以前、紹介したウレタン吹付工事に関連した記事です。↓
2006/11/26 ウレタンガンとシーリングガン
2006/12/15 ウレタン吹付(断熱工法)
2007/01/25 ウレタン補修状況
2007/02/16 建築工事現場における、ウレタン吹付けの厚さ検査を紹介します!
2008/01/06 ウレタン工事と現場火災
今迄、いろいろ書いてきましたが、施工するにあたって、注意するポイントを三つ紹介します。
下記を、ご覧下さい。
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テクニックその1 ・・・・・・できるだけ均一に吹き付ける!
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テクニックその2 ・・・・・・火気厳禁!
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テクニックその3 ・・・・・・養生がすべて!
それでは、テクニック1から説明します。
ウレタン吹付工法は、壁天井などに、ウレタン材をガンから吹き付けるのですが、厚さ通り吹くのには、経験と技術が不可欠です。
最近、ほとんどの建物は、内部壁・梁・スラブにウレタン吹付を施工します。
つまり、断熱材(スタイロフォームなど)を貼り付けるのではなく、ウレタンを吹く事が多いのです。
一般的なウレタン吹付厚さは、以下の通りです。
壁・・・30mm、40mm、50mm
梁・・・壁同等
スラブ・・・一般階(外部巻き返し部分)20mm、30mm
屋上 50mm、60mm、70mm
もちろん、上記の数値以外の場合もあります。
(下記参照)
1.北側の壁は、他の方位の壁より厚く吹く。
2.一般階のスラブを、すべてウレタン吹付とする。
厚さを均一に吹き付けることは、材料の無駄を防ぎ、施工精度の向上につながるのです。
次のテクニック2は、火気厳禁です。
これは、ウレタン吹付施工のすべてに優先されます。
つまり、火を使う作業は、並行しては、絶対に禁止です。
詳しくは、以前の記事「ウレタン工事と現場火災」を参照下さい。
最後に、テクニック3「養生がすべて」です。
施工する際に、ウレタンを吹かない部分は、すべて薄ビニル・ブルーシートなどで、養生します。
この作業は、結構時間がかかります。
また、養生すると他の作業が出来なくなるので、この養生〜吹き付け作業〜養生撤去までの一連の流れが、全工程に影響を及ぼします。
もちろん、開口部、窓、吊り棒、床など、養生する範囲は多岐にわたり、その精度も要求されます。
施工前に施工範囲・工程などの、綿密な打合せが必要です。
養生を見ると、施工業者の程度がわかると言っても過言ではないでしょう。
以上、この3ポイントをしっかり押さえれば、ウレタン吹付工法を、問題なく施工できます。
これからはウレタン吹付け工法が必要不可欠です。
ぜひ一度、施工してみてください。
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