塗装工事の見積書を紹介します。

同じ材料を同じ部位に塗布したとしても、作業環境(内外)の違いから単価が違ってくるというのがその理由です。
通常は、材料と手間を一緒にした複合単価を書き込みます。
塗装の種類を内訳部分に書き入れ、さらに施工する部分及び下地の種類を記入します。
施工する部位の種別は、床、壁、天井などとわけます。
当然作業体勢等が違ってきますので、同じ材料でも単価が違います。
下地(素地と呼びます)の種類(どのような下地に塗装するのか)により、さらに単価が違ってきます。
建築工事の対象となる素地は、コンクリート、ALC、押出成形セメント板、木部、鉄部、石膏ボード、ボード、モルタルなどです。
素地ごしらえ(下地処理)が、施工的に一番大切な作業で、価格にも影響してきます。
また、高さ3m、長さ10mの壁を塗装する場合、「30m2*単価=金額」となりますが、1m幅ごとに色を変えるとなると、使用する材料の量は同じですが、手間が大幅に違ってきます。
このように、塗装工事は、養生手間にかかる費用にて、かなりの差が出てきます。
材料の種類は多々あるのですが、一般的には、下記見積書に明示している種類が主です。
下記にて紹介している内訳書は、マンションの一例です。
最近は、外部はほとんどタイル張りが多く、塗装工事が減っているのが現実です。
但し、どのような建物でも、塗装工事がまったくない建物はほとんどなく、仕上げ工事の重要な工種のひとつです。
|
関連記事もご覧ください