杭工事
それでは、H型PCパイルの特長です。。。
1.強度が大きい
PC杭(プレテンション方式のプレストレストコンクリート杭)のため曲げに強く、プレストレストにより取扱い時におけるクラックの心配がありません。
コンクリートの圧縮強度が高く、錆に強く、耐衝撃性にも優れています。
H型の断面(200*200)で、φ250mm円筒杭に比べると周面長が長く、周面摩擦を大きく採用できるため、大きな支持力で建物を支える事ができます。
周長比較 H型 200*4+200*2=1200mm
円筒型 250*3.14=785mm
この施工方法は、小型専用施工機械による回転埋設方式で行われます。
よって、施工時に発生する振動、騒音を最小限に抑えることが可能です。
また、施工手順が単純で、スピーディーな工程が可能です。
環境に優しい杭工法といえると思います。
杭を打設する手順を、紹介します。
これから紹介するビデオは、建築工事現場において、セメントミルク工法により構築した「杭工事」の手順を撮影した映像です。
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スパイラルオーガーと先端ビットにより、掘削液を注入しながら地盤を掘削し、所定の深度に達したら、根固め液に切り替えて支持層の土砂を、掘削・攪拌します。
継杭とは、必要な杭の長さが、一本の杭では足りない場合に、継手を設けて打設時に連結して打ち込む杭のことをいいます。
先に打ち込む杭が下杭、それに継ぐ杭が上杭と呼ばれます。
例えば、施工杭長が15mという事であれば、上杭C種=7mと下杭A種=8mの2本杭を溶接で連結し施工したりします。
杭の現場継手は、溶接継手と無溶接継手とありますが、今回は溶接継手の半自動溶接という方法を、記述します。
こういった特殊作業には、専用の資格が必要となり、資格を持った技能者が施工に当たります。