儀礼化してしまいがちな検査に要注意!

2009年12月28日

建築工事においては、現場ではなく、工場にて製作するものがあります。

代表的なものでは、鉄骨、サッシュ、金物、設備機器等が挙げられます。

これらは、製作時に工場で検査を行います。

そのひとつの、鋼製建具の工場における製品検査に関して記述いたします。

一般的に呼ばれている「サッシュ製品検査」は、施工業者、工事監理者(設計事務所等)が立会で、製品の製造過程および製作状況を確認します。

工場製品検査項目として、一般的に、寸法、雨仕舞、外観、色調、金具の取付状態、膜厚などを確認します。

最初に工場にて、一通りの説明を受けてから、視察します。

基本的に、現場納入予定のサッシュが予定通り、規定通り作られているかどうかを検査します。

現在の工場では、かなりオートメーション化が進んでいます。

寸法等は、数カ所対角線を、WH寸それぞれ計測します。

また、膜厚は、専用機器にて測定します。

下の写真は、某現場における製品検査状況です↓

左2枚が、スチールドアの検査で、右端が、アルミサッシュの寸法検査状況です。
(クリック拡大)
サッシュ製品検査01 サッシュ製品検査02 サッシュ製品検査04

型材を切断したあとに、複雑な加工が行われます。

下記写真は、建具を加工する機械のひとつです↓
(クリック拡大)
サッシュ製品検査03

それぞれの製品における検査項目を確認し、完了となります。

ともすれば、儀礼化してしまいがちな検査ですが、まえもって確認事項をまとめておき、疑問事項は積極的に確認し合うことが大切だと考えています。

今年最後の記事になりましたが、来年も又よろしくお願い致します。
皆様、良いお年をお迎えください。。

建具職人の千太郎

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