今回は、複合浸透性塗布防水です。
店舗建築の、外壁腰部分に塗布しました。
材料は、大日化成㈱の ビッグサン複合防水(GA-2工法)です。
下地は、平滑なコンクリートで施工しました。
今回、使用した材料は、エマルジョンタイプですから、塗布対象物が湿潤な状態でも、そのまま施工することが可能でした。
このことにより、北海道のいまの時期でも、工期の短縮化を図り、作業性を飛躍させることが出来ます。
下記は、材料の特徴です。(以下ビッグサンカタログ参照)
- 常温施工が可能で、有機溶剤系防水材と比べて人体に安全です。
- 各種下地(モルタル、コンクリート、鉄板、アスファルト、ウレタンなど)に対して優れた接着性を有します。
- 経時変化に強い。(下地の動きに追従する)
- 曲面、勾配、段差への施工が可能。
それでは、施工手順です。
1.下地調整
- ホウキ、ハケ等を使用し、防水施工面のゴミ、チリ等を除去する。
- コンクリートまたは モルタルの表面に汚れやレイタンスがある場合は、サンダーなどで除去する。
- また、平面に水たまりがある場合は、ウヱス、スポンジ等により除去し、乾燥させる。
2.下塗工程
- 下塗り材料を混ぜ合わせます。
- 材料の写真です↓(クリック拡大)
- 材料と水道水を、 バケツ等の容器で攪拌する 。
- 材料を少しずつ添加しながら ダマができないように、攪拌する。
- 季節、下地、使用部位 、及び塗布用具に合わせて水の添加量を調整する。
- なお、添加水は水道水を使用する 。
- 混練 した材料を左官ゴテ、ローラー等で、施工面に、均一に塗布する 。
- 新しく材料を配合 、混練する際には、使い残しの材料を混合しない 。
- 初期混練後、水は追加しない。
- 一度に、基準塗布量以上の厚塗り はさける。
- 混練した材料は、 1時間 ( 20℃) 以内に使用する。
3.上塗り工程
- 使用材料 、配合比率、混練方法は、下塗りと同様に行う。
- 下塗り乾燥後に、混練した材料を、左官 ゴテ、ロー ラ一等で、施工面に均一 に塗布する。
- 下記写真参照↓(クリック拡大)
今後、このような材料は、自然環境への配慮がとても大切になってきます。
そしてより効果的で、経済的な防水材が、開発されていくのを期待します。
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