RC造のマンションにてウレタンを吹き付けている作業状況です。
作業は、マスクをして行われます。
価格と断熱性能を追求すると、現在コンクリート造では、一番一般的に用いられる工法です。
北海道では、RC造のほとんどが、ウレタン吹付工法を使用しています。
昔は、現場火災の危険がかなりありました。
よく施工後、まだガスが発生しているので、タバコはもちろんすべての火気は厳禁でした。
火災事故もかなり起きていました。
材料の材質変更により、現在は、かなり軽減しています。
品質管理としては、ピンを刺して、厚さの確認をおこないます。
道内の一般的マンションでの吹付厚さは、壁30mmm、スラブ巻き返し下部30mm、上部15mm、最上階50mm程度です。
もちろん、道北と道南では違いますし、北面は、多少厚くしたりすることもあります。
木造住宅などの断熱材として一般的に使われるグラスウールなどは、施工しても、外壁と断熱材の間に必ず隙間が生じます。
その結果、この部分に内部結露が起こり、腐食、断熱性能の低下といった原因となります。
ウレタン吹付は、全面に隙間なく吹き付けるため、外壁との間に隙間ができません。
よって、熱損失や経年変化により断熱性能が低下することがありません。
また、断熱材自体の吸水性が低く、グラスウールなどに比べて断熱性能の低下という経年変化が少ないのも特長のひとつです。
最近は、環境負荷が最小のノンフロン硬質ウレタン発泡方式がおおいようです。
ウレタンの原材料の持っている性質に関して、今後調べてみたいと考えています。
写真の右側の白っぽく見えている部分がウレタン部分です。
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