
ウレタン断熱工法に関しては、以前の記事を読み返してみてください。
(2007-01-25 ウレタン補修状況)(2006-12-15 ウレタン吹付断熱工法)
下の写真において、ウレタンに刺さっているピンク色のピンが、ウレタンの厚さ10mmになっており、自主検査などで厚さをチェックしておき、工事監理者の検査がおこなわれます。
通常、任意のポイントに、監理者が、専用の先の尖ったスケールを刺して、厚さを確認します。
ウレタンを均一の厚さに、全面吹付けるのは、結構技術が必要です。
人間の手で、吹付けるわけですから、例えば30mmの厚さであれば、それ以上の厚さの感覚にて、施工しない限りは、どうしても30mmより薄い部分ができてしまいます。
吹いた後に発砲するわけですから、難しいですよね。
だからといって、厚く吹きすぎると材料の損失ばかりではなく、仕上げ寸法に関係してきて、いろいろな部分が納まらなくなってしまいます。
施工するにあたり、施工範囲外の養生も大切です。
施工計画書の記載事項を下記に示します。
1.工程表
2.製造所名及び施工業者名
3.作業者の能力(有資格等;1,2級絶縁施工技能士)
4.品質、厚さ等(難燃性、施工厚さ等)
5.工法(下地の確認及び処置方法、吹付方法、補修方法等)
6.養生方法(保管方法、吹付作業時の周辺への養生方法、施行後の養生方法等)
7.安全衛生(保護具の着用、火気に対する留意事項、換気方法等)
8.品質計画(作業のフロー、管理の項目・水準・方法、品質管理体制・管理責任者、品質記録文書の書式とその管理方法等)
関連記事もご覧ください