見積書

塗装工事の見積内訳書(内部と外部に分けてその仕様を記入)の作り方!

2007年6月23日

塗装工事の見積書を紹介します。

この工種の見積書は、一般的に外部と内部に分ける事が多いです。

同じ材料を同じ部位に塗布したとしても、作業環境(内外)の違いから単価が違ってくるというのがその理由です。

通常は、材料と手間を一緒にした複合単価を書き込みます。

塗装の種類を内訳部分に書き入れ、さらに施工する部分及び下地の種類を記入します。

施工する部位の種別は、床、壁、天井などとわけます。

当然作業体勢等が違ってきますので、同じ材料でも単価が違います。

下地(素地と呼びます)の種類(どのような下地に塗装するのか)により、さらに単価が違ってきます。

建築工事の対象となる素地は、コンクリート、ALC、押出成形セメント板、木部、鉄部、石膏ボード、ボード、モルタルなどです。

素地ごしらえ(下地処理)が、施工的に一番大切な作業で、価格にも影響してきます。

また、高さ3m、長さ10mの壁を塗装する場合、「30m2*単価=金額」となりますが、1m幅ごとに色を変えるとなると、使用する材料の量は同じですが、手間が大幅に違ってきます。

このように、塗装工事は、養生手間にかかる費用にて、かなりの差が出てきます。

材料の種類は多々あるのですが、一般的には、下記見積書に明示している種類が主です。

下記にて紹介している内訳書は、マンションの一例です。

最近は、外部はほとんどタイル張りが多く、塗装工事が減っているのが現実です。

但し、どのような建物でも、塗装工事がまったくない建物はほとんどなく、仕上げ工事の重要な工種のひとつです。

B建築工事 (単価、金額は参考価格)

名   称 仕 様 数量 単位 単価 金 額

20 塗装工事

<外部>

A 壁 アクリル系吹付タイル コンクリート面 40.8 m2 1,200 48,960

B 階段手摺 アクリル系吹付タイル 同上 304.5 m2 1,200 365,400

C 段裏 リシン吹付 同上 93.2 m2 1,000 93,200

D バルコニー上裏 リシン吹付 同上 645 m2 1,000 645,000

<内部>

E 床 防塵塗装 ノンスリップ仕様 74 m2 2,000 148,000

F 壁 AEP ボード面 16 m2 3,000 48,000

G 壁 アクリル系吹付タイル コンクリート面 302.6 m2 1,100 332,860

H 壁 アクリル系吹付タイル ボード面 23.9 m2 1,300 31,070

I 天井 VP ボード面 128.7 m2 1,200 154,440

J 鋼枠 SOP 幅140 150.4 500 75,200

K 木枠 OP 幅150 88.1 500 44,050

端数処理 1 -6,180

合   計 1,980,000
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