塗床の、塗替え工事を紹介します。
塗床工事は、以前も一度、記事「塗床工法(フェロコンハード)」にしています。
今回は、既存の工場の床を、耐久性エポキシ床材で、塗替える工法・手順です。
塗替え工事で、一番大切なことは、現場を事前に、十分調査することです。
この調査結果を検討し、材料の種類、作業工程、などが決定されます。
塗床は、多くの工場・倉庫・事務所などの床面に、施されています。
経済的で、耐久性・機能性等に優れた材料です。
しかし、塗床もハードな条件下では、次第に傷んできます。
また、材料の耐久性にはもちろん限界もあり、劣化も進んできます。
床用の塗料に求められる機能・性能は、下記です。
美観、
耐久性・耐摩耗性、
耐候性、
耐荷重・耐衝撃性、
耐薬品性・耐油性、
耐水性⇔透湿性、
防汚性能・防塵性・抗菌性、
清潔性・清掃の容易さ、
強度⇔柔軟性、
下地との相性、
安全性(防滑性)、
クラック追従性、
速乾性(業務への影響)、
環境性能(VOC含有度)、
作業性(施工時の)、
タッチアップ性(補修の容易さ)、
経済性
既存床のこのような機能・性能を変えること無く、塗替え工事をおこないます。
手順は以下です。
床用塗料の塗替え工事 施工手順
【1】下地調査 下地の材質、状態を確認します。(傷み、汚れ、割れ…等)
【2】撤去調整 既存の床の塗床材を撤去し、サンディング処理を行います。
【3】素地調整 下地の汚れ落とし、突起物、ゴミ・ダスト、クラック・不陸の修正、目荒らしなどを行ないます。
下記写真は、某建築工事現場の、塗床撤去状況です↓
(クリック拡大)
床研磨機(ハツリ機・ポリッシャー)などを使用して、床材を撤去しています↓
(クリック拡大)
その後は、一般的なエポキシ塗床の工程・作業手順となります。
以下、次回とします。
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