解体工事

巨大ハサミ(建築解体工事現場)コンクリート圧搾機

2011年12月4日

9回目の解体工事の記事です。

コンクリート造の建物などを解体する際には、通常、解体仕様機を使います。
この機械は、さまざまな解体用アタッチメントに対応できる解体工事に適したベースマシンです。
このマシンに、コンクリート圧砕機(大割)などを取り付けて、コンクリートを破砕します。

解体工事現場では、機械の、耐久性・安定性・安全性が求められます。
下記写真は、アタッチメントの一つである圧砕機です↓
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通常、解体手順は、次の(1)から(7)によります。
ただし、解体施工の技術上これにより難い場合は手順を変更し、監督職員に報告・協議します。

(1) 建築設備(便器・照明器具・換気扇・エアコン・什器類・UB・湯沸器・ボイラー等)
(2) 内・外装材
(3) 屋根葺材等
(4) 躯体
(5) 基礎・杭その他
(6) 構内舗装等
(7) 地下埋設物、埋設配管(最初に、おおもとで閉止・切断しておきます)

圧砕機形状寸法↓
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コンクリート解体などで用いる「破砕解体」とは、次の用語定義に基づいています。

(1)「分別解体」とは、建築物等に用いられた建設資材に係る廃棄物等をその処理形態
に応じて分別し、当該建築物を計画的に解体する行為をいう。
(2)「破砕解体」とは、圧砕機又はブレーカー等により、躯体を破砕して解体する行為
をいう。
(3)「転倒解体」とは、壁・柱等の転倒方向を定め脚部の一部を破壊し、所定の方向に
転倒させ解体する行為をいう。
(4)「部材解体」とは、カッター又はワイヤソー等により、躯体を部材ごと、又は柱と
梁等の部材が組み合ったブロックごとに、切り離し解体する行為をいう。
(5)「自立状態」とは、対象となる柱又は壁等が、控えとなっていた他の架構や壁等か
ら切り離され、自立した状態をいう。

このような解体の手法を用いて、建物を解体してゆきます。
現在は、市街地作業に適した、低騒音、低振動の機械が求められます。

圧砕機取付状況↓
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