内外装工事

クロス屋さんのクロス張り(内装工事)常識論

2007年11月18日

総入場者数 4,377 人

以前(2006/12/25)の記事天井クロス張状況にて、クロスの材料、種類、特徴等を主に紹介しました。

今回は、施工面を重点的に記述します。

建築工事共通仕様書では、クロス張り工事は「19章内装工事」の「8節 壁紙張り」に分類されています。

適用範囲は、モルタル面、コンクリート面及びボード面に施す各種壁紙張りとなっています。

仕様書による材料の定義は、下記です。

(a) 壁紙はJISA 6921(壁紙)により,建築基準法に基づく防火材料の指定又は認定を受けたものとし,品質及び防火性能は特記による。
ただし,壁紙のホルムアルデヒド放散量は、特記による。
特記がなければ,F☆☆☆☆とする。

(b) 接着剤は酢酸ビニル樹脂系エマルション形等とJIS A 6922(壁紙施工用及び建具用でん粉系接着剤)を混合したものとし、使用量は固型換算量(乾燥質量)30g/m2以下とする。
ただし、接着剤のホルムアルデヒド放散量は,特記による。
特記がなければ、F☆☆☆☆とする。

(c) 素地ごしらえに用いるパテ及び吸込止め(シーラー)は、壁紙専用のものとする。

(d) 湿気の多い場所、外壁内面のせっこうボード直張り下地等の場合は、防かび剤入り接着剤、防かび剤入りシーラーを使用する。

(e) 下地に使われる釘小ねじ等の金物類は,黄銅,ステンレス製等を除き,錆止め処理をする。

さて、施工は当然、下地処理からです。

石膏ボード面の素地ごしらえは、乾燥、汚れ付着物除去、穴埋めパテかい、研磨紙ずり、吸い込み止めと進んで行きます。

JIS A 6921(壁紙)に定める隠ぺい性3級のもので,素地面の見え透くおそれのある場合は,素地面の色調を調整します。

張付けは,壁紙を下地に直接張り付けるものとし、たるみ、模様等の食違いのないよう、裁ち合わせて張り付けます。

具体的には、ブラシ等を使用し、クロス表面をこすって中に入った空気を外へ出し、ヘラを当ててカッターで不要な部分をカットし、1枚目を張り付けていきます。

2枚目を張る際には、1枚目と隣り合う部分を同じく1cmほど重ねて張っておき、2枚重ねてカットします。

つなぎ目にローラーをかけて密着させると、ジョイント部分は、ほとんど目立ちません。

最後に、防火材料の指定又は認定を受けた壁紙には、適切な表示(シール貼り)を行います。

クロスを張る際に欠かせない道具が、自動糊付け機と呼ばれる機械です。

使用方法は、まず接着剤を水で溶いて攪拌し、機械に入れます。

クロスの材料を、機械の裏側にセットします。

機械の回転式のカッター部分で、クロスが自動でカットされ、材料に接着剤がローラーで塗布されて出てきます。

その後、接着剤がクロス表面につかないように、つづら折りに保管しておきます。

接着剤は半日程度乾くことがありません。

下記写真は、壁部分のクロス張り付け状況と、糊付け機械です。

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