産廃処理

白ナンバー・緑ナンバーについて解体工事現場の6個の事例

2011年3月6日

今回は、ちょっと趣向を変えて、白ナンバー・緑ナンバー(青ナンバー)について書いてみます。

トラックのナンバープレートには、緑と白の2種類があります。

一般的に、緑ナンバーは輸送を専門に行う事業者の「営業用トラック」で、会社や個人等から依頼された荷物を責任をも って確実に届けるという仕事を行っています。

一方、白ナンバーは会社やお店が自分で所有する「自家用トラック」で 、自分たちが仕事で扱う商品や荷物を運んでいます。

そのなかで、建築解体現場などで使用している、産業廃棄物の収集運搬の白ナンバー、緑ナンバーについて記述します。

例1:
解体材の、収集運搬のみを行う場合は緑ナンバーが必要。

例2:
解体工事に伴う産業廃棄物(解体材)を運搬する場合で、 解体+解体材処理を請け負わせた場合で、請け負った会社が自社で運搬する場合は、白ナンバーで問題なし。

例3:
例2で運搬を下請けに出した場合(応援のダンプ等)は、緑ナンバーが必要。

例4:
収集運搬のみを行う場合で、運搬業者が自社で処理する場合は 白ナンバーで問題ありません。

例5:
解体工事を手間と運搬で下請けを分けた場合、運搬を請け負った会社は、緑ナンバーとなり、白ナンバーは違法となります。

例6:
解体工事ではない通常の産業廃棄物の運搬のトラック車は、 基本的に自社で処理してないので、緑ナンバーとなり、白ナンバーは違法です。

分かりやすく紹介したつもりですが、結構ややこしいですね。

もうちょっと、例を挙げると、
洗濯屋さんが自分の会社で洗濯した洗濯物を、自分の会社の車で運ぶのは、白ナンバーでOK。

下請けなどに運搬を請け負わせた場合は、その運搬車は、緑ナンバーとなります。

ピザ屋さんが自分の会社で作ったピザを、自分の会社の車で運ぶのは、白ナンバーでOK.
同じく、下請けなどに運搬を請け負わせた場合は、その運搬車は、緑ナンバーとなります。

下記写真は、某解体現場における、白ナンバーと緑ナンバーの運搬車です↓

街を走っている運搬車もこのような観点で眺めてみると、新しい発見があるかもしれません。

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