某マンションの、内装工事の、壁下地です。
床と天井部分に、はわしてある材料をランナーと言います。
ランナー両端部の固定位置は、端部から50mm内側とします。
コンクリートスラブへの固定には、低速式びょう打銃を使用します。
そこにスタッドと呼ばれる材料を差し込み、半回転させて、立てていきます。
仕上げのボード類はスタッドに直接タッピングネジの類で取付けるため、間隔を精度よく立て込む必要があります。
スタッドは、ねじれの無いものを使用し、上部ランナーの高さに合わせて切断します。
上部ランナーの上端とスタッド天端の隙間は、10mm以下とします。
通常、下張りがある場合は、450mmピッチに、無い場合は、300mmピッチに立てていきます。
壁下地に用いる鋼材は、JISA6517の規定に適合する製品により、50形、65形、75形、90形、100形があり、高さにより使い分けられています。
スタッドの高さによる区分としては、
50形 高さ2.7m以下
65形 高さ4.0m以下
90形 高さ4.0mを超え4.5m以下
100形 高さ4.5mを超え5m以下
です。
ただし、50形は、RC壁等の片面仕上げの下地を想定しており、自立壁(間仕切り壁)の下地は適用外となります。
施工計画書には、下記事項を明記します。
- 工程表(室別、場所別)
- 製造所名、施工業者名及び管理組織
- 使用部材の種類、寸法
- ランナー取付け工具
- 開口部等の補強方法
- 養生方法
- 品質計画(作業のフロー、管理の項目・水準・方法、品質管理体制・管理責任者、品質記録文書の書式とその管理方法等)
下記写真は、某マンションのLGS壁間仕切り状況です。↓
(クリック拡大)
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